2022.12.16(金)
朝の8時ごろ、急に腹痛に襲われる。
あまりの痛みに耐えきれず、家にあった鎮痛薬を飲み、仕事を休み、ベットで痛みに耐えながら横になっていた。
閉経してもうずいぶん経つのだが、とにかく生理痛の最大級のような強い痛みで、なんなら陣痛よりも痛いんじゃないかというくらいだった。
下腹部を強い力でぎゅーーーーっとつかまれた感じの痛み。
痛みに耐えながら、この原因は何なのだろうかとグーグルで調べてみる。
すると、閉経後にも生理痛のような痛みがある方が結構おられることを発見。
1日痛みに耐えながら、明日はよくなっていることを祈る。
2022.12.17(土)
夕方に歯医者のメンテナンス予約をしていたが、腹痛でとても行くことができず朝9時にキャンセルの電話を入れる。
パートナーにロキソニンを買ってきてもらい(昨日飲んだのはバファリン)飲んで痛みの様子を見る。
なんとなく少し良くなったような気がしたので、昨日仕事に持っていくはずだったお弁当を少し食べる。
痛みは相変わらずで、やはり経験値としては生理痛に近い。
ただ、寝返りを打つ時が異常に痛い。
痛いし、辛いし、もう助けて…としか出てこない。
夕方、娘が白湯を入れてベッドまで持ってきてくれた。
みかんも3ついただく。水分がありがたい。
2022.12.18(日)
毎週できるだけ通うようにして、予約を入れている加圧トレーニングだが、今日行くはずだった予約は金曜日に早々に無理だと判断してキャンセルした。
痛みはますますひどくなっている。
ロキソニンを飲んでも、少しマシになったかと思えばすぐに効かなくなる。
生理痛的な痛みから、胃痛のような気もしてきたし、おなか全体が痛い。
痛みの感じも、びらん性胃炎の時のようなのに近くなってきた。
今日も白湯とみかんのみで水分補給。
食事はとてもとる気がしない。
寝返りを打つだけで痛いし、ほんとに泣きたくなるほど痛い。
寝返りを打つたびに大汗が出てくる。
明日もおさまらなければ、病院に行くと家族に約束する。
2022.12.19(月)
痛みがおさまるどころか、ベッドから立ち上がってトイレに行くのも辛い。
病院に行くために着替えるのさえ一苦労。
今日も仕事を休む連絡をする。
10:00から開いている個人の消化器内科の病院へタクシーで向かう。
心配して娘が同行してくれた。
診察してもらったが、
「ここまでひどいのになぜ救急車を呼ばなかったのか」
「ここでは検査できない」
と言われ、ロキソニンを飲んでいたことも叱られる。
近くの総合病院への紹介状を書いてもらい、徒歩で向かうが、普段なら10分くらいのはずなのに30分以上かかってやっと到着。
この時点で、疲労困憊。
受付で紹介状を渡し、消化器内科を受診。
血液検査、尿検査、CTスキャンを受けたのち、再度消化器内科で検査結果を告げられたのが、
「腸が破れて、穴があいてます」
ガーーーーーーーーーーン!!!
「その穴から便が腹部に漏れているため、大腸菌や最近がおなかに沁み込んで炎症をおこしています」
「あなた、今普通に座ってるけれど、生死にかかわるんですよ!」
と叱られる。
「すぐに手術しますので、外科に行ってください」と言われ、おもわず
「今!ですか?」と聞き返すと
「今、すぐです。今から緊急手術します」
と宣言され、車椅子で外科に回される。
外科で、再び検査。
手術になるので、HIVとコロナの検査、心電図、両腕から再度高精度の血液検査を受けて外科に戻る。
手術の内容を聴きつつ、手術と麻酔科の何枚もの同意書にサインしながら、手術後はできなくなるので仕事先や関係各所に急いで連絡を入れる。 電話がつながらなかった方は、メールとラインでとりあえず報告。
「最低2週間は入院になりますよ」と言われた。
…ということは、クリスマスもお正月も病院じゃないか!
ガーーーーーーーーーーン!!!
一応、連絡を一通り終えたあと、すぐに手術着に着替えて16:00過ぎに手術室へ。
全身麻酔。
深く息を吸ってー、吐いてーと何回か言われているうちに、コテッとなったよう。
気づいたら、ICUで、時間は19:00。
娘がいたような気がするが、こちらも意識が朦朧としてよく覚えていない。
麻酔が切れてから、なかなか寝付けなくて、隣の方が「痛いー。助けて、あ゙ーゔー」とずっとうなっているので、週末の自分を見ているようだ泣けてきた。
その方も定期的に鎮痛剤を飲んでいるようで、少しの間は静かになるが、またすぐにうなり出すので、本当に辛そう。
今日は私のほかに5人の方がICUにいるらしい。
他の3人の方は、自分の病気のことで必死なのかとても静かに休んでおられます。
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