この時期の習慣が、将来の歯並びと健康を大きく左右します。
しかし、子どもの自立が進むにつれて、親の目が届きにくくなり、知らず知らずのうちに「やってはいけない」習慣を身につけてしまっていることがあるかもしれません。
今回は、小児歯科医・杉原麻美氏の著書『歯並びをよくする離乳食・幼児食』よりより、子どもの歯並びを悪くするNG習慣などをご紹介します。
離乳食・幼児食の後、小学生、中学生へと成長するにあたり、食事で気をつけたいことがあります。
幼児食までは大人が付き添い、食べるときに補助をしたり見守ったりできましたが、小学生以降は、より自立して基本的にはひとりで食事をとるようになってきます。
小学生に上がると、習い事や塾、部活などで帰宅時間が遅くなり、家族と一緒に食事をとれなくなる日が増えることもあるかもしれません。
そうすると、ひとりで別に食事をすることになるため、大人がそばにいて見守ることも少なくなってきます。
食事の姿勢がだらけてくるのも、その頃だといってよいでしょう。
ついているテレビを見るために横向きの体勢で食事をしたりするかもしれません。
また、早く食べ終わろうとかきこんで、よく噛んでいないこともあるでしょう。
勉強中にお菓子をだらだらと食べて、ジュースを飲んでしまうのも、虫歯の原因のひとつです。
だらだらと長い時間お菓子を食べるということは、口内に糖分がとどまってしまうということです。
歯に吸着して虫歯になりやすくなる原因になります。
また、勉強中、授業中にほお杖をついたり、体が斜めになった姿勢が習慣づいてしまうと、歯並びにも影響が出てきます。
小学生以降も、食事はよく噛む食材を使うものにしましょう。
よく噛む、しっかりと飲み込む、姿勢を気をつけるといったことを見守りながら、本人が自然に習慣づくようになることが理想です。
悪い姿勢は習慣化すると、そのままクセとなりなかなか矯正することができません。
テレビを見ながらの食事はほお杖をついたり、足を組んだりなどの悪い姿勢になりがちです。
早食いなどは気になったときにその都度、ひとこと伝えられるといいですね。
だらけた姿勢はNG
食事中には肘をつかないよう気をつけましょう。
また、座るとき足を組んだり、ぶらぶらさせずに床にしっかりと両足をつけるように言い聞かせましょう。
床に足をつけることで、噛むときに力が入ります。
ながら食べはNG
テレビを見ながらの食事は、そちらに気を取られてしまい、そしゃくと嚥下がおろそかになります。
テレビを見たいがために変な姿勢で食べたりすることもあるでしょう。
食事中はテレビを消すようにして、家族で今日あったことを話したりして、会話を楽しむようにしてみてください。
早食いはNG
丼、卵かけごはん、納豆ごはんなど、かきこんで食べるものは大人でもよく噛まずに流し込んでしまいます。
料理としては作りやすいのですが、食卓に出す頻度はできるだけ減らすようにしたいものです。
代わりに、よく噛める食材を入れるなどの工夫をしてみるのもよいでしょう。
まとめ
家族全員が顔をそろえて食事をするのは難しいとしても、家族の誰かしらと食卓を囲むように努力したいものです。