1.自分の名前を覚える
2.飼い主の声を判別できる
3.人の意図を汲んだ行動ができる
4.人間の行動を真似できる
5.200語ほどの単語を覚えられる
★ 猫の知能レベルは何歳くらい?
★ まとめ
猫は賢さではかると犬に劣ると思っている人も多いかもしれませんが、実際には猫も高い認知能力があり、さまざまなことを学習して実践することができます。
ここでは、猫の認知レベルに関する5つの知識をご紹介します。
1.自分の名前を覚える
猫は名前を呼んでも来ないといわれていますが、多くの飼い主さんは「そんなことない」と思っているのではないでしょうか。
実際、猫は自分の名前を音として識別し、ほかの言葉と区別することができます。
複数の単語を聞かせる実験でも、自分の名前だけを聞き分けて反応を示すことがわかっています。
一見すると無視しているように見えるときでも、よく見ていると耳を動かしたり、しっぽを振ったりと名前に対してなんらかの反応を示している場合も多いことは猫の飼い主さんならご存じですね。
2.飼い主の声を判別できる
猫は飼い主さんの声を聞き分けているといわれています。
どうやら、飼い主さんの声の高さやリズム、話し方の癖などを記憶し、他人の声と聞き分けるらしいのです。
実際に行われた実験でも、知らない人の声には無反応なのに飼い主さんの声には反応を示すケースが確認されています。
姿が見えなくても声だけで安心したり、逆に警戒を強めたりする可能性もあるかもしれませんね。
3.人の意図を汲んだ行動ができる
猫は人間の指さしを理解し、行動をすることができる可能性が示されています。
近年の研究では、猫が人間の視線や表情、顔の向きからも情報を読み取り、行動の判断に活かしていることも報告されています。
指さしへの反応も飼い主さんの行動を観察した結果だと考えられるでしょう。
また、見知らぬ状況に直面したとき、飼い主さんの態度を参考にして自分の行動を決めているともいわれています。
つまり、猫は人間の意図や状況をある程度読み取る力を持っていると考えられるでしょう。
4.人間の行動を真似できる
猫は人の動作を観察し、それを手がかりに行動を再現することがあります。
たとえば、一回転する、横になる、引き出しを開けるといった動作を覚える例もあり、見た行動をもとに新しい動きを覚えて実践する様子も確認されています。
SNSでは飼い猫がドアや引き出しの開け方をいつの間にか覚えていたり、人間のトイレで用を足す動画をアップしている飼い主さんもいます。
人の行動を日常的に観察し、その結果を自分の行動に反映していると考えられます。
5.200語ほどの単語を覚えられる
猫は言葉の意味そのものを理解しているわけではありませんが、音と状況を結びつけて学習し、単語を識別できると考えられています。
覚えられる単語の数は諸説ありますが、20~40語程度から訓練次第で200語程度まで覚えられるともいわれています。
とくに「ごはん」や「おいで」など日常的に繰り返される単語は覚えやすく、声のトーンや状況とセットで記憶します。
自分にとってメリットのある言葉や危険を知らせる言葉ほど覚えやすい傾向があります。
語彙の習得数には個体差があり、飼い主さんとのコミュニケーション量や生活環境によって大きく左右されるようです。
猫の知能は、人間に換算すると「2~3歳程度」といわれています。
そういわれるのは、猫の行動が人間の子どもの発達段階における2歳前後と似ているためです。
たとえば、自分の名前を認識する、経験から学習する、感情を読み取るといった行動が、ちょうどこの時期の人間の子どもと重なるのです。
猫が長けている能力のひとつが記憶力です。
食べ物に関する短期記憶は顕著で、嫌な体験や危険な場所は長期記憶として生涯にわたって覚えている傾向があります。
また、音から獲物の存在を予測する能力も高く、姿が見えなくても気配を察知することができます。
さらに、飼い主さんの行動を観察し学習することにも高い能力を持っています。
いずれの能力も、野生下での狩りや危険回避に直結するものです。
つまり、猫の知能は生き残るために発達した能力ともいってもよいでしょう。
まとめ
ただ、その全体像はまだ十分に解明されていません。
猫の研究が遅れている理由として、マイペースで犬のように指示に従わないという特性があります。
それでも知見は着実に積み重なっており、今後思いもよらない事実が発覚する可能性もあります。
もしかすると、人間が「理解していない」と思っているだけで、案外いろいろわかっているのかもしれませんね。
そう考えると、猫の前で愚痴をこぼすのはほどほどにしておいたほうがよさそうです。