節約したいと思うものの、なかなかうまくいかないことも多く、特に子どもがいる世帯では、子どもが大きくなるにつれ食費がかさみます。
節約の基本は、まず支出を知ることです。
家族構成や住む環境によって必要な食費は異なります。
まずは、今、食費にいくら使っているのかを知り、一般的な食費の平均額と見比べながら、自分の家計に見合う食費の目安を見つけていきましょう。
節約を考える前に、そもそも一般的に家計の食費はどのくらいが妥当なのかが気になりませんか。
総務省の2020年家計調査年報によると、平均的な1ヶ月の食費は、3人家族で78,155円、4人家族で87,071円となっています。
また、世帯主の年代別の食費では、世帯主が30~39歳で71,438円、世帯主が40~49歳で83,248円です。
食べ盛りの子どもがいる家庭では、食費もおのずと高くなってしまうようです。
家族の人数や年代・地域によって差があるものの、およそ7万円~8万円台です。
この食費には、外食費やお酒などの嗜好品も含まれます。
食費に含まれる外食費の平均額は、3人世帯で9,429円、4人世帯で13,310円です。
自分の家の食費を把握しきれていない場合、まずは1ヶ月間にどのくらい食費がかかっているかを計算してみることよいでしょう。
今は便利なスマートフォンのアプリなどがいくつもあり、レシートを撮影すると自動で費用を計算してくれるものもあります。
ざっくりとでも構わないので家計簿をつけてみるとよいでしょう。
もし1ヶ月の把握が難しければ、1週間だけでもやってみましょう。
1週間、簡単にメモ書きするだけでも、食費の金額だけでなく買い物の際のお金の使いグセなども見えてきますよ。
食費を把握してみて、やっぱりもう少し節約したい…と思った方。
食費が高いのは、買い物の仕方にも原因があるかもしれません。
食費が高い家計には、2つのパターンがあります。
<ついつい買い過ぎてしまうタイプ>
「安いからついでに買っておこう」と、買いすぎてしまうというパターンです。
「いつか使うから」と買ってしまうこと、意外と多くないですか?
ただその「いつか」がくる前に、賞味期限を迎えてしまうのもあるあるです。
食材であれば、結局使わずに捨ててしまうことになりかねません。
日用品も、「いつか使うから」と大量にストックしたことを忘れてまた買ってしまう…なんて方もいるかもしれません。
安いときにまとめ買いをするのは悪いことではありませんが、まとめ買いのルールを決めて、適切な量を買うことが大切です。
<献立をきっちり決めすぎてしまうタイプ>
事前に献立を組んだ上で買い物をする方もいらっしゃいます。
一見するとムダ買いのない買い物の仕方に見えますよね。
実はこの買い物の仕方にも落とし穴があります。
献立をきっちり決めすぎてしまうことで、高くても買わなければならないものが増え、結果として食費がふくらんでしまうのです。
全てを決めてしまわずに代用できるようなメニューを考えておくと、食費を自然と減らせるでしょう。
食費が高く、「まとめ買いが多い」「献立を決めすぎてしまう」のいずれかに当てはまる場合に、ぜひ実践していただきたいのが、下の5つの節約法です。 1.まとめ買いのルールを決める
安いときに買っておくと節約にも繋がりますし、「ちょっと得した」気分にもなれたりします。
しかし、何でも安いからと買っていると在庫ばかりが増え、使い切れない場合もあり、結果的に、あまりよい買い物の仕方とは言えなくなってしまいます。
ついまとめ買いをしてしまう場合には、自分でルールを決めることです。
例えば、
・お菓子などの嗜好品はまとめ買いしない
・日用品は普段使っているメーカーやブランドの物のみ安ければ買う
などのルールです。
普段使い慣れないものを安さにつられて買ってしまい、失敗した経験はありませんか?
いざ使ってみると使い勝手が悪かったり満足度の低いものだったりすると、結果的にお得とは言えません。
また、子どもがいる家庭で注意したいのがお菓子です。
お菓子が家にたくさんある状態が当たり前になっていませんか?
嗜好品の買い足しはなるべく最小限にとどめると、家計面だけでなく健康面のスリム化にも繋がります。
2.買い物の回数を減らす
買い物の回数が増えると出費がかさみます。
買い物に出て「これだけ買い足そう」と思っていても、つい余分なものまで買ってしまっていませんか。
そうすると当然支出も増えてしまいます。
足りないものがあるときは、買い物に行く前に「他のもので代用ができないか」をまず検討してみましょう。
例えば、カレー作りに、じゃがいもが足りないとき。じゃがいもの代わりに同じ芋類で代用したり、家にある他の材料を足してみたり。
他の手段を考えると、新たなレシピの発見があるかもしれません。
3.使う金額をあらかじめ決めておく
食費の節約に関して「予算立て」はとても大事なポイントです。
ただし「今月の食費は○○円」と決めるだけでは、節約につながらないかもしれません。
月の後半頃には、いくら使ったかの管理や把握がしづらくなります。
そうならないためには、まずは1週間でおおよそ使う金額を決めます。
1週間の予算の範囲内で買い物をすると、自然と買うものの取捨選択ができ、やりくりがしやすくなるはずですよ。
4.ゆとり献立を実践する
買い物をする際に、献立に合わせて買うものをリストアップする方が多いと思います。
もし、1週間分の献立を決めて買うものをリストアップしているのであれば、少し視点を変えると節約につながりますよ。
献立に沿った買い物は「買わなければならないもの」も増えてしまいます。
さらに、献立通りに買っても、半端に余ってしまう食材が出て、使わずに捨ててしまうこともあるでしょう。
買い物前に決めるのは、1週間分の献立ではなく、3日~5日分にとどめておくのがおすすめです。
スーパーで買い物をしていると、お買い得品に巡り合うこともありますよね。
また、旬の食材は値段が比較的安く栄養価が高いことが多いです。
それらの食材を予算内でうまく買い足し、買ったものの中で献立を立てていくと、「賢い買い物」「賢い献立」につながります。
さらに食材が少なくなったら、家にあるストック食材を活用し、その時点で献立を考えてみて下さい。
家にあるものをどう活用するか考える中で、いいアイデアが浮かんだり、新たなレシピを思いついたりすることもあるでしょう。
5.献立の固定概念に縛られない
献立を立てるとき、肉や魚を献立のメインにすることが多いと思います。
「今日はお肉だから明日は魚にしよう」「一週間のうちお肉は4日、魚は3日」と肉と魚を中心にメインの献立のバランスを考えてはいませんか?
ここで見直したいのは、メインの献立は肉と魚以外でもよいということです。
肉と魚だけでは、どうしても食費がかさんでしまいます。
大豆やたまごをメイン料理として取り入れると、おいしくて栄養のある献立を立てながら節約できます。
献立のメインは、主にからだのもとになる「たんぱく質」です。
大豆製品やたまごでも良質なたんぱく質を補えます。
たまには、肉も魚もない日があってもよいはずですよ。
まとめ
家にある材料でやりくり・工夫する中で、新しいレシピも生まれ、お財布にも身体にも嬉しい節約が実現するはずです。
ストレスなく食費節約を継続するために、ぜひ家族で楽しみながら実践していってください。