自分の手を意識することってあまりないかもしれません。
しかし一日の数分、手に感謝しながらハンドクリームを塗ったり、ハンドクリームを塗りながら手を見積めたりして、当たり前の手の感覚に、意識を向けてみましょう。
生活の中で一番はじめに感覚が伝わることの多いのが「自分の手」ですが、なぜか手そのものに注目し、労わる瞬間はあまりないもの。
普段ハンドクリームを使っている人は、クリームを塗るとき、何かをしながら塗るのではなく、自分の手の感覚に集中してみてください。
クリームに触れる感覚から、馴染んでいく温度感、指1本1本、関節一つひとつへと丁寧に広げていきながら、今この瞬間の目の前にある手に「いつもがんばってくれてありがとう」と、感謝を向けていきます。
試しに少しの間、手のひらを観察してみると、シワの細かさや、ドクドクと脈打つ感覚、ほんのわずかな温もりなど、意外とたくさんの気づきがあるはずです。
「手を観察すること」などは日常では忘れてしまっていますが、ハンドクリームを塗るタイミングで手に集中することならできそうですね。
「利き手と反対の手で歯を磨く」
「からだの使わない部分を使ってみる」
そうすることで不自由だからこそ、気づく感覚があります。
利き手と逆の手で日常の動作をしてみると、不自由さをはじめ、いろいろな身体感覚に気づくことができます。
たとえば、右利きの人は、左手で歯を磨いてみてください。
もっと簡単なところでは、パソコンのマウスを使う手を逆にしてみてもいいでしょう。
違和感を覚えることによって、はじめて気づくからだの感覚があります。
人間のからだは、左右のバランスが均一な状態がいいとされていますが、利き手でないほうの手や普段動かさない部位は、時間とともにどんどん思い通りに動かなくなり、脳の神経も鈍っていってしまいます。
ただ、脳の神経には可塑性という性質があり、使えば使うほど変化して成長し、活性化することがわかっています。
利き手と逆の手を使う、足の5本の指を動かしてみるなど、普段使わない部分を積極的に動かして、目覚める新たな身体感覚を楽しんでみましょう。
自分の「気持ちいい」感覚に素直になって、からだの感覚を正直に味わい、声に出して「気持ちいい」と言ってみましょう。
1日の終わりに足を揉んでみると、その日の過ごし方によって、肌の質感やむくみなど、からだの変化に気づくことがあるかもしれません。
足を揉んであげるとき、テレビなどを見ながら行なうのではなく、「今のこの足」に意識を向けて揉み、集中してみてください。
東洋医学においては、足の指や足裏は内臓と連動しているとされます。
1日使った足に意識を集中させて労わることは、心もからだも健やかにし、明日への元気を湧き立たせてくれます。
また、凝ったからだをほぐそうとストレッチをするときには、凝っているその部位を動かして、無理やりほぐそうとしがちです。
そんなときは、無理にほぐそうとするよりも、伸びている筋肉をじっくりと感じて「気持ちいい!」と声に出し、ポジティブな今この瞬間を味わってみましょう。
ストレッチをしたり、足を揉んだりするときに「気持ちいい!」とプラスの気持ちに気づいて言葉にすることで、心から自分を癒やすことができるのです。
まとめ
するとからだの変化に敏感になり、より健康につながっていくことになります。
毎日のちょっとした意識から始めてみてはいかがでしょうか。