飼い主さんが気にしていないようなことも、愛猫はしっかりと感じていることが多いのです。
今回は、飼い主さんは気づきにくいけれど、実は猫を驚かせてしまう代表的な飼い主さんの3つの行動をご紹介します。
 
猫は人間よりもはるかに優れた聴覚を持ち、遠くの物音や小さな音まで聞き取ることができます。
しかし、優れた聴覚はその反面、大きな音や突然の音に対して非常に敏感に反応するという一面もあります。
例えば飼い主さんがドアを勢いよく閉めたり、重い物を落としたり、掃除機をかけたりするとき、私たち人間にとってはごく日常的な音が猫にとってはビックリする原因になることがあります。
驚いた猫は怖がって隠れたり、パニックになって逃げ回ったりすることもあり危険です。
うちの猫たちは、毎年花火大会の打ち上げ音に驚いてパニックになり、「殺される~」と言わんばかりに家中走り回って安全な場所に隠れようとします。
年に1度の恒例行事ですが、1年たつと忘れてしまうんでしょうね。
このようなどうしようもない状況もありますが、飼い主さんとしては、できるだけ静かで穏やかな環境を整え、大きな物音を立てないようにしてあげることが重要です。
2.普段と違う格好をしている
実は猫という動物はそこまで視力がよいわけではありません。
飼い主さんのことも顔や体の輪郭で把握しているといわれています。
なので、飼い主さんが普段身に付けない帽子やコート、派手なアクセサリーや衣装などでコスプレなどをすると、輪郭が変わり飼い主さんだと認識できなくなる場合があります。
結果として、目の前にいるのは飼い主さんなのに猫からすると「見知らぬ人」として映ってしまうわけです。
これが原因で猫が逃げ出したり、警戒心を強めたりすることもあります。
もしもハロウィンやクリスマスなどなどのイベントで仮装を楽しみたい季節の際は、猫に気遣いながら楽しんでくださいね。
3.ご飯中に触る
猫にとって食事の時間は、外敵のいない安全な場所で行うべき大切な時間です。
このタイミングで猫の体に触ったり、急に抱き上げたりすると、驚くだけでなく、不快感を覚えることがあります。
特に警戒心が強い猫の場合、ご飯中に触られることが続くと、「この場所は安全ではない」と判断して食事をしなくなる可能性もあります。
食事中の猫にはできるだけ手を出さず、静かに見守ることが大切です。
ご飯の後であればリラックスしていることが多いので、そのタイミングで触れ合うようにしましょう。
 
飼い主さんが無自覚に行っていることとはいえ、あまりにも頻繁に猫を驚かせる行為を続けていると、信頼関係を損なってしまう恐れがあります。
猫もびっくりし続けていると、いくら飼い主さんであっても信用・安心できない存在かもしれないと認識するようになり、普段のスキンシップや遊びにも影響が出るかもしれません。
ずっと仲良く暮らすためにも、愛猫を驚かせる行動は控えた方がよいでしょう。
 
まとめ 
大きな音を出さない、できるだけ普段と同じ格好で接する、食事中は触らないといった小さな配慮が、猫にとって安心できる環境作りにつながります。
もしも、思い浮かぶことをしていたなら、猫との暮らし方について見直してみてください。
 
