大人も子どもも好きな人が多い、明太パスタとたらこパスタ。
ご家庭でつくるパスタのなかでは定番メニューとなっています。
この明太子パスタ、実は、調味料をちょっと変えるだけで、やみつきになるほど風味が変わりますよ。
今回は、食べたらもう今までのには戻れなくなるという明太パスタ・たらこパスタの作り方をご紹介します。

***********************************************--> 明太パスタやたらこパスタを作るとき、たいていのレシピでは、ゆでたパスタにほぐした明太子やたらこといっしょに、醤油とバターを混ぜ合わせて完成させます。
レシピによっては牛乳や生クリームなどを足すこともありますが、味つけの調味料の主役は醤油です。
この醤油を、半分だけ白だしに変えてみましょう。
たとえば、ふだん醤油を大さじ2杯入れている場合は、醤油を大さじ1にして、白だしを大さじ1加える、といった具合です。
え?たったそれだけ?
と思われるかもしれませんが、白だしの風味が全体の旨味をぐんとアップさせ、今までのふつうの味つけには戻れなくなるほどやみつきになる美味しさです。
ご家庭で定番の明太パスタのレシピがある場合は、そのレシピのまま醤油の半分を白だしに変えるだけでOKですが、とくに定番レシピがない!という方のために、おすすめのレシピをご紹介します。
[材料](2人分)
・パスタ…180g
・明太子(またはたらこ)…2腹
・醤油…大さじ1
・白だし…大さじ1
・有塩バター…大さじ2程度(20gくらい)
・塩…大さじ1程度(ゆで用)
・あればきざみ海苔や大葉をお好みで
[作り方]
1.鍋に湯をわかし、塩(目安は水1Lに対し大さじ1程度)を加え、パスタを表示どおりゆでる。
2.明太子(たらこ)は粗くほぐし、醤油・白だし・バターと混ぜ合わせておく。
3.ゆで上がったパスタの水を切り、鍋に戻して2.の調味料を加えて混ぜる。
4.全体がよく混ざったら、皿に盛りつけ、好みできざみ海苔や大葉を添える。

醤油の半分を白だしに帰ると味がうすくならないか心配な方もおられるかもしれませんが、実は醤油と白だしはほぼ同じ塩分濃度なのです。
白だしは名前のとおり色がうすくて白っぽく、醤油と比べると味もうすそうに見えるので、醤油の半分も白だしに変えてしまうと物足りない味つけになるかもしれない、と不安に思われるかもしれません。
あまり知られていませんが、たいていのメーカーの白だしは、醤油と同程度の塩分濃度です。
つまり、塩味は同じくらい足されることになるので、醤油を減らす分量と同じ量の白だしを入れるだけで、しっかりした味つけになるというわけです。
なお、たとえば醤油ではなく、普段はめんつゆで明太パスタをつくっている方なら、めんつゆより白だしのほうが塩分濃度が高い場合がが多いため、めんつゆの半分を同量の白だしで入れ替えると塩味が濃くなってしまうかもしれません。
その場合は有塩バターを使う量を減らすなど調整してください。
いつもの明太パスタ・たらこパスタを簡単にグレードアップするワザとして知っておくとお得です。
定番料理はおいしいからこそ定番になっているわけですが、いくらおいしくても少し飽きてしまうこともありますね。
そんなときは、少し入れ替えるだけで簡単に風味が変わる白だしは、ぜひ試していただきたいところです。

まとめ
いつもの明太子パスタを簡単にグレードアップしてみてくださいね!