しっぽの付け根や、顎の下を思い浮かべる方が多と思いますが、頬や額などを撫でられると喜ぶ猫も多いので、飼い猫の顔回りを思い浮かべた方も多いかもしれません。
実は、猫が触られて喜ぶ場所にはある共通点が隠されているのです。
その共通点とは何なのか、猫が触られて喜ぶところはどこなのか、覚えておくとますます猫にモテるかもしれませんね。
今回は、猫を撫でる時の極意をまとめてご紹介します。

猫が撫でられりと喜ぶ場所の共通点…それは『フェロモンの出る場所』なんです。
しっぽの付け根も、頬も額も、猫が普段フェロモンを出している場所です。
マーキングをするときに擦り付けてくる部分になります。
猫は一般的に触られたり撫でられたりするのを、いやがる傾向にありますが、フェロモンを出す場所は別なようで、触られたり撫でられたりすると喜ぶことが多いようです。
猫がフェロモンの出る場所を撫でられて、喜ぶ確実な理由はまだわかっていませんが、自分の匂いを飼い主さんにしっかりつけることもできるため、猫はフェロモンの出る場所を撫でられると喜ぶのではないかと考えられています。

1.場所によって撫でる強さを変える
猫が喜ぶ場所を撫でるとき、『どこを撫でるのか』部位によって撫でる強さは調節してあげましょう。
例えば多くの猫はしっぽの付け根を優しくトントン刺激されると喜ぶのですが、しっぽの付け根はフェロモンの分泌線の他に、色々な神経が通っている敏感な部分でもあります。
そのため、猫が喜ぶからと、猫のしっぽの付け根を強く叩きすぎると猫は気持ちよさよりも、痛みのほうを強い感じてしまうようです。 猫のしっぽの付け根を撫でるときには、優しくトントンしてあげましょう。
反対に猫の額は、少し強めに撫でてあげても気持ち良さそうな顔をしてくれます。
猫の額を撫でる場合は、しっぽの付け根にするようにトントン叩くのではなく、爪で優しく掻きながら撫でるイメージ触ってあげると「気持ちいい」と感じる猫が多いようです。
2.しつこく触らない
フェロモンの出る場所は、猫が撫でられて喜ぶ場所には違いないのですが、長時間触られ続けてもずっと気持ちがいい場所ではありません。
猫は自由でわがままなので、自分の機嫌のいいときに、適度に触ってくれる人を好みます。
撫で始めた時に、猫が気持ち良さそうにしていても、いつもしつこく長時間撫でるのはやめておきましょう。
猫が撫でるのをやめてほしいときには、撫でている人に対して、『もう撫でるのやめて!』というサインを出します。
例えば、飼い主さんが撫でている指を猫がなめてきたり、猫の耳が後ろに倒れていたり、しっぽを早く振り始めたりしたら、猫からの『もう触るのやめていいよ』というサインです。
猫からのサインを見つけたら、もうちょっと撫ででいたいと思っても終わりにしてあげましょう。
3.うちの子の大丈夫な箇所を見極める
猫はフェロモンの出る場所を撫でると喜びますが、んな猫でもフェロモンの出る場所を撫でると喜ぶわけではありません。
猫によっては嫌がる部分もあります。
一般的に猫はフェロモンの出る場所を撫でられると喜ぶ傾向にありますが、性格や個体差によって違いはあります。
猫によってはフェロモンの出る場所でも、触られたくないと思う箇所もあるので、撫でられている時の顔の表情や態度などをしっかりと観察しながら、うちの子の触っても大丈夫な箇所をしっかりと見極めるようにしましょう。

まとめ
どんな猫でも一様にフェロモンの出る場所を撫でれば喜ぶとは考えずに、うちの子が撫でられて喜ぶフェロモンの出る場所をゆっくりと探りながら撫でてあげてください。