近年、SNSを中心に炊飯器を炊飯以外の調理器具として使った様々なレシピがが話題を集めています。
材料を入れて炊飯機能を押すだけで完成する手軽さから、多くの人々に注目されていますが、一見この便利そうに見える調理法には、実は大きな危険が潜んでいるのです。
今回は、SNSで話題の炊飯器調理、その裏に潜む危険性についてご紹介します。


目次

★ SNSで話題の炊飯器調理のリスク
★ 炊飯器でやってはいけない危険な6つの調理法
1.ポリ袋を使った調理
2.多量の油を使用する調理
3.とろみのある料理の調理
4.葉物野菜を使った調理
5.膨張しやすい食材の調理
6.酸性の強い食材を使った調理
★ 炊飯器を安全に使うために知っておくべきこと
★ まとめ







SNSで話題の炊飯器調理のリスク


◇ ◇ ◇


炊飯器は本来、お米を炊くための調理器具です。
特別に調理機能をもつ炊飯器は別ですが、そのような機能のない一般的な炊飯器でお米以外の調理を行うことは、製品の誤用にあたり、様々なリスクを伴います。




炊飯器を誤って使用した場合、


・炊飯器の故障や破損

・火災の危険性

・やけどなどの人身事故

・食中毒のリスク



など、様々な問題が発生する可能性があります。




これらの問題は決して軽視されてよいものではありません。

では、具体的にどのような使用方法が危険なのかを次にご紹介します。






炊飯器でやってはいけない危険な6つの調理法

◇ ◇ ◇


一見便利そうに見えても非常に危険なため、炊飯器では絶対に試さないでほしい調理方法です。




1.ポリ袋を使った調理


SNSでよく見かけるポリ袋を使った調理方法は、非常に危険です。

ポリ袋に材料を入れて炊飯器で加熱するという方法は、


・ポリ袋が蒸気口や内ぶたに張り付き、蒸気の通り道を塞ぐ可能性がある

・内容物が突然噴き出し、やけどの危険性がある

・ふたが開いてしまい、火傷や炊飯器の故障の原因となる



ような大きなリスクを伴います。




2.多量の油を使用する調理


炊飯器で多量の油を使用する調理を避けてほしいのは、


・温度が異常に上昇し、温度センサーが誤作動を起こす可能性がある

・炊飯器の底が焦げ付いたり、内なべが損傷したりする

・最悪の場合、火災につながる危険性がある



といった危険性があるからです。




3.とろみのある料理の調理


カレーやシチューなど、とろみのある料理を炊飯器で作ることもよく紹介されていますが


・とろみのある液体が熱をキープし、温度センサーの誤作動を引き起こす

・内なべの底が焦げ付き、炊飯器の性能低下につながる

・吹きこぼれが発生し、炊飯器内部に液体が入り込む可能性がある



ため、とても危険です。




4.葉物野菜を使った調理


葉物野菜を炊飯器で調理することも


・葉が蒸気口や内ぶたに張り付き、蒸気の通り道を塞ぐ

・内容物が突然噴き出し、やけどの危険がある

・ふたが開いてしまい、火傷や炊飯器の故障の原因となる


ため危険が伴いますし、問題が発生する可能性があります。



また、葉物野菜のほか、トマトなどの皮付き野菜も同様のリスクがあるため、注意が必要です。




5.膨張しやすい食材の調理


豆類、麺類、練り物など、調理中に膨張しやすい食材を炊飯器で調理すると


・食材が膨張して内容物が溢れ出す

・蒸気口が塞がれ、内部の圧力が上昇する

・突然ふたが開いて、高温の内容物が飛び散る可能性がある



ため、危険ですので避けてください。




6.酸性の強い食材を使った調理


酢やレモン汁など、酸性の強い食材を使った調理も炊飯器にとっては


・内なべのフッ素コーティングが剥がれる可能性がある

・炊飯器の内部部品が腐食する恐れがある

・長期的に使用すると、炊飯器の性能低下や故障につながる



ため、大変リスクがあります。

これらの危険な調理方法を避けることで、炊飯器の故障や事故のリスクを大幅に減らすことができます。






炊飯器を安全に使うために知っておくべきこと

◇ ◇ ◇


炊飯器を安全に使用するためには、以下のポイントに注意しましょう。




・取扱説明書を必ず読む

・調理機能が搭載されているかどうか確認する

・適切な量と材料を守る

・使用中はできるだけ目を離さない

・定期的にお手入れをする






調理機能付きの炊飯器であれば、ある程度の調理が可能です。

しかし、使用する際は、調理機能付き炊飯器の専用メニューを使用し、それぞれの料理に適したメニューを選択しましょう。


また、なんでも炊飯器で調理しようとせずに、電気圧力鍋やマルチクッカーなど、より安全に多様な料理を作る機器を選んでみましょう。




炊飯器は本来「美味しいご飯を炊く」機器だということを忘れないでください。

適切な使用とお手入れを行うことで、毎日の食卓に欠かせない、おいしいご飯を楽しむことができます。






まとめ

炊飯器は便利な調理器具ですが、誤った使用方法は危険を伴います。
調理機能のない炊飯器で、炊飯以外の調理を行うことは絶対に避けてください。
調理機能付きの炊飯器を使用する場合でも、取扱説明書をよく読み、適切なメニューと材料を選んで調理することが大切です。
正しい使用方法を守ることと安全性を最優先に考えてご使用ください。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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