パケット通信容量をおさえるには、フリーWi-Fiを活用することも方法のひとつですが、自由に使えるフリーWi-Fiだけに、リスクが伴わないかが気になる方もおられるでしょう。
今回は、フリーWi-Fiに潜むリスクと対策についてご紹介したいと思います。
★ フリーWi-Fiに潜むリスク
1.機密情報の抜き取り
2.アカウントの乗っ取り
★ フリーWi-Fiを利用する際のポイント
1.提供元のはっきりしたWi-Fiを使う
2.Wi-Fiの自動接続を切っておく
3.個人情報のやり取りはしない
★ まとめ

パケット容量や通信料を気にせずインターネットを楽しめるフリーWi-Fiですが、どのようなフリーWi-Fiでも安全に使えるわけではありません。
フリーWi-Fiの中には、悪意ある人が設置しているケースもあります。
そのようなフリーWi-Fiを使った場合、自分自身だけではなく、家族や会社などにも危険が及ぶ可能性があります。
フリーWi-Fiのリスクは、大きく以下の2つが考えられます。
1.機密情報の抜き取り
フリーWi-Fiを使用するリスクの1つに「機密情報を抜き取られる」ことが挙げられます。
フリーWi-Fiに接続した状態でオンラインショッピングをすると、支払い時にクレジットカードのカード番号などの機密情報を抜き取られる危険性があります。
会社から貸与されているスマートフォンやパソコンなどで接続してしまった場合などは、社外秘の情報が外部に流出し、会社に甚大な損害を及ぼすケースも考えられます。
2.アカウントの乗っ取り
悪意のあるフリーWi-Fiに接続した状態で、SNSなどにログインした場合、IDやパスワードが盗まれてしまう可能性があります。
万が一盗まれた場合、第三者にSNSを乗っ取られて悪用されかねません。
自分自身だけでなく、そのSNSを閲覧した友人・知人などにも危険が及ぶ可能性があるため注意が必要です。

フリーWi-Fiを問題なく利用するためには、自分自身で事前に対策をしなければなりません。
フリーWi-Fiを使う際に、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
具体的に3つご紹介します。
1.提供元のはっきりしたWi-Fiを使う
フリーWi-Fiを使う際には、安全性の高いWi-Fiのみを選んで利用しましょう。
例えば、自治体やお店が提供しているものであればフリーでなくても施設内や店内にIDとパスワードが掲示されていることが多いので、ほぼフリーと同じように使用できます。
反対に提供元がわからないWi-Fiは、画面上に出てくるSSID(ネットワーク名)が、意味不明な文字の並びになっていたり、個人名になっていたりするので接続しないように注しましょう。
しかし中には、信頼性の高いWi-Fiに成りすましたものもあり、IDの違いも大文字と小文字の1字違いなど、非常に分かりにくいため、十分な警戒が必要です。
2.Wi-Fiの自動接続を切っておく
スマートフォンの設定で、自動接続がONになっている場合は、外出時には切っておくようにしましょう。
Wi-Fiは非常に便利な機能ではありますが、自動接続がONになっていると怪しいWi-Fiに勝手に接続されてしまうリスクがあります。
多くのスマートフォンでは、Wi-Fiの設定画面で選択できるようになっているので、一度確認してみてください。
3.個人情報のやり取りはしない
フリーWi-Fiに接続した状態で、個人情報のやり取りは避けましょう。
特に注意したいのは、インターネットバンキングやクレジットカード情報を入力するといった行為です。
これらの情報が漏洩した場合は、クレジットカードを不正利用されるといったおそれがあります。
また、メールやSNSなどの、閲覧する際にIDやパスワードの入力が必要なサイトもアクセスしないようにしましょう。
アカウントの乗っ取りや、機密情報を見られてしまうリスクがあります。

まとめ
フリーWi-Fiを使用する際は、安全性を確かめたうえで危険なWi-Fiには接続しないよう注意してください。