猫が何を求めているのかがわかれば対応ができますが、なかなか難しいこともありますよね。
そこで今回は、猫が鳴きながらウロウロしているときの心理についてご紹介します。
1.叶えてほしい要求がある
2.かまってほしいと思っている
3.遊んでほしいと思っている
★ 猫が足元をウロウロしてきたときの対処法
★ 足元うろうろは信頼の証
★ まとめ

猫が足元をうろつき始めたら、何か叶えてほしいと思っていることがあるかもしれないと考えましょう。
お腹が空いていれば、飼い主さんの足元をうろうろしながら食器の近くで鳴いたり、トイレが汚れている時にはトイレの周りでアピールをしてきます。
要求のあるたびに猫のお願いを叶えていると、しつこく要求してくるようになる場合があるため、飼い主さんは本当に必要な時にだけ要求を叶えるようにしましょう。
調子に乗って要求がエスカレートするようであれば、猫の様子を見つつ、時々知らないフリをして諦めてもらうようにするのも一手です。
2.かまってほしいと思っている
飼い主の足元を猫がうろうろするのは、飼い主の気を引きたいと思っているからです。
帰宅した飼い主の足元で可愛らしく上目遣いをしながらアピールをしている時は、甘えたい気持ちになっていたりかまってほしいという思いの表れからの行動かもしれません。
帰宅後すぐにかまってしまうと猫の分離不安につながることがあるため、少し時間を置いて落ち着いてからたくさん撫でたり甘えさせたりするなどスキンシップをはかりましょう。
3.遊んでほしいと思っている
甘えたい・かまってほしいと同じような気持ちで、遊んでほしい時にも足元をうろつくことがあります。
分かりやすい子だと、お気に入りのおもちゃを目の前まで持ってきて「これで一緒に遊ぼうよ」とくれたりすることも。
猫は1回5分程度の短い時間でも体を動かすことで満足感を得られ、獲物に見立てたおもちゃを目で追っているだけでも狩猟本能を刺激する『遊び』になるので、忙しい中でも短い時間でいいので愛猫と遊ぶように心がけましょう。
元気いっぱいに遊ぶ猫を見ると飼い主自身も癒されますし、猫のストレス軽減にもつながって良いことづくしですよ。
4.自分のものだと主張している
猫は縄張り意識の強い動物で、「自分のもの(テリトリー)」だと認識するときには体を擦り寄せて匂いをつけます。
足元でうろうろする中で頭突きをしてきたりスリスリしてきたりするようであれば、飼い主は自分のものだと主張しているのかもしれません。
外から帰宅した時やお風呂から上がった時など、飼い主の体にいつもと違うにおいがついていると感じると、自分の匂いで上書きしようとうろつき始めるのです。
スリスリしてくる様子はとても可愛いですし、特に止める必要はありませんが、飼い主が歩いている時に足元をうろうろされると足が当たってケガをする危険があるので注意が必要です。

まずは猫がどんな様子なのかを見守ることが大切です。
お腹がすいているのか、遊びたいのか、愛情表現としてしているのか、ウロウロの理由を見極めましょう。
ゴロゴロして撫でるのを喜べば「愛情」「甘え」の意味だったり、トイレが汚れてたりごはんの時間だったら「要求」かもしれません。
また「これでもか」と足元をウロウロしていたら「マーキングしたい」という意味が推測できるでしょう。
このように、猫の行動にはさまざまな要求や気持ちが潜んでいます。
冷静に様子を見て、愛猫の求めている対応をすることでさらに良好な関係が築けるはずです。
無理強いはせず、猫の気持ちを受け入れながら愛情を持って接していくことが何より大切です。

猫が体を寄せてくる行動は、相手をある程度信頼していて好意的に思っていることの表れです。
特に人馴れしていて甘えん坊な子は、信頼できる飼い主さんに愛情表現の一環として見せてくれる仕草でもあるため、愛猫との良い関係性が築けている証拠でしょう。
足元をうろうろしているときの愛猫がどんな気持ちを持ってのかを察して、節度を保ちつつも飼い主にできることは願いを叶えていくようにすると、さらに良いコミュニケーションをとることができるのではないでしょうか。

まとめ
愛猫が「大好きな飼い主さんだから」している行動ですので、足が当たってしまったり蹴ってしまわないように気をつけながら、あたたかい気持ちで受け入れましょう。
愛猫がどんな思いで足元に来てくれているのかを考えて接することで、愛猫との意思疎通がさらにはかれるようになるかもしれません。