運がいい人になりたいと思ったことは誰にでもあると思います。 とはいえ自分で運をコントロールできると思っている人は、まずいないのではないでしょうか。 それでも運を味方に付ける方法は研究されているようで、今回は、「運」に関しての研究成果についてご紹介したいと思います。

目次

★ 「運を味方に付ける」科学的な手法4つ
1.努力できることがないか考えてみる
2.ポイントはチャレンジ精神
3.「運が良い」と思う人はチャンスを逃さない
4.ツイてる時間を逃さない
★ まとめ




「運を味方に付ける」科学的な手法4つ



1.努力できることがないか考えてみる


運を味方に付けたいと思ったとき、最初に考えないといけないのは、努力できる部分がないかを確かめることです。

例えば、「ヤマを張ってテストを受けたけれど外れたのは、運が悪かったから」という言い訳の前に、「ヤマを張らなくてもいいように、満遍なく勉強をしておけば「運」に頼る必要がなかったんじゃないの?」と誰もが思うことでしょう。




「運」によって結果が変わってしまうという考え方は、状況を自分の力ではコントロールできないという思いからきています。
つまりすべての結果は「運」だと考えてしまった段階から、努力は意味を持たなくなってしまうのです。




もちろんコントロール不能な「運」に翻弄されることは、いくらでもあります。

しかし結果を「運」だとする範囲を狭めていくことで、コントロールできる部分を増やしていくことができるはずです。




例えば、投資には「運」の要素が確かにあります。
しかし社会情勢から価格の上昇や下落の兆候を読み取る努力を続けていれば、完全に運に任せて行き当たりばったりに資金を動かすよりは利益を上げることができるでしょう。

つまり「運」を味方に付けたいならば、まず運の範囲を狭め、自分がコントロールできる範囲を広げることが必要なのです。




2.ポイントはチャレンジ精神


ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン教授は、「運の良い人」の気質を発見したそうです。

「運の良い人」が持つ気質は、「外向的」「新しい体験に前向き」「あまり神経質ではない」といった特徴を持っていました。




「運が良い」と感じている人は、実は新しいことに果敢にチャレンジする人だったのです。




人は失敗するよりも、挑戦しなかったことに後悔すると言われています。

また成功より失敗を忘れやすいという傾向もあります。

そのため失敗を恐れずにチャレンジを続ける人は、新たな挑戦から逃げている人よりも、記憶の中で成功体験が積み上がっていくのです。

結果、自分は「運」が良いという思いが強化されていくのです。




教授は、運が悪い人の行動を、運が良い人の行動に変える講義も行なっています。

その講義を受けた80%の受講生が「運」がよくなったと感じたそうです。




つまり運を味方に付けるのは、とにかく挑戦をし続けることが大切なのです。

失敗にとらわれず、どんどんチャレンジしていくことで、運の強い人間だと思えるようになれる確率は上がるのです。




3.「運が良い」と思う人はチャンスを逃さない


また自分を運が強い人間だと思えるようになると、チャンスを逃さなくなります。




リチャード・ワイズマン教授は、道にお金を置いて「運の良い人」と「運の悪い人」が、どのように反応するのかを実験で確かめてみました。

結果、「運の良い人」の多くは落ちているお金に気づいて拾い、「運の悪い人」の多くは気づかずに通り過ぎたと報告しています。

つまり自分は「運が良い」と思っている人ほど、チャンスをモノにしやすいというわけです。




4.ツイてる時間を逃さない


ここまでは運の良し悪しは、自分がどう現実をとらえているかという話でした。 それを証明するために、リチャード・ワイズマン教授は、「運が良い」と思っている人と、「運が悪い」と思っている人に宝くじを買わせる実験をしました。




「運が良い」と思っている人は、「運が悪い」と思っている人の2倍も「当たる」と考えていましたが、結果は「運が悪い」と思っている人にも「運が良い」と思っている人にも均等に当たりが出たそうです。

つまり「運が良い」と思っている人も、「運が悪い」と思っている人も、結果は変わらなかったのです。




それでも他者から見て「運が良いな」と感じる人がいるのがいるのも事実ですよね。

くじなどの確率が均等ならば、どうして他者から見て「運が良い」と感じてしまう人がいるのでしょうか。

そのヒントになりそうなのが、ワグナーとケレンという2人のオランダ人研究者の論文です。




彼らは運が収入に直結するギャンブラーに、「運」についてどう思っているのかたずねたのです。

その結果、「運」が制御不能だと答えた人は一人もいなかったそうです。

ポイントは「運」がいつ訪れて、いつ去っていくのかを察知することだと結論付けています。




確かに「運」はトータルで見れば、均一なのかもしれませんが、ツイている時とツイていない時があります。

そしてツイていると察知したときに勝負をし、ツイていない時はやり過ごすようにすれば、「運」を最大限に活用できるというわけです。

これは「運」を味方に付けると言いう意味で、勝ち続けなければならないギャンブラーらしい意見かもしれません。




まとめ

最後にここまで説明した「運」を味方に付ける方法を、簡単にまとめておきます。

◎努力できる範囲を拡大して「運」の領域を少なくする
◎失敗を恐れずに新たなことにはどんどんチャレンジする
◎自分は運が良いと思えるようにする
◎ツイている時間を有効に活用する

人生は運に左右されることもあるでしょう。
だからこそ「運」を味方につける生き方をするように努めたいものです。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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