しかし女性が出産や育児で一度キャリアを中断してしまうと、再び働く現場に戻りづらいのも事実です。
そのような方が、希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを身につけたい場合におすすめなのが、無料の職業訓練「ハロートレーニング(公的職業訓練)」です。ハロートレーニングには、様々な訓練コースがあり、受講料は原則無料。
訓練中も訓練後も、ハローワークで就職サポートが受けられます。
今回は、中断したキャリアを再び取り戻したいと考えている方にぜひ利用していただきたいハロートレーニングについてご紹介します。

就職・転職活動をする場合、採用する企業側から見れば、特定の資格やスキルを持っていることは大きなポイントになります。
「資格を取って就職活動をしたい」「未経験の分野の仕事に挑戦してみたい」と考えている方は、知識や実践的なスキルを身につけられる「ハロートレーニング」を受講されてみてはいかがでしょうか。
ハロートレーニングは公的職業訓練の愛称で、離職者訓練・求職者訓練の場合は受講料無料で受けられます。
さらに、条件を満たせば給付金を受給しながら訓練を受けられるので、求職中の方は知らないと損する施策と言えるでしょう。
新たな一歩を踏み出したくても、金銭的な支出は少しネックになると、躊躇していた方はぜひチャレンジしてみてください。
ハロートレーニングは最短2ヵ月、最長2年の訓練制度で、受講費用の20~70%が給付される「教育訓練給付」という制度もあります。
対象講座は、事務、IT、建設・製造、介護、デザイン、Web設計、医療事務、食生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士(宅建士)など、約1万4000種にも及びます。
手に職がないから何かしらのスキルを身に付けたい、働きたいけどスキルに自信がない、といった方向けに、国が行っている学校だと思っていただければよいでしょう。
ハロートレーニングには「①公共職業訓練」と「②求職者支援訓練」の2種類があり、その方が置かれた状況によって受けられる訓練が変わります。
講座内容については、ハローワークインターネットサービスで検索できますので、一度興味のある講座を探してみてください。

ハロートレーニングを受講するまでには、
ハローワークで説明を受ける
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訓練校の説明会・見学会に参加する
↓
受講を申し込む
↓
選考試験を受験して合格
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手続きして職業訓練を受講
という流れがあります。
受講したいものが見つかったら、ステップごとの準備をしっかり進めるのが大切です。
託児が無料で利用できる託児サービス付きの訓練もあるので、小さい子どもがいて預け先がないから職業訓練は無理だと思っていた方でも、託児サービス付きの訓練であれば問題なく受講できます。
出産や育児を理由にスキルアップや希望業界・職種への就職を諦めていた方にもぜひ利用していただきたいサービスです。
ただ、託児サービスを利用するには訓練ごとに要件があるので、ハローワークの窓口職員に確認をしてください。

ハロートレーニングを受講したからといって、確実に就職できるわけではありません。
しかし、就職するという目標を掲げている方にとっては訓練終了後には自分も就職できるかもしれないという希望になるでしょう。
熱心に訓練に取り組めば、早期就職も不可能ではありません。
実際、訓練終了後の3ヵ月後の就職率は高く、約50~85%で推移しています。
ただ、職業訓練校側の目的はあくまで受講生に就職してもらうことなので、就職することが前提となっています。
公共職業訓練の面接でも、就職する意思の強い人が採用されやすくなっているのも事実です。
つまり、公共職業訓練で資格やスキルを獲得した後にフリーランスとして働きたいと考えている方は、公共職業訓練に通うと逆に遠回りとなるケースがあるので注意が必要です。

まとめ
ハロートレーニングは、将来に向けて新しいスキルを身に着けたいと考える方にとっては、非常にメリットの大きい施策です。
就職したい業界や職種がある方は、どんな職業訓練が行われているのかぜひ検索してみてください。