職場の同僚や友人からお願いごとをされると、本当は断りたいと思いながらも、つい「いいよ」と答えてしまうことってありませんか?
飲み会の幹事を引き受けたり、他人の仕事を肩代わりしたりと、気がつけばあなたが周囲から「便利な人」として見られていることも少なくないかもしれません。
断りたくても断れない。
その背景には、自分でも気づいていない心理的な特徴や習慣が隠されている場合があります。
もしも「NOと言えない自分」に心当たりがあるなら、まずはその理由を知ることから始めてましょう。
★ NOと言えない人の特徴
1.嫌われたくない
2.真面目で優しい
3.責任感が強い
4.気が弱い
★ 断れないことで起こる悪循環
★ NOと言えない自分から抜け出すために
★ まとめ

他人からされた頼みごとを断れない人には、共通する心理的な特徴がいくつかあります。
「もしかして私もそうかもしれない」と感じたら、それは自分を見つめ直す良い機会です。
では代表的な特徴を一つずつ紹介していきましょう。
1.嫌われたくない
「断ったら、相手に嫌われるかも」と、不安が頭をよぎり、つい引き受けてしまっていませんか?
この心理は特に、他人の目や周囲の評価を気にしすぎる人に多く見られます。
・仲間外れになるのが怖い:断ることで自分が「浮いた存在」になるのを避けたい。
・人間関係を壊したくない:一度でも「NO」と言えば、今まで築いてきた関係が壊れてしまうのではないかという恐怖心が「YES」と言わざるを得ない気持ちへの引き金に。
他人の気持ちを慮ることは大切ですが、それが過剰になると自分自身が苦しくなってしまいます。
2.真面目で優しい
真面目で優しい人ほど、頼みごとを引き受けてしまいがちです。
・相手を助けたい気持ちが強い:頼まれることは「信頼されている証」と、断ることが相手を見捨てるようで心苦しい。
・自分がやった方が早いと思う:どうせ誰かがやるのなら、自分がやった方が早く終わる。
しかし、この性格が裏目に出ると、周りから「何でもやってくれる人」と見られ、都合よく押し付けられてしまうこともあります。
3.責任感が強い
責任感が強い人は、どんな頼みごとでも「最後までやり遂げなければ」と感じてしまう傾向があります。
・「頼られる自分」にプレッシャーを感じる:期待されていると感じると、その期待に応えようと無理をしてしまう。
・完璧主義の側面がある:自分がやらないとうまくいかないかも、と不安に駆られ、断る選択肢が頭に浮かばない。
仕事や家庭など、あらゆる場面で頼られる存在になるのは素晴らしいことですが、それによって自分の時間や心の余裕が奪われるのは避けたいものです。
4.気が弱い
気が弱いと、どんなに無理なお願いでも「NO」と言うことが難しくなります。
・相手の反応が怖い:圧力を感じる相手や強引な頼みごとに対してはっきりと「NO」と断る勇気が持てない。
・罪悪感が強い:自分が断れば相手が困るのではないか、と過剰に気を使う。

「NOと言えない人」になってしまうと、どんなことが起こるのかわかりますか。
断れないことが引き起こす悪循環について考えてみましょう。
ちょっとした頼まれごとを断らずに引き受け続けていると、次第に周りの人から「この人は頼めばやってくれる」と都合よく押し付けられるようになります。
すると、仕事やプライベートでの負担が増え、本来の自分の予定だったタスクに追加されて、他人の頼みごとまで抱え込むことになります。
その結果、自分の時間がなくなり、無理をして引き受けたことで、趣味やリラックスする時間が削られてしまいます。
余裕がなくなると、ストレスが溜まりやすく、精神的にも疲れてしまい人間関係に対する不満が募ることになります。
このような悪循環に陥る前に、きちんと自分自身の「断る力」を身につけることが大切です。

以上の様に、「NOと言えない人」には共通する特徴があり、また、現状のままでいると悪循環に陥ってしまいます。
この先、少しずつ「断る力」を身につけることによって、自分を守りながら相手との良好な関係を維持することも可能となります。
では、断る力をつけるためのコツをいくつかご紹介したいと思います。
大前提として、「断ることは悪いことではない」と理解しましょう。
「断ること自体は決して悪いことではない」と、まずは知ることです。
頼みごとを断るのは、自分の時間や負担を守るための手段であり、相手を傷つける行為ではないのです。
「忙しい時に断るのは当然のこと」と割り切れば、心の負担も軽減されます。
頼みごとを断ることと、相手を否定することはまったく別です。
自分の事情をきちんと伝えれば、相手も理解してくれるはずです。
さらに、無理をして引き受けてしまったあとで、結果的に期待に応えられなかったときは、かえって相手に迷惑をかけてしまうことになります。
むしろ、できない場合は、最初に理由を述べて断る方が誠実な対応なのです。

まとめ
しかし、引き受けたいけれど現状では無理だと判断した場合、「明日までは無理です」「〆切をのばして頂かないとお引き受けできません」など、断る方法は何通りもあるのです。
次回は、上手に断る方法の身につけ方をご紹介していきます。