これは、猫ちゃんが飼い主さんに伝えたいことがしっかりあるからなのです。
今回は、ストーカーさながら飼い主さんを付け回すときの愛猫の気持ちを考えてみましょう。

猫の気分には、およそ4つのモードがあると言われています。
キャラ的に分類すると、「ワイルドな野生児」「ほのぼの飼い猫」「しっかり者の親猫」「そして甘えたい盛りの子猫」です。
猫の際立った特徴としては、一日の間で4つのモードが瞬時にころころと入れ替わることです。
獰猛なハンターの一面を見せたかと思うと、逆に、日なたの窓際でぬくぬくとまったりくつろいでいる。
ほんとに同じ猫かと思ってしまうほどの豹変ぶりです。
飼い主さんを追いかけるときの心理状態は、まさに子猫気分です。
幸せに暮らす猫は、飼い主さんを母猫のように慕っています。
どんなに立派な成猫でも、いったん子猫モードに切り替われば、つぶらな瞳の「kitten」にかえっ。てしまいます。
「ママ、大好き~」とハイハイしながら、飼い主さん(母猫)にピッタリついてあとを付け回ります。
愛猫の追跡行動は、何よりも飼い主さんを信頼している証拠です。
少々、押しの強い愛情表現なので、家事などで忙しい時は「もう~邪魔だよ~」と思ってしまいますが、生活に支障が出ない限り、できるだけおおらかに受け止めてあげて叱らないようにしましょうね。
2.お願いがあります…
2つ目の理由としては、さまざまな要望を訴えることです。
「おなか減った~」「かまってほしいよ!」「撫でてください!」「遊んで~!」など、時と場合によって、リクエスト内容は変わります。
いつも楽しく上機嫌でいたい愛猫にとっては、切実な願いです。
猫は、自分の欲求が飼い主さんに通じて叶ったことをよく覚えています。
たとえば、飼い主さんを追いかけたら、要望を察してくれて、おやつをゲットできた。
そんな経験があると、やはり次も期待して、飼い主さんの後ろをウロウロします。
「ついて回る」→「素敵なことが起こった」という因果関係は、猫にとってかなり使える法則と言っていいでしょう。
飼い主さんの後をチェイスするのは、何かしらの要求を叶えて欲しいからなのです。
「ごはん」「かまう」「撫でる」「遊ぶ」など、各種並ぶオーダーから、飼い主さんは、愛猫が納得する正解を選んでみてください。
3.ただそばにいて欲しい…
常に心地よさで満たされたいと願う猫ですが、状況次第では、暗く、憂鬱な気分に陥ることがあります。
猫は環境の変化に敏感で、人間からすれば些細なことでも不安な期分になりがちなのです。
特に、引っ越しなどで周囲の環境が劇的に変わってしまうと、落ち着いていられません。
あれも違う、これも違う、という違和感が感情を支配して、混乱してしまいます。
そんな不安定なときに、最も信頼できる飼い主さんの後ろをうろつきながら一緒にいることで、「そばにいて欲しい…」と背後霊みたいに愛猫は強く訴えかけながら、安心したい思いを抱いているのです。
なので飼い主さんは、愛猫の行動の背景に潜むストレス要因が何なのかを、まず探ってみるのが大切です。

猫との暮らしは、適切な距離感が欠かせません。
正しい距離感は、飼い主さんと愛猫たちそれぞれで違うはずです。
もしも愛猫のつきまとい行動が飼い主さんにとって過剰すぎると感じる場合は、飼い主さんとの関わり方がその行動を引き起こすひとつの引き金になっているせいかもしれません。
愛猫の要求にすべて応え、ごはんを与え過ぎると健康を害し、かまってばかりいれば、飼い主さんの日常生活が成り立たなくなります。
状態が深刻化すれば、分離不安症にも発展しかねません。
モンスター級の「ストーカー猫」を育て上げてしまわないためにも、飼い主さんは日々、模索しながら、愛猫とのほどよい距離感を保つように心がけましょう。

まとめ
今回は、行動の背景にある3つの理由を挙げてみました。
愛猫に対する飼い主さんの関わり方が深く関係しているため、お互いに今後の幸せな暮らしのために、関係性や距離感を見つめ直してみるのもいいかもしれません。