★ 子どもの気持ちを沈ませる『親がすべきではないこと』5選
1.子どもの言い分を聞かずに叱る
2.子どもの話を真摯に聞こうとしない
3.叱ってばかりであまり褒めない
4.子どもの目の前で子どもの悪い部分を話す
5.「やりたいこと」を否定する
★ まとめ

1.子どもの言い分を聞かずに叱る
子どもが悪いことをした時は、親として「これはやってはいけないこと」と叱ることも大切です。
しかし、なぜ子どもがこのような行動をしたのか、その理由を聞かずに叱ってしまう親は意外と多くいます。
親の言い分だけを押し通そうとすると、子どもも「自分の気持ちを理解してくれない」と理不尽さを感じて暗い気持ちになってしまいます。
悪いことは悪いと伝える必要がありますが、まずはなぜこのような行動を取ったのか、子どもの言い分を聞くことも重要です。
子どもの言い分を聞いて気持ちに寄り添い、その上で親の言い分を伝えましょう。
2.子どもの話を真摯に聞こうとしない
先ほどの話に通じる部分がありますが、子どもの「私の話を聞いて」というアピールに真摯に向き合わないのは、親子としてだけでなく、人として向き合ってもらえていないと感じて暗い気持ちにさせてしまいます。
今日あったこと、不安なこと、嬉しかったことなど、日常の些細な出来事でも子どもからの「聞いて」に応えてあげてください。
子どもの話に耳を傾け気持ちに共感したり、時には「こうしたらいいかも」などと対等な立場でアドバイスをしてあげたりすることで、「親は常に自分の味方である」と自己肯定感の向上につながります。
3.叱ってばかりであまり褒めない
親として正しい道に導かなければ、という責任感から、つい子どもの悪い部分だけを見て叱りがちになってしまいます。
そんな自分に自己嫌悪を抱いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
叱ってばかりで褒めることをしていないと、子どもの自己肯定感は下がっていくばかりです。
「親に認めてもらえない」「自分はダメな子なのかも」と愛情不足に陥り、暗い気持ちのままストレスを溜め込むことになりかねません。
4.子どもの目の前で子どもの悪い部分を話す
謙虚な姿勢は、日本人の美徳であるとともに悪しき習慣とも言えます。
例えば、子どものいる目の前で周囲の人に子どもの悪い部分を話して聞かせる行為は、たとえ親が謙遜して話していても、子どもから見ると自分を否定されたような気分になってしまいます。
また、ある程度の年齢に達している場合は、自分の短所を周囲に吹聴されることで、恥ずかしく感じる子も多いでしょう。
「自分の子どもだから」と好き勝手に話すのは、親のエゴであり子どもにとっては迷惑以外の何物でもありません。
謙遜だとしても、子どもの悪い部分ばかりを周囲の人に話すことは避けてください。
5.「やりたいこと」を否定する
子どもの「やりたい」「こうなりたい」という話を聞いたとき、大人として経験を重ねてきた親からみて「それは難しいのでは…」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、「やりたい」という気持ちをやる前から全否定されてしまうと、子どもは自分自身を否定されたように感じて暗い気持ちになってしまいます。
子どもの「やりたい」「なりたい」という欲求には、まずはどう寄り添うか、どんな形で応援してあげることができるかを考えることが大切です。
好奇心や探究心、自己肯定感など、成長過程での性格形成に重要な部分を育む機会も増えます。

まとめ
自分の子どもであっても自分とは違う別の人間だという自覚を持って、1人の人間として、相手の気持ちを尊重し寄り添いつつ、こちらの考えを伝える意識を常に忘れないようにしてくださいね。