何度転職を繰り返しても、どんな会社に行ってもなかなか続かないという悩みを抱いている人は少なくありません。
しかし、考え方や会社での働き方を変えることで、仕事が続けられるようになるケースもあると思われます。
今回は、転職を繰り返してしまう人の特徴についてまとめてみました。




仕事を辞めてしまう理由



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仕事を辞める背景には、個々の様々な理由や事情が絡んでいます。
とりわけ入社してからすぐに退職を考える人には、想定外のギャップに直面した場合が多いようです。

以下に、よく見られる退職理由を挙げてみましたが、振り返ってみれば思い当たる点が見つかるかもしれません。




・仕事内容が入社前のイメージと異なっていた

・希望していた会社でなかったため、やりがいを感じにくかった

・面接を通過したことが転職の動機であるため、深く考えずに入社を決めた




仕事選びの基準が曖昧だったり、やりがいが見出せなかったりすると、どうしても「自分に合わないかも」という気持ちが強まり、退職を選んでしまいがちです。
しかし、本当の理由を深掘りしていくと、そこには性格的な特徴が関係している場合が多いことがわかります。







すぐに仕事を辞める人の9つの特徴



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仕事をすぐに辞めてしまう人には、いくつかの共通する特徴や性格傾向が見られます。
これは単に仕事の内容だけでなく、職場の環境や自身の考え方が影響していることが多いのです。

以下に挙げる特徴を確認することで、自分が無意識に抱えている「退職のきっかけ」が明らかになるかもしれません。




1.自己評価が低く、自己肯定感が不足している


自分の価値や能力を正当に評価できず、失敗を過剰に恐れてしまう人は、職場での小さなミスにも強く影響を受けがちです。
自分に自信が持てないため、「どうせ自分なんて」と感じやすく、結果的に職場での居心地が悪くなってしまいます。
このような心理が続くと、早々に退職を決断する要因になります。




2.飽き性で一つのことに集中できない


入社した当初は仕事に興味を持つものの、すぐに飽きてしまうタイプです。
単純作業やルーチンワークに耐えられないため、新しい刺激や変化を求める傾向があり、結果として仕事を長続きさせられないことが多いです。
次第に集中力が持続しなくなり、仕事の重要性や意義を見失うことで起こりやすいです。




3.コミュニケーションを取ることが苦手


職場での人間関係に悩む人は、他者とのコミュニケーションがうまく取れないことが多いです。
報連相(報告・連絡・相談)がスムーズに行えず、雑談にも緊張を感じてしまう人は、職場の雰囲気に馴染むことが難しいといえるでしょう。
こうした悩みが積み重なると、精神的な負担が増し、職場に居づらく感じるようになるのです。




4.完璧主義で妥協を許せない


自分の基準に達していないと感じた瞬間に、その仕事に対する意欲をまるごと失ってしまう完璧主義の傾向も、仕事が続かない要因です。
完璧を求めるあまり、少しの失敗や不備でも不満が募り、自己評価が低くなりがちです。
そのため、期待通りにいかない状況にストレスを感じ、結果的に早期退職に至ることが多いのです。




5.フィードバックに過剰反応してしまう


上司や同僚からのフィードバックを否定的に捉えやすい人も、仕事を続けることが難しい傾向があります。
仕事上で指摘されたことを自分自身への否定と受け取り、自己嫌悪に陥ることで仕事への意欲を失ってしまいます。
このような傾向があると、指導が多い職場では特にストレスが増大し、退職を考える原因になりがちです。




6.環境の変化に弱く、柔軟性が不足している


新しい職場に適応できない人や、変化にストレスを感じる人も、転職や退職を繰り返しやすい傾向があります。
例えば、職場の部署異動や配置転換があった際に、その変化に順応できず、不安を感じてしまう場合があります。
柔軟性を欠くと、新しい環境での働き方を見出すことができず、次々と転職を繰り返してしまうこともあります。




7.忍耐力が不足しており、辛いことを避けたがる


困難な状況や辛い出来事があると、逃げ出したくなる性格も、すぐに仕事を辞めてしまう原因の一つです。
特に、ストレス耐性が低く、些細な問題でもストレスが溜まりやすい人は、苦しい時期を乗り越えようとせず、退職を選びがちです。
こうした傾向がある場合、少しでも嫌なことがあると辞めたくなる気持ちが先行してしまうことがあります。




8.目標設定が曖昧で長期的な視野が持てない


仕事における目標が不明確なままでは、目の前の業務にやりがいを見出すのが難しくなります。
特に「どこまで成長したいか」「どんなキャリアを築きたいか」といった長期的な視点がないと、日々の業務が単調に感じ、モチベーションが低下しやすいです。
このような傾向があると、やりがいを感じにくく、退職を考えやすくなります。




9. 職場に過剰な期待を抱いている


理想の職場環境や業務内容に対して過剰な期待を抱き、それが満たされないとすぐに不満を感じる人も、退職を繰り返すことがあります。
現実的な視点が欠けているため、自分の思い通りにならない環境ではストレスが増大しやすいです。
結果として、「ここでは成長できない」と思い込み、転職を決断してしまいます。








仕事を辞めるか悩むときのチェックポイント



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もしも今、仕事を辞めるべきか悩んでいるのであれば、以下のチェックリストを参考に、自分の状況を冷静に分析してみましょう。
転職を決める前に確認することで、次のステップをより確実なものにできます。






・現職で自分の実力を発揮し切っているか

・仕事内容と給与のバランスが取れているか

・やりがいを感じているか

・上司や同僚との関係が良好であるか

・働きやすい職場環境が整っているか

・心身の不調がないか

・今後キャリアアップが見込めるか





これらの基準に照らし合わせ、あまりにも不満を感じる点が多い場合は、退職を検討するのも一つの方法ですが、転職の回数が多すぎると新しい職場でも安定せずに退職を繰り返す可能性があるため、今一度自分の特性や長期的なキャリアについてじっくりと考えることが大切です。








まとめ

転職はキャリアを積み上げるチャンスでもありますが、頻繁に繰り返してしまうリスクも伴います。
目先の不満だけで安直に判断せず、将来のためのビジョンを見据えて、自分はどうなりたいのかを考えたうえで転職を目指しましょう。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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