本業しか持たずにこれから副業を始めたい方にこそ、この思考は知っておいたほうが良いでしょう。
副業を始めて少し稼げ出したとしても、このままのびていく気がしない。
最初は仕方がないものの、稼げる人はこんなに少ししか稼げないとき、どうしていたのだろう、と思うのも無理はありません。
せっかく収益が出始めたのに伸び悩む方は多いのです。
そういう方たちに共通しているのは、「副業にどれくらいの時間を投下して、いくら稼げているか」を理解できていないことです。
この思考は非常に大切なので、ぜひ押さえておきましょう。
今回は、時間×単価の思考で早く結果を出せるようになるコツについてご紹介したいと思います。
「時間×単価」の思考は、とてもシンプルです。
例えば、
1時間でどのくらいの収益が得られるか?
というものです。
1時間で3,000円の収益が得られれば1h×3,000円。
休日5時間かけて9,000円なら9,000円÷5h。
時給的な思考なので、全く難しくないと思うのですが、副業をやっている方で伸びない方は、この思考をしない方が多いのです。
実は自分がどのくらいの時間をかけて、どのくらいの収益を得られているかを知ることは、非常に重要なのです。
副業をされている方は、ぜひ一度ご自身の計算もしてみてください。
ここを押えることができれば、次にどこを伸ばすのかが分かってきます。
「時間×単価」の思考は、稼ぐ効率度合いを客観視しながら、次にどこを伸ばすかの指標にもなります。
時給でアルバイトをした場合、短期間に昇給することはないですし、昇給したとしてもごくわずかなので、時給を変えるとは思わないものです。
しかし副業の場合は時間がない中で、「どのくらい時間をかけてこの収益を得たのか」という点が重要となります。
例えば1h×3,000円ぐらいなら、3時間かければ9,000円になるかもしれません。
時給を5,000円にできれば、2時間で1万円になるわけですが、相関しなかった場合は、どこに原因があるのかを特定することができます。
「時間×単価」に少しでも変化があれば、分析して原因を追求することもできます。
闇雲に時間を浪費し、自身の効率がどのように変化しているか把握できていないと、現状以上の伸びは期待できないのです。
ある程度の方向性を保つためにも、こういった指標は重要なのです。
具体的な例として挙げてみると、
現状は休日に8h、月4日稼働(合計32h)で5万円の収益を得ているとします。
時給にすると、5万円÷32h=1562.5円。
そして作業時間を倍すれば、10万円を目指せる!と思って平日も作業時間に費やしました。
蓋を開けてみると結果は7万5,000円と微妙な伸び率に終わったとしても、平日に増やした作業時間の過程で1800円の単価の仕事を見つけられたとすれば、翌月には、当初と同じ32hでも5万7600円の収益を得られることになります。
多くの方はこの思考を伝えられたときに、「そんなの当たり前だよ」と思うかもしれません。
しかし案外把握できておらず、自分が今「なにを目標としてなにをどのくらい頑張っているのか」が見えていない方が多くおられます。
黙々と休日に8h、月4日稼働(合計32h)で5万円の収益を続けているだけでは、5万円の収益以上に引き上げるヒントはいつまでたっても現れません。
現在副業に取り組み、伸び悩んでいる方で、今何時間かけてどのくらい収益を得られているのか。
改善するなら、単価と時間どっちを上げるために注力しようと思うのか。
すぐに答えられない方は、ぜひ一度「時間×単価」の思考を取り入れてみてください。
副業で結果が出ないときや伸び悩むときは、続けていくことが嫌になるかもしれません。
辞める選択まではいかなくとも非常にモチベーションはが落ちることでしょう。
そういう時は、客観的に、自身にとって今なにが足りないのか。
モチベーションが下がっている足りない部分を探して、とにかく動いてみることが大切です。
意外と行動していると数字が改善されてきて、またモチベーションが上がってきたりします。
悩んだときこそ行動してみると良いでしょう。
ただ、何をやっても改善されないときは、思い切って一旦休むのも手です。
あくまで副業なので、ある程度は余裕を持って取り組むぐらいの気持ちでいるのがちょうどよいかもしれません。
まとめ
副業で稼げないと思ったとき、同じ思考で悩み続けてしまうのはよくありません。
何かしら少しずつ変化を加えて、変化の反応を自分なりに分析してみましょう。
「時間×単価」の指標となる数字は、そんなときに自分を客観視できる、非常に大切なものです。
理解している方は「当り前」のことなのですが、案外気付かない方も多いのです。
ぜひ、「時間×単価」の指標を持って副業に取り組んでみてください。