しかし、昔から深夜寝る前に食べ物は口にしない方がよいと言われてきました。
実際、夜中に食べると太りやすくなったり、睡眠の妨げになるという話はよく知られています。
どうしても我慢出来ない夜間の空腹時には、太りにくいものや、消化しやすいものを選びたいものです。
今回は、夜中の間食について深掘りしたいと思います。
昔から「夜間の間食は太る」と言われてきましたが、実は、夜中に食べると太るという科学的な根拠はありません。
しかし、夜は一般的に眠るための時間帯で、日中よりもエネルギー消費量が少なくなるため、肥満につながりやすいといわれています。
日中と夜間に同じ食事をした場合、夜間の食事は消費カロリーが摂取カロリーを上回るので、身体が眠っている間にカロリーを吸収して脂肪となって蓄積してしまうのです。
また、睡眠不足によるむくみはダイエットの敵です。
夜間食事をすると寝ている間に胃腸が活発に動くため、睡眠の妨げになります。
そのことも、太りやすくなる原因のひとつと考えられています。
夜中にお腹がすいたときに摂取するものは、睡眠の妨げになりにくく、太らないものにしたいものです。
ここでは夜間食べると悪影響を及ぼすNGな夜食をご紹介します。
1.炭水化物
夜間は日中よりも、活動量が少ないですが、炭水化物は脂質や糖質を含んでおり、カロリーも比較的高めです。
そのため、夜食で炭水化物を摂取すると摂取カロリーが消費カロリーを超え、太る原因となる可能性が高いのです。
摂取カロリーが消費カロリーを超えると、超過したカロリーは脂肪となって就寝中体に蓄積されます。
就寝中はカロリーの消費量が非常に少ないので、食べたものが消費されないまま蓄積するので、ダイエット中の人は要注意です。
2.辛い食べ物
夜間に辛い食べ物を摂取すると、睡眠の妨げとなる可能性があるためお勧めできません。
辛い食べ物を食べると意識が覚醒して、眠りにくくなります。
また、辛い食べ物は胸焼けや消化不良を起こしやすいことで知られています。
眠る直前に摂取すると、消化不良を起こしやすいのです。
消化に時間がかかるので、横になっても胃腸の不快感で眠りにくく、睡眠の妨げもなります。
3.チョコレート菓子
「夜に甘いものを食べたい」と思った時、つい手軽に口にできるチョコレート菓子を食べてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、チョコレートは少量でもカフェインを含んでいます。
カフェインは覚醒作用が強いため、眠る前に食べてしまうと睡眠を妨害する場合があります。
また、糖質を多く含むミルクチョコレートは、眠る前に食べることで糖質を上手く消化できず、そのまま脂肪として体に蓄積されてしまうことも。
ダイエットには不向きなので、寝る前のチョコレートは控えるのが賢明です。
もちろん、カフェインが多く含まれるコーヒー飲料も避けてくださいね。
4.赤身肉
空腹を感じたとき冷蔵庫を開けると、美味しそうな赤身肉を発見!お腹はすいているし、焼くだけですぐに食べられる美味しい赤身肉なら、と調理したくなる方も多いのではないでしょうか?。
しかし赤身肉は、肉の中でも特に消化が難しい食材です。
消化に時間がかかるので、食べ終わってから眠ろうとしても、胃腸が活性化して睡眠が妨げられてしまいます。
タンパク質が豊富で比較的低脂肪、低カロリーなのが特徴のお肉です。
ダイエット中の人にはよいとされやすい食材ですが、寝る直前に赤身肉を食べることは避けた方が良いようです。
5.揚げ物
揚げ物は油を多く使っているため、消化に時間がかかってしまい、睡眠の妨げになる可能性があります。
高カロリーの上、脂質量が多いため、ダイエットにも不向きです。
活動量と代謝が低い夜中に揚げ物を摂取することで、脂質が脂肪に変わりやすくなります。
また、消化もしにくいので胃腸の運動が活溌になり眠りにくくなる可能性が高まります。
睡眠にもダイエット面にも悪影響を及ぼすので、揚げ物を夜食として選ぶことは控えましょう。
良質な睡眠をとり、余分な脂肪を蓄積しないためには、やはり夜食そのものを控えるのが最適です。
しかし、空腹状態で就寝するとかえって眠れなくなることもあります。
どうしても我慢できない空腹時にお勧めの空腹を凌ぐ方法をご紹介します。
・ノンカフェインの温かい飲み物を飲む
・野菜少しが入ったスープを飲む
・豆腐やこんにゃくを使用した低カロリー食品を選ぶ
食後就寝しやすいよう、アイスなどの冷たい食べ物は避け、温かい飲み物を摂取するようにしましょう。
少量の野菜を入れたスープは、お腹が満足するだけでなくカロリーを抑えられるのでおすすめです。
昨今では、お湯をかけるだけのインスタントスープも多く発売されているので、夜食にあったスープを探してみてください。
また、こんにゃくは噛み応えがあり、低カロリーなので夜食には最適です。
工夫次第でいろいろな楽しみ方が可能なので、自分に合った夜食レシピをひとつ持っておくと安心ですね。
まとめ
そのことによる睡眠妨害や、摂取カロリー過多による肥満になる恐れがあります。
我慢できないくらい空腹な時は、カフェインレスの睡眠やダイエットの妨げにならない温かい飲み物を選び、ゆっくり飲んでお腹を落ち着かせてから、ベッドに入るとスムーズに就寝できますよ。