腸内環境の重要性が注目され、CMなどでも「腸活」という言葉がすっかり定着してきた昨今。
腸内環境を整えることは、免疫力向上や便秘解消、ダイエットなど、様々な健康効果が期待できます。
人は寝ているだけで、かなりの量の水分を消費します。
寝ている間は水分補給ができないので、寝起きの体は水分を必要としています。
それだけに、朝目覚めた後にまず何を飲むのかはとても大切なのです。
気持ちの良い一日をスタートさせるためには、朝の水分補給に適さない飲み物、適した飲み物があります。
今回は、朝イチの水分補給についてご紹介していきます。
コーヒーはクロロゲン酸などのポリフェノールを含んでおり、健康効果が報告されている一方で、コーヒーにはカフェインも多く含まれています。
このカフェインを空腹時に飲むと通常以上に消化器官に負担をかけ、場合によっては吐き気や嘔吐を引き起こす場合もあります。
加齢の影響を受け、老化が進んでいる消化器官には負担が大きいのも事実です。
なので胃腸をいたわるためにも、朝寝起きの空腹状態でコーヒーを飲むことは避けるようにしましょう。
朝イチNGドリンク2.エナジードリンク・栄養ドリンク
コーヒーと同様にエナジードリンクや栄養ドリンクに多く添加されていカフェインは消化器官の負担となります。
エナジードリンクはやる気や気力のアップを期待して飲まれる方が多いですが、カフェインのみならず糖質も多く含まれている飲み物です。
朝の空腹状態でエナジードリンクの摂取することは、血糖値の急激な上昇につながります。
高血糖状態は脂肪を溜め込みやすくなるだけでなく「糖化」という現象につながり、老化を加速するだけでなく美容にも影響を及ぼします。
朝イチNGドリンク3.フルーツジュース
朝に果物を摂るとよいと聞いたことがある方もおられるかと思います。
果物は食物繊維や多様なビタミンが手軽に摂れる重要な食べ物ですが、加工されたジュースの状態では糖質が多く含まれ、ゴクゴク飲んでしまうと、空腹時はとくに急激に血糖値が上がりやすくなる飲み物とも言えます。
また、市販のジュースは製造過程において食物繊維やビタミンが減少しているため、果物による健康効果を期待する場合は、ジュースより果物そのものを朝食に取り入れるほうがよいでしょう。
起床後すぐにはお勧めできない飲み物の一方で、おすすめの飲み物もあります。
朝イチお勧めドリンク1.白湯・ノンカフェインのお茶
朝に白湯を飲むことで、身体全体を温められます。
体温が1℃上がると、基礎代謝は10%ほどアップするので、ダイエット効果も期待できます。
身体を温めることで免疫力もアップしますし、消化器官の活動を促進し、血流をよくします。
朝イチの飲み物は、温かい白湯や麦茶、ハーブティーなどを活用するとよいでしょう。
朝イチお勧めドリンク2.レモン入り炭酸水
炭酸水は、胃腸を刺激して朝の蠕動運動を促します。
レモンの香り成分であるリモネンには、体内時計のリセットを促す働きがあります。
そのため、夜の睡眠モードから朝の代謝モードへの切り替えがスムーズになり、代謝の良い体づくりをサポートしてくれます。
常温が理想ですが、冷たいほうが飲みやすい方は、氷を入れずに冷蔵庫で冷やした炭酸水を飲みましょう。
朝イチお勧めドリンク3.トマトジュース
トマトに含まれるリコピンは、朝にとったほうが体への吸収がよくなることが分かっています。
リコピンは、体内に蓄積してお肌を紫外線から守る働きがあるため、紫外線の強い季節には欠かせない美肌成分。
毎朝リコピンをチャージして、お肌を紫外線から守りましょう。
まとめ
ぜひ代謝アップや美肌効果のある飲み物を選んで巡りの良い体を保ちましょう。
コーヒーを飲まないと一日が始まらないと言う方もおられるでしょうが、寝起きの一杯はまず、ノンカフェインや糖質を含まないものをチョイスし、胃腸をいたわるように心がけてくださいね。