サイコパスとは、「反社会性パーソナリティ障害」という精神疾患を持つ人たちのことで、一般人と比べて非常に偏った考え方や行動を取り、対人コミュニケーションに支障をきたします。
外見だけでは見極めることが難しいので、近づかれ親しくなってから傷ついたり被害を被ったりします。
今回は、サイコパスにはどんな特徴があり、どんなことが弱点なのかを知り、サイコパスに負けない対処法を探ってみたいと思います。




サイコパスの特徴



◇ ◇ ◇


サイコパスに正攻法は通用しません。
うまく付き合いたい、攻略したいと考えるなら、まずは相手を理解することから始めましょう。




サイコパスには、以下のような特徴があります。




・口が上手い

・一見社交的で感じがいい

・自信があり堂々としている

・良心や罪悪感が欠如している

・平然と嘘をつく

・人をコントロールしようとする

・冷酷で冷淡

・利己的で自分本位

・損得勘定で物事を判断する

・無責任で言い訳が多い

・衝動性が高い

・刺激を求める傾向が強い





サイコパスを一言で表現するなら、自己利益至上主義の人間と言っていいでしょう。

自分の目的を達成するためなら、サイコパスは手段を選びません。

良心や罪悪感がないので、平気で嘘をつき、相手を騙して利用します。

誰かのために奉仕する気持ちや善意、慈悲の心はありません。




サイコパスの弱点



◇ ◇ ◇


一部の成功者を除き、サイコパスは自分が努力や継続して物事を続けるのが苦手です。

それよりも人をコントロールして、利益を得ようとします。

自分の力はたかが知れているので、人が助けてくれなければ何もできません。

人と心を通わせないとは思うものの、そのやり方がわからず、実は孤立や孤独に弱いのです。




衝動的に快楽や刺激を求める傾向があるので、退屈な状況が続くと辛く感じます。

誰にも相手にされず、何も与えられず、身動き取れない状況は、サイコパスにとっては大きなダメージになるのです。

また、日常的に嘘を言うことに慣れているため、嘘が通用しない相手も苦手です。

自分の知識量を大幅に上回っていたり、人の言葉を鵜呑みにせず自分で確認したりする相手だと、嘘が暴かれてしまうので、迂闊に近寄らなくなります。




サイコパス対処法8



◇ ◇ ◇


サイコパスの弱点を理解したところで、後は効果的な対処方法に移しましょう。

サイコパスに利用されない方法を、解説していきます。




1.相手にしない




サイコパスは言葉巧みに相手を騙して利用しようとします。
相手にしなければ、あなたを利用できないので、できる限り距離をとり、最低限の接触に留めておきましょう。
「ちょっと可哀想かも?」という同情はいりません。
少しでも優しさを見せると、サイコパスはすかさず付け込んでくるので、淡々と事務的に接するのが良いでしょう。




2.チームを組ませない




サイコパスがひとりでできることはたかが知れています。
弱点である孤独、孤立を活用し、チームを組ませないようにしましょう。
何か仕事を与える場合は、ひとりで完結できるものを与えることです。
どうしてもチームで何かを進めなければならない場合は、サイコパスが他の仲間を利用しないように、細かく役割分担をしましょう。




3.発言の確認を取る




サイコパスの特徴は、息をするように嘘をつくことです。
なので、発言をそのまま鵜呑みにしてはいけません。
時間や手間がかかっても、サイコパスの言ったことは自分で事実確認をしましょう。
サイコパスが「信じてくれないの?」などと言って、確認行為を阻もうとするかもしれませんが、「心配性だから、何でも自分で確認しないと落ち着かない」と説明し、疑っているわけではないポーズを装いましょう。




4.膨大な知識で論破する




知識はあなたを助けます。
日頃からコツコツ勉強を積み重ねて、正しい理論武装をしておけば、嘘ばかりでいい加減なサイコパスの言葉に左右されることはないでしょう。
何を言っても即正解を出し、膨大な知識量で論破すれば、薄っぺらい知識しかないサイコパスには簡単に勝てます。
あなたが博識だと知れば、サイコパスは無謀な戦いを挑んでこなくなるでしょう。
関われば自分の浅はかさが周囲にバレるだけなので、近づいてこなくなります。




5.その場で周囲に言いふらす




サイコパスの嘘を周知するのも、効果的な撃退法です。
サイコパスがあなたに何かを吹き込んだら、「ねぇねぇ聞いて!〇〇さんがこんなこと言ってたんだけど!」と、すぐさま周囲に言いふらすのです。
サイコパスをその場に残したまま、声を大にして騒ぎ立てるのがコツ。
当然秘密にしてくれると思っていたサイコパスは、自分の嘘を言いふらされて慌てることでしょう。




6.義務を強いる




自分がやりたくないことからはできるだけ逃げるのがサイコパスです。
ずる賢く立ち回って、楽をしようとします。
だからこそ、義務を強いるのは効果的な撃退法です。
できるだけ自由な選択ができない状況を作り、「これはあなたがやるべきこと」と明確に提示したうえで、逃げ場を作らないことです。
自分がやる選択肢しかないので、サイコパスにとっては苦しい時間になります。




7.上の立場の人を引っ張り出す




サイコパスは自分より弱い者は利用しようとしますが、強い者には意外なほど柔順です。
逆らってもデメリットしかないので、面倒でも渋々従うことを選びます。
あなただけの手に負えないなら、上の立場の人を引っ張り出しましょう。
サイコパスの問題行動を相談し、上の立場の権力で押さえつけてもらうのです。
そのためにサイコパスよりも周囲の人との関係性を深め、助けてもらえる環境を作っておくことが大切です。




8.おだてて利用する




いつだって利用する側にいたいのがサイコパスです。
あなたが利用する側に回れば、今までの嫌な思いが少しは報われるかもしれません。
サイコパスはプライドが高く尊大なので、おだてると上手くいくことが多いです。
サイコパスの話を聞き、「さすが!」と褒めつつ、「こんなの簡単にできちゃいますよね」とプライドをくすぐって利用します。
自分の利益になると信じていれば、上機嫌であなたに利用されることでしょう。






まとめ

サイコパスはズルくて性格が悪いように見えますが、単純に自分の利益になることを追求している人たちです。
人を騙して陥れるのは、そこに自分の利益になるメリットがあり、かつ騙したことに罪悪感を感じない人たちだからなのです。
この特性を理解すれば、サイコパスの扱いはそれほど難しくありません。
サイコパスの損得勘定を計算してメリットを示せば、コントロールしやすくなるでしょう。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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