そういう人たちを見て「自分もよい運を引き寄せることが出来たら」と思う方もいるでしょう。
誰だって幸運な人になりたいものです。
自分だけがうまくいかないことが続くと悲しくなりますよね。
でも、幸運にもいつのまにか成功を手に入れている人がいる一方、同じように努力していて、すばらしい才能があるのに、なぜか成功できずにいる人がいるのも確かなようで……。
実は、運がいい人にはある特徴があります。
今回は、運が良い人と悪い人の特徴と、運を引き寄せる方法をご紹介したいと思います。
宝くじを買ったりギャンブルに挑戦するときに、「運試し」と表現するように、運は自分で良し悪しを選べるものではなく、「偶然の出来事」や「巡り合わせ」だと思っている人も多いかもしれません。
もちろん、人の力に左右されたりタイミングが作用している可能性もありますが、「運がいい」とは、その人の考え方や行動が前向きなのだと考えることもできます。
イギリスのハートフォードシャー大学の心理学教授のリチャード・ワイズマン博士は、いつも運がいい人と運が悪い人が存在することに興味を持ちました。
そして、8年の歳月をかけて数百人の運がいい人と悪い人を対象にインタビューをし、検証し続けました。
その結果、運は単なる偶然ではなく、もちろん超常現象でもなく、その人自身の選択によるところが大きいことが明らかになりました。
運のいい人は、運の悪い人の2倍以上宝くじや賭けが「当たる自信がある」と答えていたのです。
そこでワイズマン博士は「運は自信と関係があるのでは?」と仮説を変更し、さらに対象者の考え方や行動を分析し始めました。
その結果として、博士は「運は、自分の態度や姿勢で決まるもの」と断言しています。
運のいい人は宝くじが外れても「今日は運を使わなかったから、明日すごいラッキーなことがあるかも」というように、発想の転換をして、自分で自分を運がいい人に変換できるという側面があるのです。
では、運がいい人は、どのような考え方をしているのでしょうか?
運がいい人のいくつかの共通点として、
1.「自分は運がいい!」と思っている
「自分は運がいい」と思っている人は、何かをする際に「今回もきっと運が味方してくれる」という気持ちがあります。
それによって肩の力が抜けて、本来の力を発揮しやすくなり、結果的に成功することが多いと考えられます。
2.「何があったとしても、何とかなる」という気持ちがある
自分は運がいいので何とかなる、と考えることができる人は、気持ちに余裕ができるため、多少のトラブルが起こっても落ち着いて対処できるのです。
3.「このくらいで済んでよかった」と思える
運がいいと思っている人は、周囲から見ると不運に見えることが起きても、当の本人は「運が悪かったらもっとひどいことになってたかもしれない」「このくらいで済んでよかった」と出来事をポジティブに捉えることができます。
こういった思考が新しい運を引き寄せることにつながっていのだと思われます。
どんなことにも目標や目的を持ち、真剣に取り組み行動している姿は、どこかで誰かが見ているものです。
運が良い人は仕事や恋愛に対して全力で向き合うため、いつも新しい気付きや自分の成長に繋げることができます。
大なり小なり「自分はこうなりたい」といったイメージと行動力を持ちましょう。
イメージの理想に近づくように頑張っている人にこそ運は味方してくれます。
また、幸運を引き寄せる人は、一度や二度の失敗では簡単に諦めることはありません。
どんなにうまくいかないような時でも、なぜか自分が成功するイメージを持っています。
何事もねばり強く努力することで、運は味方をしてくれるのです。
例えば、新しいことに関わる時、「自分なんて…」「どうせ失敗するし…」などと思ってとりかかれば、頭の中の「ネガティブな声」はあなたの人生の邪魔をするだけです。
幸運をつかむ人は、少々の不安があっても、自分の感情や直感に耳を傾け、とりあえず「やってみよう」と行動する人が多いのです。
そういうポジティブな人は、笑顔が素敵で明るく前向きな発言が多いものです。
周囲に自然と人が集まり、その結果、「類は友を呼ぶ」の言葉の通りに同じ思考の人たちが寄ってきます。
そうして集まった人と人とのつながりの中で、新たなアイデアが生まれ、物事が進展するなど、プラスの動きが発生しやすいと考えられます。
困っている人を助けたり、他者からの突然の頼みごとに快く対応したり、「ありがとう」という感謝の言葉を欠かさず、人から感謝されます。
そうすると感謝が巡ることで、別の機会に助けてもらいやすくなったり、良い話が耳に入りやすくなったりと幸運が返ってくるでしょう。
上に挙げたことを意識しても、なかなか考え方が変えられないかもしれません。
そんなときは、身の回りに今ある生活が「当たり前」ではないことを意識してみましょう。
毎日が退屈だと感じたり、刺激がないと思っていたとしても、住む家があり、ごはんを食べられ、仕事がある、夜はあたたかいお布団で寝られる、など… これらが当たり前ではない人もいます。
また、周りを見渡すと人は人と関わり合い、支え合いうことで生かされています。
今の生活が当たり前ではないのだと気づけば、小さなことにも感謝できるようになり、物事もポジティブに捉えられて運も味方になってくれることでしょう。
まとめ
毎日の小さな行動を起こす際に、その行動への思考が変わることで行動そのものが変わってくることも少なくありません。
もし「自分は運が悪いかも」と感じているのであれば、運が悪いと呪う前に、まずは目の前にあるものに感謝して、ご自身の考え方や物事の捉え方を見詰め直してみてください。