そこで今回は、お酢には具体的にどんな効果があるのか、また、正しいお酢の選び方や、効果的なとり方など、お酢を日常的に愛用するための方法も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
昔から健康増進に使われてきたお酢。
さまざまな効果が期待できるなかでも特に注目したい腸活ポイントは、お酢の「抗菌作用の高さ」です。
日常の食事にお酢を取り入れることで、大きく以下3つの効果が期待できます。
・腸内に住む有害な細菌を減らす効果
・胃腸での消化を良くする効果
・体重や体脂肪率を減らす効果
簡単にいえば、「腸内環境が良くなり」「消化を助けることができ」「ダイエットにも役立つ」効果が一度に得られるというもの。
それぞれの効果については次章で、詳しく解説します。
お酢に抗菌作用があるのは有名ですが、実際にその抗菌作用によって腸を整えることに繋がります。
さらに腸内には「カンジダ属菌」と呼ばれる、カビの一種が住み着いています。
カンジダ属菌は、腸内で増えすぎると健康に害を与えてくる厄介な存在なのですが、お酢には、そのカビ(カンジダ属菌)を減少させる作用もあります。
有害な細菌とカビまで同時に減らせるとは、お酢の力ってすごいですよね。
また、お酢が減らしてくれるのは、有害な細菌やカビだけではなく、体重などを減少させる作用も確認されています!
日本人を対象にした研究では「1日大さじ1杯(15ml)」のお酢を摂取するだけで、体重や体脂肪が減少する結果が得られています。
さらに、お酢の量を大さじ2杯(30ml)摂取した場合も研究されていますが、大さじ1杯と比較すると、さらに体重や体脂肪が減少したのです。
お酢を飲めば痩せる……とは言えませんが、適量であればダイエットの強力な助っ人になってくれそうです。
体内での消化サイクルはとても大切なもので、消化の乱れによる腸内環境の悪化には注意しなくてはいけません。
ですが、お酢を取り入れることで消化を助ける作用もあります。
良いことばかりのお酢ですが、選ぶ際のポイントについてご紹介すると、基本的には、米酢、穀物酢、黒酢、りんご酢など、どのようなお酢でも効果はあります。
その上で、飲みやすい点からもっともおすすめなのが「りんご酢」です。
お酢は、抗菌作用と引き換えに、非常に酸っぱいのが特徴です。
毎日続けてこそ効果を発揮するので、飲みやすさで選ぶのは理にかなっています。
お酢を購入する際は、原材料を確認して、なるべく「砂糖」や「果糖ブドウ糖液糖」が表示されていない商品を選ぶようにすると、さらに効果を高めることができますよ。
最後に、お酢を実際の生活で活用する方法をご紹介します。
具体的には、以下の手順でお酢を摂取すると、効果を実感しやすいのではないでしょうか。
1.まずは1日小さじ1杯分から
お酢を飲み慣れていない時は、まず酸っぱさが気になると思います。
味に慣れることが大切です。
小さじ1杯分程度を使った酢の物や、甘めに作った酢キャベツなどを食事に添えてみましょう。
2.お酢ドリンクを飲んでみる
お酢に慣れてきたら、お酢ドリンクにチャレンジしてみてください。
フレーバー炭酸水にお酢を入れてみましょう。
香りでお酢の酸っぱさも気にならなくなり、かなり飲みやすくなります。
1日大さじ1杯を目安に摂取してみましょう。
3.1ヶ月取り続けてみる
上記のような形で、お酢を意識して毎日摂取することを1ヶ月間続けてみてください。
できれば、1日大さじ2杯くらい摂取できると理想的ですね。
これから梅雨を迎えじめじめと暑くなる季節は、さっぱりしたものが食べたくなるので、お酢生活を始めるにはぴったりです。
ぜひ挑戦してみてください。
まとめ
お酢を原液で飲む方はまずいないと思いますが、原液は刺激が強すぎるため、胃が荒れてしまったり、歯のエナメル質が溶けてしまったりする可能性があります。
必ず希釈して飲むようにしてくださいね。
必須アミノ酸を多く含んだお酢を上手に取り入れて、腸活を成功させましょう。