リビングや部屋の床に、突然落ちているのを見つけた時、今まで私はゴミ箱にポイッでしたが、飼い主のみなさんにいろいろ聞いてみたところ、予想以上に愛猫の抜けたヒゲを保管している方が多いことに驚きました。
今回は、猫のヒゲが抜ける理由についてもご紹介していきます。
今回お聞きした中で、愛猫の抜けたヒゲを「いつも保管する」「ときどき保管する」という飼い主さんは、全体の7割強もおられることがわかりました。
そこで、「保管する」と答えた飼い主さんに、なぜヒゲを集めているのか、集め始めた動機やきっかけを伺ってみることに。
すると、抜けたヒゲを保管するようになった理由として最も多かったのが、猫のヒゲは「縁起がよいといわれているから」でした。
また、「愛猫の思い出の記念」としてと言う意見も多く、ただ「愛猫の一部だから愛おしい」「抜けたヒゲすらも愛おしいから」「全てが愛おしいから」と抜けたひげさえもいとおしいと思う飼い主さんの愛情の深さが溢れていました。
あとは、
「なんとなく捨てるのがもったいなくてためてしまう」
と言う方も。
私が、なるほどと思ったのは、
「先代のコが亡くなったとき、形見がなかったので、今のコの毛やヒゲを取っておくようになった」
や
「亡くなった後も、形見になるから」
といった意見で、わが身に振り返ってみると、確かに亡くなってしまうと先代の形見と言えるものは何も残っていないものです。
写真だけが思い出になるよりも、その子の一部だったヒゲが残っていることに大きな意味を感じることができるかもしれないと思いました。
飼い主さんたちが、いろいろな思いで愛猫のヒゲを集めているのがわかったところで、大切なヒゲをどのように保管しているのでしょうか。
主な保管方法を教えてもらうと、「専用のケースに入れている」と言う方が多く、なかには「ヒゲ専用の桐のケースにしまっている」と言う方も!
他には、
「かわいいお菓子の空き缶に保管」
「透明のビンに大切に保管してます」
「小さなジップロックに入れています」
など、やはり保存専用の何かを用いている方が多い様子。
また、片時も愛猫と離れたくないのでしょうか、小さなチャック付きの袋に入れてお財布の中の専用スペースにお守りのよう入れている方もおられました。
変わったところでは
「貯金箱にためる」
「食器棚の扉にテープで張り付ける」
「スマホとカバーの間に入れている」
という方も。
皆さんそれぞれの方法で、ひげを捨てずにいらっしゃるようです。
飼い主さんたちはさまざまな工夫をして、大切な愛猫のヒゲを保管していますが、そもそも、なぜ猫のヒゲは抜けるのでしょうか?
実は、猫のヒゲもほかの毛と同様に、生え変わりで抜けていきます。
個体差はありますが、その頻度は半年程度とされています。
ただ、ヒゲが抜けたときに何か特別なケアが必要ということではないので、抜けたひげを見つけたからと言って慌てることは何もありませんよ。
まとめ
保管せずに捨ててしまう方もおられますが、今は元気で走り回っていても必ず自分たちよりも先に逝ってしまうのですから、今のうちに思い出の品として愛してやまない猫のヒゲをとっておくのも良いかもしれませんね。
ヒゲ保管専用のブレスレットやペンダントもあるみたいなので、私も、次に愛猫の抜けたヒゲを見つけたら、大切にとっておこうと思います。