しかし、どんな人でも副業にできる何かを持っていると言います。
今回は、多くの人々に副業アドナイスをしてこられた宮中清貴氏著書『お金も知識も自信もない私に、稼げる副業を教えてください!!』より副業のタネの見つけ方をご紹介します。
そもそも、自分にはお金になるものが全然ないと思う必要は、全くありません。
どんな人でも、必ず「人の役に立つコンテンツ」を持っているものなのです。
副業を始めるまでは、自分には何もないと言っていた方が、人生経験や好きなことを活かして、楽しそうにお金を稼いでいる例はたくさんあります。
始める前は確信が持てないかもしれませんが、必ず人の役に立つコンテンツはあるものです。
ビジネスは、困っている人のお悩みを解決することであり、お悩みを解決してくれる商品やサービスに対して、お金のやり取りが発生するというだけのことだからです。
ポイントは、こういうことをやりたいけれど、どうやればいいのかがわからない人がたくさんいるのです。
なので、やり方に詳しい人に、その方法を教えてもらうということなのです。
それでも、人よりもものすごく得意なことと言えるようなものはない気がする方も多いでしょう。
なぜなら、人は自分が得意なことや才能を発揮しているときには、無意識でやっていることが多いからです。
自分では気づけていない場合がほとんどだと言えるでしょう。
そこで、自分の得意なことや才能、副業のタネになる経験を探すためのヒントをご紹介しましょう。
「あなたが、好きなこと、夢中になれること、ワクワクすることは何ですか?」
そう聞かれて答えるときに、得意なことや自分の性格、なぜそれが好きでワクワクするのか、という根本を深く考えていくと、自分自身のことをよく理解できるかもしれません。
この質問は、自分自身の事をより理解するためのものです。
なぜ好きなのか、なぜ得意なのかということまでなかなか考えることがないので、新しい発見につながることが多いのです。
例えば、「ゲームをするのが好き」と答えた場合は、ゲームのどんなところが好きかを掘り下げます。
すると、「レベルアップしながら1つひとつステージをクリアしたり、強いボスをどうやって倒すか戦略を練って、成功したときがすごく嬉しいし、楽しい」というゲームが好きな理由が見えてきます。
その答えにこそ、自分自身を知るヒントが隠されています。
たとえば、副業を成功させようと思ったとき、その成功までの道のりを、好きなゲームと同じ感覚で捉えてみましょう。
ゲームが得意ということは、きっと頭の中で「○○がこれくらいできるようになると、△△が達成できるようになる」というような計算ができていて、それをできるようにレベルアップしていこうと取り組んでいるのではないでしょうか。
何か達成したいことがあたとして、それに関する話を聞くだけで、どうやって取り組んでいいったらよいかという道のりを探すのが他の人よりも得意なのかもしれません。
そして、ゲーム以外の好きなことや得意なことにも、それぞれ自分自身をを知るヒントが隠れているはずです。
2.人は「少し先にいる人」に学びたがる
「あなたが今、最も興味関心のあることは何ですか?」
あなたが今、最も興味関心があることは何か?を問う質問です。
この質問は、とても重要です。
人は最も強く興味関心があることには、夢中で取り組むことができます。
それに一番時間もお金も投入していて、それによって得た知識を、まだ知らない人や困っている人に提供できる可能性が高いのです。
この質問は、自分のことを知るためにもしっかり考えることが大切ですね。
興味や関心のあることがたくさんあるなかで、パソコン関連やカメラに興味があれば、仕事としてパソコンのスキルをレクチャーしたり、円滑な人間関係、例えば、いつも後輩や上司との関係性をいい状態に保ちたいと考えている場合は、良好に保つ方法を教える人もいると思います。
まだ詳しくないとしても、カメラが好きなら、たくさんの人を撮影してあげて、喜んでいただくことで、お金をもらえるかもしれません。
好きなことを仕事にするのはそこまで難しいことではなく、大切なのは行動を起こし続けることです。
そして当然、途中では失敗もたくさんするので、うまくいくまでめげずに続けることがなにより大切です。
実際に何かを人に教えて、本当に人からお金をもらえるレベルになれるかどうか自信が持てないという人がいますが、実は、そこがたくさんの人が陥ってしまう、「落とし穴」なのです。
ほとんどの人がハマってしまう「落とし穴」は、「完璧じゃなきゃダメ」「プロフェッショナルじゃなきゃダメ」と、ハードルをものすごく高く設定しすぎることです。
副業を始めるポイントは、「お客様よりも少し先を進んでいる」ことだけなのです。
副業の収入で月5~10万円稼ぎたい場合、成功させるために年商5、6兆円稼ぐソフトバンクの孫正義さんから教えを請おうとは思わないでしょう?
それは、孫さんが雲の上の人すぎるからです。
逆に1年前から副業を始めて、現在、副収入で月10万円以上を安定的に稼げている人なら、ぜひ教えてもらいたいと思いませんか。
「先に進んでいる」っていうのはそういうことなのですが、なぜか、「孫さんレベルにならないといけないのではないかと、自分でどんどんハードルを上げてしまうのです。
自分よりもスキルが上の人が大勢いるから、と躊躇しがちですが、世の中には、自分より「少し先の人」から教えてもらうほうがピッタリの人が必ずいます。
今は、副業を始めたいと考え始めている人がどんどん増えてきていますが、その人たち全員に対して、誰かが1人でサポートなどはできません。
だからこそ、自分がサポートできる範囲のサービスを求めている人が必ずいるので、その人をサポートすれば、自ずと副収入は増えていきます。
飲食店だって、超高級店から大衆居酒屋、ファストフードなど、いろいろです。
自分が提供できる範囲で、ビジネスをすればよいのです。
3.周囲の人のこと
「人によく相談されること、求められること、喜ばれること、感謝・感動されることは何ですか?」
この質問からわかることは、自分が人からどう思われているか、人の役に立てるものはどんなことかです。
これが、本当の強みや得意なこと、隠れた才能を発見するヒントになります。
そして、それが大きなチャンスに繋がっていくこともあります。
自分では、ほんの些細なものだと思われることでもいいのです。
例えば、よく後輩からいじられる、異性からも同性のように接してくるような人は、実は何でも言い合える仲になっているということ、話を聞いてほしいと思われている人ではないでしょうか。
それが、彼氏とか先輩のグチだったり、後輩からは、上司の機嫌が悪いときにどう対応すればいいかを聞かれたりするような内容でも、「誰かから相談される」ということがどういうことなのかを考えてみるのです。
また、会社にお客さまが来ると必ずお茶を出すように言われ、上司が来るまでの間つなぎの役割をしているような人は、なぜ自分なのかということを考えてみましょう。
「相談される」「頼まれる」理由は、だいたい2パターンに分かれます。
1つ目は、「相手は誰でも良くて、他に話せる人がいなかった」からというパターン。
この場合はいったんスルーします。
2つ目は、相手があなたのことを、その内容について詳しい人、うまくできる人、もしくは安心して話せる人だと思っているからというパターン。
「なぜ後輩は自分にこの相談をするんだろう」
「同僚はどうして自分に話を聞いてほしいと頼むんだろう」
「上司が自分にお茶出しを頼むのはなぜだろう」
と、自分で自分に質問しながら、そのときのことを振り返ってみてください。
1つ目と2つ目、あなたはどちらになりますか?
後輩が、自分がアドバイスしたことを活用して上司に褒められていたり、同僚も、グチるのは、自分に対してだけだったり、お客様にお茶出しをしたあとに、上司から毎回「お客様と何か話をした?」と尋ねられたりするなら2つ目の理由になるのではないかと思います。
もしかすると、上司にとっては、あなたがお茶を出しに行くことで、来客の方とすぐに仲良くなって場が和むので、その後の商談がいい方向に進みやすいのかもしれません。
だとしたら、それは立派な才能・強みになると言えるではないですか。
お客様にお茶を出すことが、あなただけにしかできない最強のスキルに思えてくるでしょう。
まとめ
自分でそれを認識できるだけで、よりその才能を伸ばして、唯一無二の強みに変わることもできるのです。
どんな人も、必ず「人の役に立つコンテンツ」を持っていて、人生の棚卸しをすれば副業のタネが見つかるということを信じて、ぜひ、チャレンジしてみましょう。