気持ちがこもってるものであればなんでもOKと言うわけではありません。
TPOによっては避けた方が良いものもあります。
今回は、間違ってしまうことのないように、おくっていいお花、ダメなお花を把握しておきましょう。
なにかのお祝い事に気持ちのこもったお花を贈ることは、とても素敵なことです。
しかし、贈るのはどんな花でもよいというわけではありません。
お祝い事の際に贈るのには不向きな花もあることを把握し、相手に喜んでいただけるようなお祝いにふさわしい花を贈りましょう。
お祝いのときに贈ってはいけないお花4選
1.菊の花
菊の花には「信頼」「高貴」といった素晴らしいが花言葉を持つものが多いです。
しかし、日本の場合は菊の花の持つイメージとして、お葬式など故人を偲ぶ場所で使われるという意識が強いため、お祝い事に贈るのはマナー的にNGだと解釈しておきましょう。
特に入院中や体調がすぐれない人へのプレゼントに菊の花を贈るのは、死を連想させるため絶対にやめておくのが賢明です。
2.新築祝いに、真っ赤な花
親しい家族や友人が新居を建てた時は、お祝いに素敵なお花を贈りたくなるものです。
新築のお祝いにお花を贈る場合に気を付けたいのは、真っ赤な花ばかりを集めた花束や、赤い花を一輪だけ贈るといった行為です。
おくったお花の花言葉が素敵で問題がなかったとしても、赤という色が炎を連想させ、火事や家計の炎上など、火が出て燃えるような印象を持たれてしまう可能性が高いので、特別に頼まれた場合でなければ真っ赤な花を贈るのは避けるべきです。
3.入院相手に、不吉な意味の花
入院や自宅療養をしている方に、不吉な意味を持つ花を贈るのはよくありません。
・鉢植え→根を張るという意味があるため、病気や入院が長引くことを連想させる。どんな花であってもNG。
・菊→お葬式=死を連想させる
・ツバキ→花ごとポトン落ちる様子が、首を落とす=死を連想させる
・シクラメン→「シ=死」「ク=苦しむ」を連想させる
お花を贈ること自体は非常に喜ばしいことですが、花言葉だけでなく贈る花に持たれやすい一般的な印象についても配慮しましょう。
4.カーネーションの花言葉も様々
母の日を連想する花の代表格といえば、カーネーションです。
しかしカーネーションは、さまざまな色によって複数の花言葉を持っていることでも有名です。
特に、母の日に贈るべきではない色として、以下のものがあります。
・黄色→軽蔑・嫉妬
・白→亡き母を偲ぶ
・濃い赤→私の心に悲しみを
・紫→気まぐれ
カーネーションでもネガティブな花言葉を持っている場合は、贈るのは避けた方が良いでしょう。
赤→母の愛・純粋な愛・真実の愛
ピンク→感謝・気品・温かい心
無難ですが、赤やピンクの色がおすすめです。
お祝いに適している花として
・胡蝶蘭「幸福が飛んでくる」
・カスミソウ「感謝・幸福」
・バラ(赤)「情熱・愛情」
・バラ(白)「純潔・深い尊敬」
・ブルースター「幸福な愛」「信じあう心」
迷って決められない場合は、送る目的を花屋さんに伝えて、お任せで華やかな花束を見繕ってもらうのもひとつの手段です。
まとめ
お花を贈るときには、ぜひその花が持つイメージと花言葉にも注目しておきましょう。
そうすることで、贈った相手も気持ちよく花を受け取ることができます。