しかし、切れ味の悪い包丁を使っていると、無理に力を加えて食材を切ることになるので、イライラしたり誤って怪我をしてしまうこともあります。
切れ味の低下には十分な注意が必要です。
今回は、包丁の切れ味を長持ちさせるために、やってはいけない行為と研ぐべきタイミングもご紹介します。
包丁の切れ味を落とすいけない行為として6つの例を挙げると、
1.硬いものを無理やり切る
包丁で硬いものを無理やり切ると、切れ味が落ちやすくなります。
特に冷凍食品や硬いカボチャなどは要注意。
硬い食材を切る前には、解凍するか熱を加えるなどして柔らかくしておきましょう。
2.食洗器で食洗器非対応の包丁を洗う
食洗器で洗える包丁もありますが、すべての包丁が対応しているわけではありません。
食洗器非対応の包丁を食洗器で洗うと、刃が傷んだり、包丁自体が変形するなどのリスクがあります。
非対応の包丁は、必ず手洗いすることで切れ味を長持ちさせることができます。
3.長期間メンテナンスしない
包丁は、使う度に徐々に切れ味が低下していきます。
まだ切れるからと、メンテナンスをせずに使い続けるのは避けてください。
長期間メンテナンスせずにほおっておくと、包丁の寿命が短くなり、刃の損傷を引き起こす可能性があります。
4.酸性の食材を頻繁に切る
オレンジやレモンなど酸性の強い食材を頻繁に切る場合は、使った直後に速やかに包丁を洗うようにしましょう。
酸性の汚れが包丁に残ったままになると、錆びる原因になります。
5.包丁を自然乾燥させる
包丁を濡れたまま放置して自然乾燥させるのは良くありません。
濡れた状態での放置は包丁の素材を劣化させる恐れがあります。
包丁を洗った後は、必ず水分を拭き取ってから収納するように気を付けましょう。
6.まな板以外の場所で食材をカットする
包丁は、まな板やカッティングボードの上で使用することが大切です。
お皿の上やフライパン、鍋の上で食材を切ったり、食材以外の物に使用するのは、包丁の切れ味を早く悪化させます。
適切なカッティングボードの使用によって、包丁の切れ味を長持ちさせましょう。
包丁の研ぎ頻度には次のような目安が推奨されます。
・シャープナーを使用した日々の手入れ→できれば毎日
・砥石による本格的メンテナンス→月に1度程度
・専門の研ぎ師に依頼→年に1度
シャープナーでの手入れは一時的に切れ味を回復させるものの、完全な解決にはならないため、砥石での研ぎ方をマスターすることが望ましいです。
自分で研ぐのが苦手な場合や、包丁を特別にケアしたい場合は、専門家による定期的なメンテナンスを利用しましょう。
まとめ
毎日使用していると切れ味の変化に気が付かないこともありますが、注意を払いながら適切に手入れをすることが必要です。
食事の支度には欠かせない包丁だからこそ、日々のメンテナンスを怠らないようにしましょう。
包丁の切れ味は料理のクオリティや安全性に直結するため、適切なケアを心掛けることが大切です。