火を使わずに調理できる便利な家電ではありますが、使い方を間違えると、とんでもない事態を引き起こすことになるかもしれません。
今回は、電子レンジから火が出てしまう可能性がある使い方と上手に電子レンジを使いこなすために知っておくべき知識をご紹介します。
電子レンジの使い方を間違えてしまうと、電子レンジから発火する事態になりかねません。
一度発火してしまうと、そのまま燃え広がり火災につながる可能性があるため、注意が必要です。
毎日何回もチンするほど、非常に使用頻度が高い家電製品なので、火災につながるようなNGな使い方はきちんと把握しておきましょう。
電子レンジから火が出てしまう可能性がある使い方は、次のようなものがあります。
1.レンジ内を掃除せず汚れたまま使用し続ける
電子レンジの庫内に食材の汚れが付着したまま使用し続けていると、調味料や食べもののカスに熱が過剰に入ってしまいます。
高温状態になった調味料や食べカスが、ふとしたタイミングで発火し、そのまま電子レンジが炎上する可能性が十分にあるのです。
ちょっと吹きこぼれただけだからと、汚れをそのままにしてしまうのは絶対にNGで、とても危険な行為です。
吹きこぼれた時にはその都度ふき取り、放置して頑固な汚れになってしまわないように注意しましょう。
2.食材を過剰に加熱する
食材を過剰に加熱すると、発火する恐れがある食材として次のようなものがあります。
・さつまいもなどのイモ類
・中華まんなど、皮でおおわれている食材
これらの食材は、まだなんとなく温まっていないと感じた時、何度も追加で加熱するのは危険です。
何度も加熱することで、食材内の水分が蒸発してしまうからです。
すると内部が炭化してしまい、食材の炭化が進むと、可燃性のガスが発生して発火する恐れがあるのです。
3.異常を無視して使い続ける
電子レンジに異常が発生していたにもかかわらず、使用を続けるのは大変危険です。
・使用する度に焦げ臭いにおいがする
・購入時にはしなかった異音が発生する
小さな変化だからといって、軽くみてしまうのはよくありません。
故障サインを無視してしまうと、発火などの大事故につながります。
4.電子レンジで過熱してはいけないものを、加熱する
電子レンジで加熱すべきではないものは、次のものがあります。
・「電子レンジ不可」と記載されている袋や素材
・アルミホイル
アルミホイルは、電子レンジを温めるときに発生するマイクロ波と相性が悪く、発火する原因になります。
電子レンジ対応不可の素材は、基本的にレンジ庫内には入れないようにしましょう。
電子レンジを上手につないこなすために実行したいことをご紹介します。
・電子レンジ対応不可の素材は、絶対に温めないこと
・アルミホイルは、極力使用しないこと
・庫内は定期的にお手入れすること
・故障サインが出ている場合は、購入から月日が経っていなくても使うのをやめて、メーカーに問い合わせること
電子レンジは電気を使用するため、気楽に使える家電のようで、実は使用には気を使わなければならないのです。
毎日頻繁に使用しますし、生活の身近にあるものなので、「これくらい大丈夫」と思いがちになりますが、その油断がとんでもない事態を引き起こしてしまう可能性があることを知っておいてください。
まとめ
我が家からボヤや火事を出さないためにも、NGな食材や素材をしっかりと把握して正しい使い方をしたいものですね。
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