ぬいぐるみではないので、人間と同じようにご飯を食べるし、ウンチもおしっこもします。
お気に入りの爪とぎ場所を見つけようものなら、それが高級家具であろうがお構いなしにバリバリバリっと傷つけてしまうこともあります。
それでも猫と一緒にいたい理由のひとつは、人間では得られない刺激を与えてくれるからです。
今回は、飼い主さんが猫と暮らしてみて驚いた声を5つご紹介します。
猫は体がとても柔軟で、ジャンプ力に優れています。
テーブルの上、タンスの上などに軽やかにジャンプする姿には「さすが猫!」と感心してしまうでしょう。
猫のジャンプ力は1.5mほどあると言われていますので、普段の目線の何十倍もの高さに飛び上がるのです。
私は、飛び上がる場所をにらんでピリリと身体を全集中する一瞬が好きですね~。
しかし、時にはジャンプに失敗して転んだり、着地に失敗して落ちたりして、意外に鈍くさいことに驚いたという飼い主さんもいるのではないでしょうか。
2.賢い
一般的には、芸を覚える犬の方が猫よりも上手なイメージがあるため、犬の方が賢いと思われているかもしれません。
しかし、猫も賢い動物なのです。
ドアや引き戸の開け方を飼い主さんを見ていつの間にか覚えたり、人間のトイレで用を足すことができるようになった猫ちゃんもいます。
また、飼い主さんの行動パターンも猫はよく観察しています。
飼い主さんが起きる時間、寝る時間、出かける時間、帰宅時間を覚えているのです。
足音だけで、誰が来るのかを判断したりします。
朝は決まった時間に「朝ごはんちょうだい」と起こしに来ますし、夜は「寝る時間だよ。早く一緒に寝よう」と待っていたりする猫もいます。
3.感情表現が豊か
ツンとしてクールなように見えて、いろいろな方法で飼い主さんに愛情を伝えてくれるのが猫ちゃんです。
人間と同じように顔の表情に喜怒哀楽の感情があらわれますし、しっぽや鳴き声でその時の気持ちを伝えてくれます。
娘が生まれて、まだ寝返りができないときには、赤ちゃんサークルの端っこにいつも陣取って、ナイトのように見守ってくれていましたし、娘が泣くと、私を呼びに来ることもありました。
先代猫の懐かしい思い出です。
4.甘えん坊
猫はクールでベタベタされるのをあまり好まないイメージを持たれていますが、一緒に暮らしてみたらとても甘えたさんだったことに驚く飼い主さんは多いと思います。
飼い主さんに構ってもらいたくて、スリスリしたり鳴いたりしたりするのです。
それでも構ってもらえないとイタズラをして注目してもらおうとする猫もいます。
こちらが遊びたいときと、猫の構ってほしい時のタイミングが合わずに困ってしまうこともありますが、飼い主さんがかわいい猫にに合わせることがほとんどでしょうね。
5.活発
猫はよく寝る動物ですが、夜中に走り回ったり、同居猫と追いかけっこを始めたりすることがあります。
元気があることはいいことですが、飼い主さんがうるさくて寝不足になってしまうことも。
また、猫は早起きです。
もともと明け方に活動する動物なので、日が長くなる夏に向けて起きる時間が早くなる猫もいます。
我が家の猫たちはもうだいぶご年配なので(11歳)、普段はそこまで走りまわることはありませんが、時たま見知らぬ人の訪問があると、一目散にどこかへ行ってしまう逃げ足の速さは変わりません。
まとめ
それぞれの猫によって性格や個性も様々ですが、多頭飼いの場合は、その違いを見つけられるのが楽しみでもあります。
猫が居る暮らしの中では、人間だけではありえない、意外で驚きに満ちたことにたくさん出会えますよ。
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