今回は、お尻やしっぽといった魅力的なパーツの“かわいいだけじゃない”トリビアをご紹介したいと思います。
ふわふわの毛に覆われた猫の「お尻」。
歩いているとき、左右交互にぷりぷり振って動く姿もとてもかわいいですよね。
人間の感覚でその位置から「お尻」と呼んでいますが、厳密にいうと人間の思っている猫の「お尻」は腰の一部なのです。
座るときにクッションとなるために脂肪がついていてやわらかくなっていますが、根本的に人のお尻とは違う部位だということを覚えておきましょう。
口の上の「ぷっくり」はヒゲを動かすための筋肉
口角が上がっていて、見ていると幸せになれそうな口の上の「ぷっくり」部分。
見た目はやわらかそうに見えますが、おもにヒゲを動かすための筋肉なので、実はやや硬めなのです。
猫がモノのニオイをチェックしようとするときは、ヒゲを前向きに動かす筋肉が収縮するため、さらにぷっくりふくらんで見えますよ。
「鍵しっぽ」は西日本に多い?
猫の気持ちはしっぽに敏感に表れます。
幸せを呼んでくれそうな鍵しっぽの猫は西日本、とくに九州の外猫に多い傾向があるようです。
遺伝的に純粋な日本猫にカギしっぽはありません。
江戸時代に海外との貿易の港があった長崎に、外国から鍵しっぽの猫が入ってきたため、西日本に多くいるといわれています。
猫の鼻には指紋に似た「鼻紋」がある
濡れていて、触るとひんやりして気持ちいい猫の鼻先。
猫の鼻の状態で健康かどうかを推測することもできます。
この猫の鼻ですが、実は人の指紋のような個体ごとに違う「鼻紋」があります。
ただ、人の指紋のように明確に一つひとつが明らかに異なるのではなく、小さい面積に特徴が詰め込まれている結果、似通った鼻紋が多くなるため、個体の識別に鼻紋を用いるのはなかなか難しいようです。
まとめ
今回は4つのトリビアをご紹介しました。
ぜひ愛猫とのコミュニケーションの際には、じっくり観察してみてくださいね!
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