フレンドリーな猫やツンデレな猫など、それぞれの気質には個性があります。
今回は、そういったさまざまな性格を持つ猫ちゃんのタイプ別に、愛猫に合わせた接し方をご紹介したいと思います。
「フレンドリーさん」は、あまり警戒心がなく、甘えん坊な性格の猫です。
このタイプの猫は、人との距離が近く、同居猫がいる場合は猫同士でくっついて過ごすこともあります。
自己アピールが強い性格なので、そこに配慮した接し方がポイントです。
このタイプの猫は、人と接することが大好きです。
飼い主さんに顔や体をなでられると安心するので、近くにいるときはやさしく撫でてあげてあげましょう。
ただし、猫からのアピールがエスカレートしないよう、適度な距離を保つ時間もつくってください。
人と遊ぶことが大好きなので、一緒に遊ぶ時間を毎日10分ほど確保できるといいですね。
「おおらかさん」な猫のタイプも、人のペースに合わせてコミュニケーション自体は好きな傾向にあります。
1匹で過ごしたいときも、飼い主さんが近づいてきたら「どうぞ触ってください」と受け入れてしまいます。
猫がひとりでゆったりくつろいでいるときは触らずに放っておくなど、意識的に自由時間をつくってあげましょう。
自ら近づいてきたら、あごや背中など猫が好む場所をたくさん撫でてあげてください。
あまり長時間触れられるのはストレスになりやすいので、ある程度触れ合ったら解放してあげましょう。
気持ちと裏腹な行動をしてしまう「ツンデレさん」。
猫本来の警戒心が残っていて人慣れしていないところもありますが、本当は飼い主さんにはもうちょっと甘えたいと思っている可能性があります。
孤高の存在というイメージですが、それは警戒心の裏返しなので、まずは猫に安心感を与える工夫をすることが大切です。
接し方も、人との関わりに少し躊躇するタイプなので、1匹で落ち着いて過ごせる場所をいくつか用意するといいでしょう。
「この場所にいるときは話しかけない」などのルールをつくっておくと、猫も安心してその場所で過ごせますよ。
環境や人になれていないなど、ドキドキしながら生活している「繊細さん」タイプの猫は、まわりの様子をうかがいながら、人に見られないように行動することもあります。
無理に人が接触しようとするとストレスになるため、まずは猫がひとりで快適に過ごせる場所を作ってあげることを心がけましょう。
室内の移動ですら戸惑う傾向にあるため、トイレや食事場所、寝床などを一カ所にまとめて過ごしやすくなるように工夫してください。
人に見られても警戒しなくなってきたら、徐々に活動範囲が広がるような配置にしてあげるとよいでしょう。
ストレスも敏感に感じやすいタイプなので、ふだんから様子をしっかり観察してあげてください。
まとめ
おおらかな子、繊細な子、ツンデレな子…。
飼い主さんが愛猫のふだんの行動から、どんなタイプなのか観察して、性格に応じて丸ごと愛してあげてくださいね。
新装版猫の気持ちがおもしろいほどわかる本