洗濯物を乾かしたり、冷暖房を部屋全体に行き渡らせてエアコンの効率を上げたりと、一年を通して家事の強い味方にもなってくれます。
小さいので場所を取らず、家の中で移動させるのが楽なのも嬉しいポイントですね。
今回は、暮らしを手助けしてくれるサーキュレーターについてご紹介します。
サーキュレーターは、羽根が回転して風を起こすという点で、一見扇風機と変わらないように見えますが、二者には大きな違いがあります。
扇風機の役割は、人に風を直接当てることで体感温度を下げます。
そのために、広範囲に風を届けるように作られています。
一方、サーキュレーターは英語で書くと「circulator」。
「circulate」は「循環する」といった意味があり、「circulator」は「循環装置」という意味になります。
そう、サーキュレーターの役割は空気を循環させることなのです。
そのため、多くのサーキュレーターは直進的で力強い風が起こせるように作られています。
部屋の空気を循環させることで室温を均一にすることができるのが大きなポイントです。
ちなみに、電気代はどちらも同じくらい。使い方や状況によって変わりますが、最新機種なら1時間あたり0.5円程度です。
冷たい空気は沈んで下に溜まっていくので、サーキュレーターをまわして部屋の隅々に行き渡らせましょう。
エアコンに背を向けてサーキュレーターを置いて起動する、冷たい風を効果的に循環させられます。
サーキュレーターで風をまわすことで、エアコンのない部屋にも冷気を届けることができます。
また、ロフトなどがある場合は、ひとつはロフトに置いて、天井に向けて熱を逃がし、もうひとつは下に置き、ロフトに向けて冷気を送るという具合に、上にこもりがちな熱気をサーキュレーターの2つ使いで効率的に風をまわしましょう。
暖房と併用
暖かい空気は上に溜まるので、ほおっておくと温風は上に流れていきます。
そうなると足元が冷えたままということになりがちです。
こんな場合は、サーキュレーターを部屋の隅に置き、エアコンに向けて対角線上に風を送ると効果的です。
また、真上に向けて天井に風を送ると、上手く循環できますよ。
ロフトがある場合は冷房と同じく2つ使いで。
ひとつはロフトに置いて下に向けて暖気を送り、下に置く方は真上に向けて風を循環させます。
室内干しも早く乾く
洗濯物に向けて直接風を当てれば、室内干しの時短になります。
梅雨の時期など、なかなか乾かない時のお悩み解決にもなり、生乾きのニオイやカビの発生も抑えられます。
空気の入れ替えに
ベランダや窓に向けてサーキュレーターを置き、部屋の空気を外に出して換気をしましょう。
もし反対側にも窓がある場合は、一緒に開けるとさらに効果的です。
換気をすることで、家を長持ちさせ、家族の健康を守ることに繋がりますよ。
まとめ
これまでサーキュレーターを使ったことがない方も、その便利さを知ったら、もう手放せなくなりますよ。
暮らしのなかでサーキュレーターを上手に活用すると、光熱費の節約や快適な暮らしのために役立ってくれること間違いなしです。
うちでは、カビやぬめりの発生を防止してくれるので毎日、湿気でこもったお風呂場の空気の拡散にも、サーキュレーターが大活躍しています。