飼い主がそう思うように、猫の側も「この人は家族だ」と認める人にだけする行為があります。
今回は、大切な可愛い猫が自分の事をどう認識しているのか、分かりやすく見分ける方法をご紹介します。
1.喉をゴロゴロと鳴らす
2.ふみふみをしてくれる
3.グルーミングをする
4.ご飯やおやつを要求する
5.帰宅時のお出迎え
★ 家族と他の人で異なる猫の行動
★ まとめ
猫は家族だと認める人には、母猫への接し方とよく似た特別な行動をとります。
警戒心を抱くこともなく甘えることができるので、とてもリラックスして見えるでしょう。
具体的にはどのような行動をとるのか、5つの例を挙げてみましょう。
1.喉をゴロゴロと鳴らす
猫が心から信頼している家族には、「ゴロゴロ」と喉を鳴らします。
いつも一緒にいる家族が傍にいることで守られているように感じ、安心できるのです。
とくに、甘えたい気持ちが強い時に体をスリ寄せてきたり、うっとりした表情を見せたりしてくれます。
2.ふみふみをしてくれる
前足を交互に踏む「ふみふみ」の行為は、猫が母猫から授乳しているときを思い出してリラックスをしている時の行動です。
母猫のお腹を連想させるような、柔らかい毛布やクッションなどで「ふみふみ」を行うことが多いのですが、ときには飼い主さんの体の上ですることもあります。
猫にとって母猫的な存在の人の近くでしかすることのない行動です。
3.グルーミングをする
仲の良い猫同士では「アローグルーミング」という、互いの被毛を舐めて毛づくろいする行動が見られます。
猫が家族と思っている人にも対しても同じで、髪の毛や手を舐めて親愛の気持ちをあらわします。
ちなみに、猫同士であっても、強い信頼関係が築かれていなければ「アローグルーミング」を行うことはありません。
4.ご飯やおやつを要求する
猫はご飯やおやつの入った戸棚を開ける音や声掛けなどを繰り返し聞くことで家族の行動を読み取っています。
毎日ご飯やおやつを与えてくれる人は、「自分の身の回りのお世話をしてくれる家族」と認識しています。
いつもの時間にご飯が出てこなければ、鳴いて催促することもあるでしょう。
5.帰宅時のお出迎え
猫は一緒に暮らす家族が帰宅時に玄関先でお出迎えをしてくれます。
いつも周囲にアンテナを張っているため、家族である飼い主さんが帰ってくる音をちゃんと覚えているのです。
玄関を開けると健気な猫の姿を見つけて愛おしく感じますが、実は「情報収集するためのニオイチェック」や「縄張りの印として自分のニオイを付ける」というような、割としっかりした目的もあるようです。
猫が心を開いた家族とは絶対的な信頼関係で成り立っています。
家族以外の他の人にも、とくに嫌いな要素がなければ猫は懐くものですが、いつも一緒にいてお世話をしてくれる人は、母猫のような特別な存在として頼ることが多いでしょう。
家族が近くに居てくれれば、ためらいもなく「無防備なリラックスした姿」も見せることもあります。
まとめ
なかには家族だけにしか見せない甘えん坊な一面を見せることもあるでしょう。
猫にとっても一緒に暮らす家族は特別な存在なので、同じ時間を過ごしている分、家族への信頼度も増しているように感じます。
築き上げた猫との信頼関係を壊さないように適切なコミュニケーションで絆を深めていきたいですね。
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