猫とよい関係を築くには、そろそろ撫でるのをやめてほしい、のサインに気付いてあげることが大切です。
そこで今回は、猫からのサインの見極め方について、ご紹介したいと思います。
猫はなでられている最中、怒って去っていく前に「もうなでなくていいよ」を伝える3つのサインを出しています。
これらのサインを気づかずになで続けると、猫が怒って去ってしまう原因になるのです。
次の3つのサインのうちひとつでも気づいたら、なでるのをストップしましょう。
目を開ける
猫が目を開けるのは、ウットリ状態から抜け出し「もういいかな」と我に返ったサインです。
顔周りをなでていれば気付きやすいサインですので、よく見ておきましょう。
耳を反らす
耳を反らせて裏側を見せるのは、猫がイライラし始めたサイン。「そろそろやめてほしい」という気持ちが高まっている状態です。
しっぽの先を振る
目や耳のサインと同時に、しっぽの先をパタパタ、ブンブンと神経質に振る場合もあります。
このしぐさも、イライラし始めた気持ちの表れです。
猫がお腹を見せるのは、飼い主さんを信頼している気持ちの表れです。
しかし、お腹をなでてほしくて見せているわけではありません。
猫がお腹を見せてきても「なでて」のサインではないので、お腹をなでるのは控えましょう。
お腹は猫の急所ですので、触られて喜ぶ猫は少数派です。
触るなら背中、顔周りなどをなでるようにしましょう。
なでている最中に猫が見せるポジティブなサインもあります。
猫の顔周りをなでたときに、目を閉じる・細める、のどを鳴らす、首を伸ばす、顔を押し付けるしぐさや、腰をなでたときに腰を高く上げる、しっぽを上に伸ばすなどの様子が見られたら、「気持ちいい」「もっとなでて」のサインです。
そのまま優しくなで続けてあげましょう。
まとめ
愛猫の喜びサインをよく観察して、どんな風に感じているのか、気持ちを見極めることが大切です。
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