子どもが、言葉を話し始めたころは「ママ、お茶!」って言ったらニコニコと「お茶って言えたねー!」とよろこんでお茶をいれてくれたし、「パパ、ブロック!」と言ったらすぐにブロックを取ってくれたはずなのに、いつの間にかある日突然通じなくなってしまう。 「ママはお茶じゃありません」「ブロックが何なの? 最後まで言わないとわかんないよ」と言われ出し、どうしたらいいのかわからなくなって、コミュニケーションを図ったり言葉を発したりするのがいやになりかねないのです。 今回は、Twitterフォロワー数52万人著超、YouTubeチャンネル登録者数48万人超のカリスマ保育士てぃ先生著 『子どもが伸びるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育て○×図鑑』 から、親子のコミュニケ―ションの秘訣をご紹介します。



子どもは「単語で通じる状態」を学んでいる

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「ママ、お茶!」「パパ、ブロック!」「先生、おやつ!」

 子どもがこんなふうに言ってくること、よくありますよね。


 こんなときよくある受け答えが、

「ママはお茶じゃありません」
「ブロックが何なの? 最後まで言わないとわかんないよ」

といった答え方。


大人は、「自分で気づいて言い直してほしい」と思って、ある種突き放すような言い方をするんですが、これ、子どもは混乱してしまうんです。


なぜ子どもがひと言で済ませようとするのか、大きく分けると2つ理由があると言われています。


まず1つ目が、大人の言葉の影響です。

たとえば「ハイ起きて」「片づけて」など、無意識にひと言で伝えることってよくありますよね。

2つ目は、大人の察しがよすぎることです。

子どもが大きくなっても、たとえば「えーと」と何かを探していたら「あーこのおもちゃね。はい」と手渡したり、鼻水をたらした子が「ママ」と言ってそばに来たら「はいはい、おはな出てるね」とティッシュでふいたりと、先回りしてやってしまうことがありませんか。

その経験を積み重ねていくと、子どもの中で「あ、最後まで言わなくても伝わるんだ」という意識ができるわけですね。








大人の言葉しだいで変わる

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ではどうすればいいかというと、答えはとっても簡単で、まず1つ目としては大人がひと言でのコミュニケーションを極力避けることです。

たとえば朝起こすときは「朝ごはんだから起きて」、お片づけも「これからお出かけするから、お片づけしてね」と、理由を前に言うことでできます。

そして2つ目の非常に重要なこととしては、大人が察しの悪い人間を演出&演技するのがとても効果的だということです。


「ママ、お茶」「うん、お茶っておいしいよねぇ」
「パパ、ブロック」「うん、パパもブロック好きだな」


といった具合です。


子どもが「あっ、ちゃんと言わなくちゃ、わからないんだな」と自分で気がつくことによって、言葉で伝えようとする姿につながっていくと思います。


わざわざ怖い顔をしながら、「ママはお茶じゃないよ」「最後まで言わないとわかんないよ」といった言い方や注意をしなくても、大人が察しの悪いふりをするほうが何倍も効果的ですので、ぜひやってみてください。




まとめ

子どもにとっては、ちょっと前までは単語で許されていたはずなのに、とか、大人も単語で話しているのに、と思っているかもしれません。
大人が子どもの言葉に対して、あえて何が言いたいのか、察しの悪いふりをして気づかせるのがとても効果的なようです。

『子どもが伸びるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育て○×図鑑』

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

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info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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