そんな毎日を送っているママは「しんどい…」と感じることが多々あると思います。
とあるアンケートによると、約2人に1人のママが「育児ノイローゼに共感できる」と回答しています。
今回は、なぜ子育てがしんどいと感じるかを解明し、ママが少しでも楽しく子どもと向き合えるような解消方法をご紹介します。
「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」という言葉を聞いたことがあると思います。
その言葉どおり、特に0歳~3歳までの子育ては、経験してみると想像を絶する大変さがあるようです。
その原因は、4つの「ない」が原因と考えられます。
1.子どもがなぜぐずっているのか分からない
ママには、子どもがなぜ泣いているのかがよく分からないことがあります。
子どもが泣くのは不快な時ばかりではありません。
お腹がすいた、眠いなどの気持ちを泣くことで表現します。
ママが泣き止むようにとあれこれ試してみても、ぐずり続けられると「こっちが泣きたいよ!」と思ってしまいますよね。
2.子どもがいうことを聞かない
イヤイヤ期に入ったお子さんは、どんどん「自己」が強くなり、何でも自分の思い通りに好き勝手するようになります。
イヤイヤ期は自立への一歩なのだと分かっていても、思わず怒鳴ってしまいたくなることはよくありますよね。
3.夜泣きがひどくて睡眠時間を確保できない
子育て以外にもママは日常のルーチンワークに追われています。
夜、どんなにへとへとになって眠くても、我が子の鳴き声が聞こえると起きざるを得ないので、必然的にまとまった睡眠時間を確保することは難しくなります。
睡眠不足のまま次の日もやることに追われ、どんどん精神的に追い込まれてしまうのです。
4.頼る人がいない
パートナーは仕事へ出かけて日中は家にいない、新しい生活拠点では近所に頼れる人を見つけることも難しい。
そんな状況だと、自分がやるしかない!と思ってしまい、ワンオペで無理を重ねてしまうようです。
コロナ禍で不要不急の外出がしにくくなってからは、余計に他の人に頼りづらくなりました。
一生懸命子育てするママは「しんどいと思ってしまう私は母親失格なのかも」と、ネガティブになってしまいがちです。
子育てがしんどいという感情は子育てと真剣に向き合っているからこそなので、自己嫌悪になる必要などないし、頑張っている自分を褒めてあげていいのです。
それでは、どういった心持ちで子育てに臨めば良いのでしょうか?
1.完璧な子育てを目指さない
子育てに関しての情報もあふれる社会である以上、ちょっとググれば見たくなくてもたくさんの情報が入手できます。
「子育てはこうあるべき」、「母親はこうあるべき」という記事や周囲の声に気を取られ過ぎると、教科書通りにいかないことでイライラしたり、悲しくなったりして、子育てがさらにしんどくなってしまいます。
子どもは100人いれば100通りの子育て方法があるぐらいに思っておきましょう。
ネットの情報に振り回されるのではなく、一番大切なのは目の前にいるわが子に目を向けることです。
仕入れた情報と多少ずれるところがあっても、元気にすくすく育っているのであれば、あまり悩まず、ひとまずそれでよしとしましょう。
2.まずは自分を大事に
炊事、洗濯、掃除、子育て…これらすべて1人でやろうとしていませんか?
ママがひとりで全てをこなそうとすると、心身ともにだんだんしんどくなり、いつか限界がやってきます。
短期間は何とか乗り越えられたとしても、後々睡眠不足などで体調を崩してしまうことにもなりかねません。
決してひとりでやろうとせず、遠慮なく周囲の人に助けてもらいましょう。
電話やLINEで話を聞いてもらうだけでも心が軽くなり、気持ちの負担は何倍も楽になるはずです。
また、コロナ禍も落ち着いてきたので、感染対策をしながら自分の親やパートナーを頼って、積極的に自分を労わる「ご褒美時間」も作っていきたいですね。
お子さんも楽しそうに笑っているママが一番大好きなはずです。
それでもどうしてもストレスが溜まっていくことは避けられません。
そんなときはどうすればいいのでしょうか。
性格や考え方はそれぞれのママで違っていても、共通していえるのは、「しっかり睡眠をとる」ことです。
慢性的な睡眠不足が、ストレスの増幅につながり、イライラやしんどさが膨らんでいきます。
家族、親族、ご近所、行政サービスなど、得られる協力は周囲から積極的に得て、睡眠時間は確保しましょう。
夜泣きや授乳で定期的に起きなければならないのは大変ですが、海外では夜泣きを見守る「Cry it out」(泣かせ尽くし)という方法も提唱されています。
「Cry it out」は日本語では「ネントレ」と呼ばれ、寝かしつけ時に赤ちゃんをひとりにして、泣いてもすぐにあやしたりせず、ほおっておく育児方法です。
日本では、一般的に親と一緒に寝たり、夜泣きをしたら抱っこしてあやすのが当たり前になっています。
ひとりで泣かせっぱなしにしてほおっておくなんて…と、気が咎めるママもおられるでしょうが 、海外では赤ちゃんを泣かせっぱなしにすることによって、自分で眠れるようになるというトレーニングなのです。
具体的には、赤ちゃんがうとうとし始めたらベビーベッドに寝かせ、部屋を暗くして出ます。
もし赤ちゃんが泣いたとしても部屋には入らず、泣き止むのを待ちます。
泣き続けるようだったら2分程そのまま放置します。
2分経ったら部屋に戻り、3分間くらい背中を軽くトントンしたり、静かに声をかけたりして赤ちゃんを安心させてください。
ここで大切なのは、決して抱き上げないこと。
抱き上げると「泣けば抱っこしてくれる」ことを覚えてしまい、より激しく泣くようになります。
翌日は泣いてから5分後に部屋に入り、翌々日は泣いてから10分後、と部屋に入るタイミングを延ばしていきます。
これを数日間繰り返すことで赤ちゃんはひとりで眠る方法を学び、夜に目覚めても自力で再び眠りに戻れるようになるそうです。
うつぶせ寝による窒息などのリスクを避けるため、固めのマットレスに寝かせたり、こまめに状況を確認するためにベビーモニターなど活用するのも有効な手段です。
ママもたまには、好きな服を着て、好きなものを食べ、好きなものを買うといった「ご褒美DAY」を設けるのもいいかもしれません。
子どもが生まれると、どうしても時間もお金も全て「子ども優先」になりますが、自分を後回しにしすぎるのはストレス増加に繋がります。
自分へのご褒美DAYを堪能して、ストレスが軽くなるようにすることも大事です。
まとめ
すべてを1人でやろうとせず、しんどくなってしまったら周囲の人を頼りましょう。
子育てがつらいとき、落ち込んだとき、イライラしたときは、我慢せずにリフレッシュすることです。
ママだって、自由に息抜きできる時間を作っていいのです。
ママ自身がリフレッシュする時間は、可愛いわが子のために、また子育てと向き合うエネルギーを蓄える時間なのだと思ってください。