絵本の読み聞かせは子どもの成長にとって大切と言われていますが、その理由を知っていますか?この記事では、絵本の読み聞かせの効果を5つご紹介します。
★ 読み聞かせがもたらす5つの効果
効果1:子どもの心が安定する
効果2:想像力が育まれる
効果3:言語能力が高まる
効果4:感情が豊かになる
効果5:集中力が上がる
★ 読み聞かせのコツ
★ まとめ
絵本の読み聞かせには、子どもの成長につながる、次のような効果があると言われています。
・子どもの心が安定する
・想像力が育まれる
・言語能力が高まる
・感情が豊かになる
・集中力が上がる
なぜ、絵本の読み聞かせにこのような効果があるのか、また、こうした効果から得られるメリットには何があるのかを詳しく見てみましょう。
効果1:子どもの心が安定する
親御さんが子どもに絵本を読むときの声は、子どもにとってとても良い安心感につながります。
また、読み聞かせの時には、絵本を一緒に見ることになるため、子どもを膝の上に乗せたり、横に寄り添ったりします。
子どもはママ・パパの体温通して愛情を感じながら、リラックスすることができます。
いつも忙しいママ・パパが「今、自分に100%向いてくれる」という感覚を持てることも子どもにとってとても大切です。
こうした親子の時間は、子どもの心が安定して成長するために重要な役割を果たします。
親子の絆が深まり、子どもの自己肯定感が高まり、人生でさまざまなことにチャレンジする土台が作られるでしょう。
さらに、読み聞かせで子どもの心が安定すると、ママ・パパにも良い効果があるということが分かっています。
絵本の読み聞かせを続けることで、子どもの心が安定し、それが行動の落ち着きにつながり、その結果、親の子育てストレスが減ると推測されるのです。
効果2:想像力が育まれる
想像力とは、目に見えないものやこれから起こるだろうことを頭の中に思い描く力のことです。
想像力があると、相手の気持ちや言葉の背景を想像しやすくなり、思いやりを持って人と接することができるようになります。
また、何かを始めるときに、よりよい方法を考え、危険を避けやすくなる、自分の将来について考えられるなど、想像力を育むことは、人生を実り豊かなものにするために大事な能力につながると言えるでしょう。
絵本にはさまざまな世界や物語が描かれており、いろいろな人や考え方に触れることができます。
人間は全く知らないことを想像するのは非常に難しいものです。
絵本の読み聞かせの効果として育まれた想像力は、子どもの世界や視野を広げ、人の気持ちや未来を想像する力を伸ばしてくれるでしょう。
効果3:言語能力が高まる
絵本には、子どもにとって新しい言葉や表現がたくさん出てきます。
1人では読めなくても、絵本の読み聞かせなら、絵を通して楽しみながら覚えることができます。
分からない言葉や表現があっても、ママ・パパに聞けますし、何度も読んでもらううちに自然と身につきます。
また、いろいろな話を聞くことで、文章の意味を少しずつ理解できるようになります。
知っている言葉や表現が増え、文章の意味が分かるようになるということは、言語能力が高まるということです。
言語能力が高いと、人の話を理解しやすくなるとともに、自分の気持ちや考えをきちんと伝える力も身につきます。
親子間や学校でのコミュニケーションがより円滑になることも期待できますし、授業内容や教科書を理解しやすくなり、学業にもよい影響を及ぼします。
効果4:感情が豊かになる
絵本を読むことで、子どもは登場人物に共感し、喜んだり、怒ったり、悲しんだりなどさまざまな感情を疑似体験することができます。
いろいろな感情表現を知ることで、子どもは自分が感じている気持ちがどのようなものかがわかり、感情を理解しやすくなります。
読み聞かせの効果を高めるためには、読むときに感情を込めることです。
感情表現がより豊かになり、人の気持ちへの共感力も高まるでしょう。
自分だけでなく、人の心の動きが感じ取りやすくなるため、友達やクラスメートとの良い関係を築きやすくなりますよ。
効果5:集中力が上がる
子どもは集中できる時間が短く、すぐに気が散ってしまいます。
読み聞かせをはじめたばかりのころは、途中で飽きてしまうこともよくあるでしょう。
そういった場合にはむるに続けるのではなく、いったん中断して、また子どもが興味を持ったときに読み聞かせの続きをしてあげるとよいでしょう。
最初は短い時間しか集中できなくても、続けていけば徐々に集中力が鍛えられ、最後までじっと聞くことができるようになります。
集中力は子どもの成長に重要な学門の習得のために、とても大切な能力です。
学校の授業や習い事、本を読むことなどに集中できると、成果が出やすく、何事にも楽しんで取り組めるようになるでしょう。
実際に読み聞かせをするときには、ただ漠然と読むだけでなく、ところどころのポイントで子どもに「〇〇ちゃんはどう思う?」「次はどうなると思う?」など問いかけてあげるのも大切です。
親子で感想を言い合ったり、次の展開を想像したりすることで、楽しみながら子どもの考える力や話す力を伸ばすことができます。
途中で何か言おうとした子どもを制して読み聞かせを続けることは避けたいことです。
せっかくの楽しい読み聞かせに、子どもが嫌なイメージを持ってしまう恐れがあるからです。
親子でわざわざ時間を割いて行う価値がある、絵本の読み聞かせ。
毎日あわただしい日常ですが、少し時間をやりくりして、ぜひ絵本の読み聞かせを習慣にしてみてくださいね。
>
まとめ
絵本の読み聞かせは子どもの言葉の発達に重要な要素だと思います。
ただ、幼児期は自分が読んでほしい絵本が具体的に示せないので、親が選んだ絵本の中の世界をどれだけ楽しく言葉で表現できるかが大切になります。
幼児期の読み聞かせは本当に大切だと思っていて、子どもは一度本が好きになればそれは一生続く宝物になります。
もしどんな本を選んだらいいのか迷っている親御さんは 絵本ナビ を検索することをおすすめします。
絵本ナビ は、絵本や児童書、絵本キャラクターグッズのご紹介・販売をしている国内最大級の絵本情報サイトで、8,900冊以上が一部ためしよみOK、2,300冊以上が一冊丸ごと全ページためしよみOKととても嬉しいサイトですよ。