「ニャー」と鳴く顔をしているのに声が出ていない、聞こえない、そんな状態のことです。
私も初めて見た時は、声が出なくなったのかしらとちょっと慌ててしまいましたが、この鳴き方には、「サイレントニャー」と言う名前がついているそうです。
どのような時に猫はサイレントニャーで鳴くのでしょうか。
猫の気持ちを調べてみました!
私たちが聞きなれている猫の鳴き声は「ニャー」とか「ミャー」ですね。
怒っている猫は「シャーッ!」と鳴きます。
その他にも、猫は声を出さずに鳴くこともあり、その鳴き方は「サイレントニャー」と呼ばれています。
サイレントニャー?!なんだそれ!と思う方もおられるかと思います。
猫を飼われていない方は、知らない方が多いことでしょう。
猫を飼っていても知らない!聞いたことがない!という方も少なくありません。
サイレントニャーは、猫に甘えられている、信頼されていて好かれているという者だけが味わうことのできる、猫ちゃんからのアプローチ方法だと知れば、ちょっと優越感に浸れるでしょうか。
うちで二匹飼っているオス猫が、よくこのサイレントニャーをやります。
声なき声で「ニャー」の顔をして見つめられると、ほんとに可愛くてたまらなくなります。
サイレントニャーを目の当たりにした人間は、一瞬で猫の奴隷になる!なんて書かれている本がある程なのです。
サイレントニャーとは、声を出さずに猫が鳴くことだとお伝えしましたが、実は人間が捉えられる範囲を超えるほどの高い周波数で鳴いており、人間の耳には聞こえていないだけなのです。
猫からすれば、しっかりと鳴いているのだそう。
ちなみに、このサイレントニャーですが、猫同士なら聞き取る事が出来るようですよ。
私が初めて「ニャー」の顔をしているのに声が聞こえない状況になった時、のどをゴロゴロならしながらニャーのお口で近づいてきてるのに、なぜか声だけが出ていないので「もしかして声が出ない病気になっちゃったのかしら…」と、心配していました。
少し時間が経つと普通に「ニャー」と鳴いていたので、さっきのは何だったのだろう、と不思議な気持ちでいっぱいでした。
きっと私と同じような思いをしたことがある方も、いらっしゃると思います。
実はまさにそれがサイレントニャーだったのです。
猫たちはどんな時にサイレントニャーを使うのでしょうか。
実は猫たちが使うサイレントニャーは、「最大の愛情表現」と言われています。
子猫が母猫や飼い主に甘えるとき、さらにはおねだりをする際にサイレントニャーをする猫もいるのだとか。
このサイレントニャーこそ、人間をメロメロにするための猫様最大の武器で、甘え度は、喉ゴロゴロよりもずっと上、なのです。
人間にはわからない高周波音で鳴いているのですが、元々は子猫が母猫とはぐれた時に母親を呼んだり、最上級に甘えたい時に使うため、猫が信頼している相手にしかしない仕草だと言われています。
まとめ
サイレントニャーに遭遇したことのある愛猫家のみなさまは、最大限に猫ちゃんからも愛されていると言えるでしょう。
そしてまだサイレントニャーに遭遇した事が無いみなさまも、愛情を注いでいればきっと見ることができる日がきます。
これからも猫に信頼してもらい、サイレントニャーで甘えてもらえるように頑張っていきましょう。
ねこほん 猫のほんねがわかる本