例えば、
「納得できません」
「やめてください」
などの言葉で表現している方もいるでしょう。
自分の意思をきっちりと伝えたいためにそういう表現になってしまうのも間違いではありませんが、場合によっては相手から「生意気だ」などと思われることも考えられます。
かと言って、何も言わずに相手の要求をのむのも納得がいきませんよね。
そういう場合は、
「その内容には、承服いたしかねます」
と伝えてみましょう。
強い印象を与えてしまう「納得できません」よりも、「承服いたしかねます」のほうがやわらかくて丁寧な印象になり、相手の神経を逆なですることも避けられます。
「今は受け入れるのが難しい状態です」
強い言葉を避けることで、気まずい空気になることもありません。
あくまでもやわらかい言葉で伝えたい時に使ってみましょう。
「雑に扱われたように感じて、苦しいです」
このように、相手を直接責めるのではなく、理不尽な対応をされて傷ついたという自分の感情を伝えましょう。
責める言葉を並べると、相手は攻撃されたと感じて、ますます否を認めづらくなります。
まとめ
そういう場面で「それはセクハラです! やめてください!」と強く拒否すると、相手との関係性が悪化することにもなりかねません。
相手を非難するのではなく、「あなたにそんなことを言われて、私はとても悲しい気持ちでいます」と、自分の「痛み」を中心に伝えると、相手もハッと気づいて理解してもらいやすくなります。
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