人間の場合は主に「身体」「心理」「行動」の側面に現れると言われています。
今回は、ストレスの原因によって意外なところに現れる反応についてお話したいと思います。
★ 【あなたのストレス反応は何に現れる?チェックリスト】
・身体面のストレス反応
・心理面のストレス反応
・行動面のストレス反応
★ 自分と他人を比べない
★ まとめ
ストレスがかかると、人それぞれに「身体」「心理」「行動」に影響が現れます。
あなたの場合はどこに現れるのか、チェックリストで確認してみてくださいね。
<身体面のストレス反応>
節々が痛む
頭痛がする
肩こりがある
動悸がする
胃が痛い
疲労感がある
下痢や便秘がある
のぼせる
めまいがする
痺れがある
疲労感がある
下痢や便秘がある
のぼせる
めまいがする
眠れない
心理面のストレス反応
イライラする
不安になる
過度の緊張感
罪悪感を持つことが増えた
気分が落ち込む
無関心や活力低下
孤独感や疎外感を覚える
喜怒哀楽が沸かない
行動面のストレス反応
飲酒・喫煙量の増加
ミスの増加
事故に遭う
怒りやすく、攻撃的行動に出る
過激な行動をする
よく泣いてしまう
周囲から孤立する
飲酒・喫煙量の増加
ミスの増加
拒食あるいは過食
赤ちゃん返り
チック、吃音
ストレス場面を避ける
身体面へのストレス反応は、症状が身体のどの部分に出ても不思議ではなく、全身渡って起こるのが特徴です。
日常的に気になっていたけれど、原因が分からなかった症状があるならば、その症状はもしかするとストレス反応に起因するのもしれません。
心理面へのストレス反応が強く出ると、同時に行動面にも強い影響を及ぼし、さまざまな変化が起きてきます。
集中力・思考力の低下、短期記憶の喪失、判断力の低下などは、周囲からは「怠けている」「やる気がない」と捉えられてしまい、ミスが続くと自分を責めてしまいがちですが、実はストレス反応が積み重なって起きているのかもしれません。
もし日常生活の中で、いつもはしないようなミスが明らかに多発していたり、さっきまで覚えていたことが思い出せなかったりということが増えているのであれば、自覚のないままストレスが溜まってきているサインかもしれないので、注意していく必要があます。
そして、忘れてはいけないのが、ストレスへの耐性には個人差があり、ストレス反応として現れる症状も一人ひとり違うということです。
基本的に真面目で頑張り屋な人、物事を深刻に考える人、優しい人ほど『あの人に比べたら、自分はまったく大したことはない』と、他人と自分のストレスを比べて、自分のストレスを軽く見たり、まったく見ないようにします。
そのことがかえってストレス反応を長引かせ、最終的に心身の健康に支障をきたすことへと繋がっていくのです。
ぜひ他人と比べて自分がどうかという物差しで、ストレス状態を測らないようにしてください。
また、普段から自分の心身の状態を観察できるようになることが、ストレスを長期化、悪化させないために大切なことです。
可能であれば、1日の中で自分の心身の声に意識を向けるための時間を確保することができればと良いと思います。
ヨガや瞑想の時間を決めて実行してみる、心身の健康観察日記をつけてみる、ストレッチやマッサージで自分の体に触れる時間を作るなど、自分の生活の中に心身の声に耳を傾けて内省する一コマを取り入れ、ストレスと上手に付き合っていきましょう。
まとめ
それは思いもしなかった意外なところに出てくる場合もあります。
感じ方は人それぞれですし、ストレスの耐性に強い方もいれば弱い方もいます。
他人の状況と比べるのではなく、自分ではなかなか気づきにくいストレスの現れ方を自覚するためにも、毎日の生活の中で何らかの内省する決まったルーティーンを作ることが大切なのだと思います。