飼い猫や野良猫の「しっぽマフラー」という言葉、知ってますか?
見た目は可愛らしく、くるんと身体にしっぽを巻き付けているポーズで、見たことあるある!と思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。
では、どういう時に猫は「しっぽマフラー」をするのか、その理由についてはご存じでしょうか。
今回は、自分の身体にしっぽを巻き付けている時の猫の気持ちや理由を詳しくご紹介したいと思います。





猫の「しっぽマフラー」って何?


◇ ◇ ◇

猫が自分の尻尾をクルリと身体や足元に巻き付けるポーズのことを「しっぽマフラー」と呼びます。

この呼び方は正式なものではなく、人によってはこのポーズのことを「尻尾巻き座り」や「猫巻き座り」などと呼ぶこともあるようです。


とても可愛らしい座り方なので、見ている側としてはほっこりとするポーズですが、猫も同じようにほっこりとした気持ちでこのポーズをとっているのかというと、そうとは限らないようです。


では猫がしっぽマフラーをしている時は、いったいどんな気持ちの時なのでしょうか。


しっぽマフラーをしている飼い猫への対処法についても詳しくご紹介します。


このポーズをとっている時、猫はあまり気持ち良くはないようです。

不快感を感じている可能性があるため、機嫌を損ねないように注意しましょう。







「しっぽマフラー」をしている時の気持ちとは

猫がしっぽマフラーをしている時は、大きく2つの意味があるようです。


ひとつめは寒さを感じている、ふたつめは警戒している時です。

どちらもネガティブな感情なので、猫がしっぽマフラーをしていたらあまりご機嫌はよろしくないと考えた方が良いでしょう。



1.寒い

「マフラー」という名前の通り、このポーズをする時は、猫が身体を温めるためにやっているのではといわれています。
暖かい季節にはしっぽマフラーをしないのに、冬場の寒い時期になるとしっぽマフラーを始める猫もいます。
気温の低い日や、夏場でも室内のクーラーのせいで温度を下げ過ぎた時などに、このようなポーズをとっていたら「寒い」という合図の可能性が高いです。


2.警戒

猫は警戒心の強い動物なので、ちょっとした物音や見知らぬ人などを見ると警戒したポーズをとる猫も少なくありません。
また、以前嫌な思いをした物を見たり、嫌なことをしてきた人や生き物を見つけると警戒心を強めます。

たとえば、ケンカにはなっていないけれど、相手の猫を警戒しているときや、不快感を覚えているときなどです。
逃げるほどではないけれど、身を守るという意味でしっぽをからだに巻き付けて様子を伺っているのです。






飼い猫が「しっぽマフラー」をやっていたら?

飼い猫がしっぽマフラーをしているのを見かけたら、まずは室内の温度が低すぎないかを確認をしましょう。

猫が快適に過ごせる温度は、夏の場合は28度程度、冬の場合は23度程度です。


人間にとって心地よい室温と、猫によって心地よい室温は同じではないため、寒さ対策として毛布やペット用の湯たんぽなどを用意してあげるのも良いでしょう。


また、猫が何かに警戒している場合は、不用意に近づくのはやめて、まずは様子をみましょう。

警戒を抱いている物や相手に対して、慣れていけば警戒を解いてしっぽマフラーをやめる可能性があります。


もしずっと警戒を解かないようであれば、猫にとってストレスとなってしまうため、警戒しているものをできるだけ猫に近づけないようにするのもひとつの対策です。



猫が自分のからだにしっぽを巻く行為に関しては、あまり良い気分でない時に見せることが多いですが、猫が自分の身体にしっぽを巻くのではなく、飼い主に巻き付けてきたときはどうなのでしょうか。

実はこのような行動は、しっぽを巻き付けた相手に対して好意を抱いている可能性が高いのです。


猫は警戒心が強いので、心を開いていない相手に対しては近づいたり、触れようとはしてきません。
つまり猫が自ら寄ってきて飼い主にしっぽを巻き付けるというのは、信頼を得ているといっていいでしょう。

「かまってほしい!」や「遊んでほしい!」といった要望を通すために飼い主に甘えているサインなので、存分に遊んであげてくださいね。



まとめ

猫がしっぽマフラーをしている時は、猫の様子を見ながら快適に過ごせる環境にいるかどうかを確認することが大切です。
まずは防寒対策ができているかを確かめてから、警戒心をむやみに刺激しないように様子を見ていくのか好ましいといえます。
うちの子は月に1度、糖尿病の定期検査のために病院通いをしていますが、キャリーバックを用意していると、遠くからしっぽマフラーのポーズでじーっとその様子を見ています。
「今日は病院に行く日なんだ、嫌だなぁ」と感づいているのでしょうね。

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筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

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info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。
デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。