志の高い優秀な人材であっても、自分が間違った仕事に就いていることに気づくのに数カ月から数年かかる場合もあるそうです。
気づかないまま仕事を漫然と続けるのではなく、時間を節約してストレスを減らすためにも、今の仕事が合っているのかどうかをご紹介する注意すべき11のサインから確認してみてください。
あなたが今ついている仕事を気に入っているかどうかにかかわらず、目覚まし時計のスヌーズを何回も押すような目覚めたくない朝はあるし、仕事中にうんざりして家に帰りたいと思う日もあることでしょう。
しかしそれが毎日のことになっているのであれば、それは間違った仕事に就いていることを示しているかもしれません。
あなたが間違った仕事についているかもしれない11のサインをご紹介していきます。
1. 強みを生かせていない
現在の仕事では、自分の最も重要なスキルや強みを活用できず、キャリアでこれまで培った経験を無駄にしているように感じてしまっている。
2. 不当な低賃金で働かされている
他の同僚や業界の友人から話を聞き、自分が当然得るべき給料を得ていないことは明らかだと思う。
自分の市場価値を明確にするためリサーチしたこともあるが、自分はもっと高い給料を得られると知っているのに、会社は方針を変えてくれない。
3. 退屈している
自分の仕事はやりがいがあるし、仕事を通じて新しいことを学ぶことができるのを気に入っているはずだと思う。
しかし現実は、1時間ごとに時計を確認して5時になるのを待っているか、または、以前はやりがいがあったはずの仕事に慣れてしまい、退屈でルーティン的に感じられるため、何か違うことをしたいと考えてしまう。
4. 仕事を楽しめない
はっきり言えば、今の仕事が気に入らない。
もしも仕事を全て誰かに任せることができたらと考えているとき、その理由が怠け心や忙し過ぎることではなく仕事を楽しめないことなのであれば、それはあなたが正しい仕事に就いていないことを示す明確なサインになる。
5. 何年も昇進していない
間もなく昇進すると打診されているにもかかわらず何年も昇進していないのであれば、すでにあなたにとって小さくなってしまった役割に無理やり合わせようとしている可能性が高いと思われる。
代わりに何か新しいことを始めるべき時期なのかもしれない。
6. 気晴らしに求人掲示板を検索している
求人サイトを趣味というより仕事のように見ている。
他の職場だったらどのような生活になるだろうと夢見ているようであれば、それを確かめるときなのかもしれない。
7. 業務量に圧倒されている
あなたは努力が嫌いなわけではない。
今の地点にキャリアを到達させるために努力したはずなのだ。
しかし今あなたの抱える仕事量が、2人分に分割できるほどだと感じている場合は、こなそうとしている仕事が多過ぎて自分の得意なスキルに焦点を合わせられていない可能性が高いと考えられる。
8. 価値観や関心が会社の理念やサービスと合わない
仕事は楽しいものの、会社の商品やサービス、顧客のことは良く思っておらず、それが仕事への満足度を下げている。
自分はこの仕事を本当に好きなのか疑問に感じることさえあるかもしれないが、それは今している仕事が問題なだけだ。
9. 自己満足の同僚にイライラする
同僚のようになることを最も恐れている場合、間違った仕事に就いていると思われる。
あなたのインスピレーションとなり、力を与えて応援してくれるような気の合う仲間と働ける会社は存在するが、それが今の会社に感じられない場合は、他を検討すべきかもしれない。
10. 息苦しく感じる
あなたには見えるのに、それが上司には見えていない。
あなたはより注目度の高いプロジェクトに取り組む準備ができているのに、上司はそのことを見過ごしている。
すでにあなたは自分のキャリアの目標が今の会社では実現できないことを理解し、息苦しく感じているかもしれない。
11. 自分にはもっとできると感じている
プロジェクトや作業を行うたびに「自分にはこれ以上のことができる」と内心で考えてしまう。
自分に合った仕事に就いていないと直感的に感じているのに、それがそのうち消えるのを待ち、無視しようとしている。
上司に積極的なアプローチを取り、今の仕事のアプローチややり方を改善するアイデアや解決策をいくつか提示してみるとよい。
2人分に割り当てられるほどの業務量に圧倒されて忙殺されている場合は、周囲の人と仕事を分けるか、あなたがあまり楽しめない作業を引き受けられるアシスタントや新たなチームメンバーを組み入れることを提案してみよう。
もうすでに現状を変えるためにできることがまったくない場合や、今の会社があなたにもはや合っていないと感じる場合は、キャリアの主導権を握り、自分の関心や価値観、専門性により沿った新たな仕事探しを始めキャリアチェンジをはかるべきだ。
まとめ
仕事は毎日続くものですが、定期的に会社やプロジェクトにおける今の自分の立ち位置を顧みることも大切な作業ではないでしょうか。
本当に集中して仕事を楽しめているかどうか、流れ作業になっていないかどうか、業務量は適切かどうかをチェックすることで、仕事が客観的に見えてくるはずです。
思い切ったキャリアチェンジに踏み切るかどうかは別として、ご紹介したサインを確認することで内部改革や上司やチームとの関わり方を変えていくきっかけにもなりそうです。