夏に食べたい冷やし麺の中で、私が一番好きなのがお蕎麦。
そのなかでもやはり蕎麦本来の風味をダイレクトに食せるのは「ざる蕎麦」です。
基本的には蕎麦を茹でて、ザルに盛り、めんつゆにつけていただくだけなので、家でも手軽に作れるのがいいですよね。
しかし、せっかく食べるのならより美味しく食べたいということで、今回は乾麺のお蕎麦をお蕎麦屋さんのグレードに引き上げる裏ワザをご紹介します。
そこでうどん・そうめん・中華蕎麦など他の主食の100gあたりのカロリーや糖質量を比較してみました。
100gあたりのカロリーや糖質量を比較すると、蕎麦はうどんやそうめんなどよりもカロリー量や糖質量はわずかに多いものの他の主食に比べるとカロリーや糖質量は少ないという結果になります。
同じ量を食べるなら蕎麦は他の主食に比べると低カロリーといえそうですね。
乾麺蕎麦を美味しく食べる裏ワザ1
1. そばをバットに入れ、麺がかぶるくらいの水を注ぎ、10分間漬けておく。
2. 1.の蕎麦を浸けた水に、さらに水を500ml程度加えて、加熱する。
3. 沸騰したら、1.の蕎麦を入れて3分間茹でる。
4.ゆで上がった蕎麦をザルにあげて、水で表面のぬめりを取る。
乾麺を予め水に浸しておくだけで、スーパーで購入した蕎麦がモチッと美味しくなります。
茹でる前に予め水を吸わせることで、ゆで時間を半分に短縮でき、美味しくより蕎麦の香りを楽しむことができます。
また、蕎麦を浸けた水をそのまま使うことで、蕎麦の風味をアップさせることにもつながります。
乾麺蕎麦を美味しく食べる裏ワザ2
さらに蕎麦を美味しく茹でる裏ワザとして、蕎麦を茹でる時に湯にサラダ油を大さじ1程度加えてみましょう。
サラダ油を加えることで、蕎麦の表面のデンプンと油が結びつき、蕎麦の喉ごしがお蕎麦屋さんなみに良くなります。
市販のめんつゆを美味しくする裏ワザ1
めんつゆをただの水で割っていませんか。
ただの水よりも、緑茶で割ると旨味とコクが格段にアップします。
めんつゆと緑茶。
一見まったく合いそうにない組み合わせですが、実はしっかりとおいしくなる裏付けがあります。
めんつゆに含まれるイノシン酸とお茶に含まれるグルタミン酸が合わさり、旨味成分が相乗効果的なおいしさが生みだし、、味に深みを出すのです。
市販のめんつゆを美味しくする裏ワザ2
めんつゆにだし昆布を一晩漬けておくと風味がぐっと良くなります。
分量はめんつゆ一人分につき、昆布3×6cmくらいを目安にしてください。
もし昆布がなければ、スライスした干し椎茸や鰹節を浸けておくのもおすすめです。
三大うま味成分と言われるのが、昆布の「グルタミン酸」、かつお節の「イノシン酸」そして、干し椎茸の「グアニル酸」です。
これらもうまみ成分の相乗効果を狙ったものです。
トマトには味噌や醤油に共通した旨味成分「グルタミン酸」が含まれています。
ヨーロッパの地中海地方ではトマトから、日本では大豆や昆布からという違いはありますが、共に植物由来の旨味成分で美味しい料理を作ってきたのです。
蕎麦de冷製トマトパスタ風
トマトジュースで簡単に!さっぱりヘルシーな昼食にどうぞ
<材料 (1人前)>
蕎麦1束
海老(お好みで)
かいわれ大根 1/2パック
<かけつゆ>
★トマトジュース 200cc位
★白だし(薄めずに) 適量
★オリーブオイル 小さじ1
★黒こしょう 適量
★塩 少々
<作り方>
1.蕎麦を茹でて、冷水でよく洗い 冷やしてザルに上げておきます。
(是非とも上でご紹介した茹で方で!)
2.海老を茹で、かいわれ大根を切っておく。
3.<かけつゆ>の材料を混ぜ合わせる
4.水気をよく切った蕎麦を盛りつけ、3.で作った トマトスープに入れて混ぜ合わせます。
5.蕎麦とスープをお皿に盛り、海老とかいわれ大根を盛り付けて完成。
※白だしは塩辛いので少しずつ入れてください。
かいわれ大根のほか、水菜やわかめなどもオススメです!
まとめ
夏の暑さに負けないで、簡単に蕎麦をおいしくする裏技をご紹介しました。
めんつゆと緑茶を合わせるなんて、普通に考えたら思いつきもしない取り合わせですが、旨味成分の相乗効果で、おいしさをさらに引き出してくれているのですね。
家でざる蕎麦を食べる際にぜひ試してみてください。
はくばく そば3種食べ比べセット 木曽路御岳そば乾麺