地球温暖化の影響で、最高気温が40度にとどくところも出てきています。
わが家もエアコンをフル活用して、コロナ禍のおうち生活を快適に過ごさせていただいてます。
熱中症予防のためにもエアコンは必須アイテムですが、気になるのは電気代!
今日はエアコンの電気代を少しでも節約するためのコツをお話していこうと思います。
エアコンは、冷房や暖房、除湿など、運転モードによって消費電力が異なります。
そのため同じエアコンをつけていても、季節によって電気代に差が出るのです。
では、どのように電気代が異なるのかを見ていきましょう。
消費電力自体はエアコンの冷房と暖房でさほど変わらなくても、夏と冬では冬の方が電気代は高くなりがちです。
なぜなら夏と冬では、エアコンの温度設定と実際の気温の幅が違うからです。
どの季節でも、エアコンは設定した温度になるまで稼働し続け、その間は消費電力が上がります。
室内の温度とエアコンの設定温度の差が大きければ大きいほど設定温度に達するまで時間がかかり、たくさんの消費電力が必要になるのです。 その結果、電気代も多くかかります。
一般的に夏と冬を比較すると、冬の方がエアコンの設定温度と実際の温度の差が大きくなるため、電気代が高くなる傾向にあります。
この3つをうまく使い分けることで電気代の節約になるのです。
また、除湿には、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があることをご存知ですか?
「弱冷房除湿」は、空気を冷やしながら湿度を下げる機能で、「再熱除湿」は、部屋の温度を下げずに湿度だけを下げる機能です。
湿度を下げるには、一度空気を冷やす必要があるのですが、再熱除湿では冷やした空気を再度温めることで、部屋の温度が下がらないようにしています。 そのため再熱除湿は消費電力が大きくなり、弱冷房除湿よりも電気代がかかるのです。
エアコンを購入の際にはどちらの除湿機能なのかを確認すること、また、今、自分の家のエアコンがどちらの除湿タイプかを知ることも大切です。
送風は部屋の温度を変えることが目的ではなく、扇風機などと同じで風を送るだけの機能なので、消費電力は圧倒的に少なく、エアコンの運転モードの中では1番電気代がかかりません。
冷房や除湿で運転した後、送風に切り替えて空気を循環させると、体感温度を下げることに有効なうえ、エアコン内のカビ防止にもなります。
まとめると、電気代が高い順番は下の通りです。
送風<弱冷房除湿<冷房<再熱除湿
◇1:外気を遮断する
家の壁は厚く、断熱材が入っているため、外気の温度に左右されにくくなっていますが、窓は日光を容易に通してしまいます。
カーテンをあけて日光を室内に入れ込んでいると、室内の温度が上がり、エアコンは室内の温度を下げようとムダに働くことになってしまいます。
エアコンをつけているときは、レースカーテンを閉めるようにしましょう。
カーテンは、光がなるべく入らない遮光タイプがおすすめです。
また、窓の近くにエアコンを設置している場合、エアコンを入れても窓から熱や冷気が逃げてしまい、なかなか設定温度に達しないということが起こります。
これを防ぐためには、断熱シートを窓に貼ってみましょう。
断熱シートを貼るだけで、熱を通しにくくなり、体感温度が変わるはずです。
カーテンやブラインドをしっかり閉めておくとさらに断熱効果が上がります。
◇2.エアコンの設定温度を見直す
エアコンの温度設定は、電気代に大きく左右します。
夏のエアコンの設定温度は、28℃くらいが一番快適で電気代がかかりにくいと言われています。
設定温度を1℃変えるだけで、電気代は10〜13%も変動するのです。
今まで、冷房を25℃設定にしていた家庭が28℃に上げるだけで、30%程度の節電ができるということです。
環境省の提案する「夏の冷房は室温28℃、冬の暖房は室温20℃」は的を得ていると言えます。
数字だけを見ると、夏場は暑く冬場は寒いように思えますが、実際には部屋の温まりすぎや冷えすぎを抑えてくれる温度なのです。
また、これはよく知られていることですが、エアコンはつけたり切ったりする時に電力消費するので、頻繁にON・OFFを繰り返すのはやめましょう。
◇3. 短時間の外出ならつけっぱなしに
上にも書きましたが、エアコンは電源を入れた時に室温を設定温度に近づけようと稼働するので電力の消費が大きくなります。
近くのコンビニに行くときや30分〜1時間くらいの外出であれば、エアコンはつけたままの方が節電に繋がります。
しかし、長時間留守にする場合は、電源の入り切りよりもつけたままの消費電力の方が上回るので、エアコンは切って出かけましょう。
◇4. 扇風機やサーキュレーターを併用する
人は風を感じると体感温度が下がるといわれています。
夏場は冷房とあわせて風を送ると、温度設定が高めでも快適に過ごしやすくなります。
また、温かい空気は上部に、冷たい空気は下部にたまりやすい性質があるため、扇風機やサーキュレーター併用することによって空気を循環させ、部屋の冷却効果が上がります。
短い時間でエアコンの設定温度まで部屋の温度が下がるようになり、節電につながるのです。
◇5.自動運転モードの活用
エアコンで1番電気代がかかるのは、室温が設定温度になるまでの時間です。
自分で風向や風量などを設定すると、室温が設定温度に達しても強風のままだったり、設定温度になるまで時間がかかったりと、結果的に消費電力が多くなる可能性があります。
その点、自動運転モードは最短で設定温度に近づけてくれるので省エネにつながるのです。
家のエアコンに自動運転モードがついている方は、ぜひ活用してください。
◇6. 定期的にフィルターの掃除を
フィルターや室外機にほこりやゴミがたまるとエアコンの効きが悪くなり、無駄な電力を消費します。
エアコンを使うシーズン前に掃除するのではなく、2週間に1度はフィルターのホコリをチェックしましょう。
環境省によると、2週間に1度フィルター掃除を行っていれば、冷房使用時で約4%、暖房使用時は約6%の節電に繋がるという結果が出ています。
フィルターの掃除はなかなか面倒な作業ですが、大きな節電になるので定期的にメンテナンスをしてくださいね。
◇7. 部屋の広さに合うエアコンを選ぶ
実際の部屋の広さより小さいサイズのエアコンを使用していると、設定温度になるまで時間がかかり、消費電力が大きくなります。
エアコンは設置する部屋の広さに合わせたサイズで適切に選ぶようにしたいもの。
エアコンのサイズはカタログなどに「畳数の目安」として記載があるので確認してから購入しましょう。
また、木造住宅と鉄筋住宅では適正サイズが異なります。
鉄筋は密閉性が高いので、鉄筋住宅で9畳用でも木造住宅では6畳用ということがあります。
自宅の造りを確認して、エアコンのサイズを間違えないようにしてください。
◇8. 室外機のケア
室外機は、意外と見落としがちな場所です。
直射日光に当たる場所に室外機があると、電気代が高くなると言われています。
夏はしっかりと日光をさえぎる室外機カバーなどを使用してみましょう。
お手頃価格で購入することができますし、1年で使えなくなるということもないので、ぜひ設置することをおすすめします。
まとめ
夏のエアコンの電気代節約につながるポイントをお話ししました。
今年は特に暑くて、コロナ禍のため外出もままならないので、エアコンの機能で電気代を押さえるだけでなく、いろいろな工夫で電気代を頑張って削減しようと思います。
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