おうちにこもっていてもやりたいことはたくさんありますが、時間はたっぷりあるのだし、と、究極に美味しいナポリタンを作ってみようと思い立ちました!
定番のスパゲティだけに、ナポリタンの作り方や隠し味のレシピはめちゃくちゃたくさんありますが、本当に美味しそうだと思う作り方を色々と全部試し、私好みのいいとこ取りした最高てっぺんナポリタンレシピを完成させました。
麺を一晩寝かせること!がポイントの「究極の絶品ナポリタン」をご紹介します!
茹でたスパゲッティをタマネギ、ピーマン、ハムなどと共にケチャップで炒めた洋食料理で、完全に日本で創作された日本風パスタ料理であり、イタリア料理で類似の名を持つスパゲッティ・アッラ・ナポレターナとは異なるものです。
本場イタリアのスパゲッティとの大きな違いは、何といっても麺とソースです。
第二次世界大戦後に日本の喫茶店や洋食屋で広く提供されるようになったナポリタンは、麺を芯がなくなるまで茹でてサラダ油で和え、冷蔵庫などで茹でた麺を一定時間寝かせておきます。
客の注文が入ってからケチャップ、具とともに再加熱時にフライパンで麺を炒めるのですが、麺を余計に茹でるのも、油で和えるのも、冷蔵保存と再加熱時に水分が飛んで麺が乾燥するのを防ぐためとされています。
日本経済新聞のコラム「食べ物新日本奇行」で編集委員の野瀬泰申氏が、麺を茹で置いて客の注文が入ってから再加熱する調理法が、立ち食いそばと同じであると述べたうえで、同様のパスタの茹で置きがベルギーの街のカフェでも行われている話を紹介し、「冷凍麺がなかった時代に生まれた調理時間の短縮技と思われる」と述べています。
また、作家の浅田次郎氏は著書の『パリ煩い 江戸わずらい』で、「正統のナポリタンは、アルデンテなどであってはならぬ。きのう茹で上げて冷蔵庫に眠っていたような、ブヨブヨのスパゲッティが好もしい」と書いていたように、今でも、喫茶店や洋食屋、はたまたナポリタン専門店も茹で置きのブヨブヨ麺が常識となっています。
スパゲティ(太めのもの) 200グラム
ピーマン 1個
玉ねぎ 4分の1個
ベーコン 2枚
ソーセージ 4本
エリンギ 1本(しめじ、マッシュルームなどでもOK)
バター 20グラム
オリーブオイル 小さじ2
ケチャップ 大さじ6〜8
ウスターソース 大さじ1
タバスコ適量
塩胡椒適量
パルメザンチーズ お好み
【作り方】
スパゲティを規定の分数より1分長く茹でる。
オリーブオイル(分量外)を和えて、冷蔵庫に入れて3時間以上(できれば一晩)寝かせる。(時間外)
※ナポリタンはアルデンテではなく、柔らかい方がほかの具材との食感が合わさって美味しいです。
1.玉ねぎをスライスし、ピーマンとベーコンを細切り、エリンギとウインナーは同じぐらいの大きさになるようにカットする。
※エリンギ以外のきのこでも代用可能ですが、エリンギは食感も香りも良く、ナポリタンとの相性がとても良いです。
2.ナポリタンソースを作る
ケチャップとウスターソース、タバスコを2〜3滴混ぜる。
※タバスコの辛さがケチャップの甘みを引き立たせます。量はお好みで加減して下さい。
3.フライパンにバター半量を火にかけ、溶けたら具材を炒める。
4.寝かせておいたパスタと1.をフライパンで合わせて少しの間炒め、2.を入れて混ぜる。
5.残りのバターをレンジで溶かし、仕上げに4にかける。
6.皿に盛りお好みで粉チーズをかけて、完成。
まとめ
最後に溶かしバターをかけることで全体がふんわりとした良い香りに包まれ、美味しさがグンとアップします。
麺はアルデンテでなく、長めにゆでて寝かせる。
また、具材をタップリ使って、最後まで麺と具を一緒に食べられるナポリタンにするのがポイントです。
エリンギとウインナーはやや大き目にカットすると、それ単品で食べても美味しく、その他の具材は全て麺と絡ませながら食べることで、ナポリタンにありがちな食べてる途中で飽きてきた、を感じることなく頂けます。
平均的な1.8mm程度のスパゲティよりも超極太のスパゲッティがおすすめです。
あくまで私好みがベースになっているので、お好みでバターやタバスコの量を増やしてくださいね。