海藻類は非常に低カロリーで、糖質はゼロ、もしくはほぼゼロに近い数値。
それでいてカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分をしっかり含んでいます。
その海藻が持つ栄養素が体の内側と外側の両方から働きかけ、美しさを引き出すサポートをしてくれます。
今回は日常の食生活にもずくを取り入れることで、具体的にどのような美容効果が期待できるのかをもずくの食べ方とあわせてご紹介します。
もずくには、「フコイダン」などの水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
この水溶性食物繊維は、糖質の吸収をおだやかにして血糖値の急上昇を抑えるため、肥満予防に効果的なのです。
また、もずくには水溶性食物繊維と同時に不溶性食物繊維も含まれているので、お腹の中で膨れて満腹感を与えてくれます。
カロリーも100gあたり6kcalと超ヘルシーで、ダイエットに最適な食材といえます。
2.美肌・エイジングケア効果
もずくに含まれる「フコイダン」は、乾燥肌の予防にも役に立ちます。
フコイダンの成分が肌の粘膜を保護するとともに、保湿力を高めてくれるのです。
老化の原因でもある活性酸素を抑制するため、アンチエイジングの働きもあるといわれています。
みずみずしい肌を保ち続けたい方は、もずくを積極的に食べるようにしましょう。
3.美髪効果
海藻が髪に良いのはよく知られていますが、もずくに含まれる「フコイダン」は発毛促進因子のFGF-7の生成を促すといわれており、脱毛や薄毛の予防に効果的といわれています。
髪の成長に欠かせないミネラルも豊富に含まれているので、ボリュームのある美しい髪を維持することに効果的です。
4.腸内環境を整える
腸内環境が悪化すると、便秘や肌荒れを招きやすくなります。
もずくはそんな腸トラブルの予防にもおすすめです。
もずくに含まれる水溶性食物繊維が腸内の善玉菌の餌になり、腸内環境を無理なく改善してくれます。
食生活にもずくを取り入れる中で、効果が高まる食べ方をご紹介します。
1.食前に食べる
もずくのダイエット効果を最大限に活かしたいなら、食前に食べるのがおすすめ。
もずくを先に食べてることで、その後に食べる糖質の吸収がおだやかになり、肥満の予防につながります。
また、もずく酢で食べることで、酢の効果による血糖値の急上昇の抑制や、代謝を促進作用が得られ、よりダイエットがスムーズに進みやすくなります。
さらにもずくで適度な満腹感を得られるため、自然な食べ過ぎ防止効果も期待できます。
2.味噌汁や納豆に入れて食べる
酸っぱいものや海藻のにおいが苦手な方は、生のもずくを味噌汁や納豆に入れて食べることをお勧めします。
味噌汁や納豆にざく切りにしたもずくを入れ、よく混ぜて食べると磯臭さも気になりません。
味噌汁やナッツ等に入れる場合も、食事の一番最初に食べると効果的です。
3.食べ過ぎ・濃い味付けにはご注意
もずくに含まれるヨウ素は、とりすぎると甲状腺の異常を引き起こす恐れがあります。
毎日もずく酢を食べる場合でも、1日1パック程度にしておくことが適切です。
また、濃い味付けは塩分過剰なるので、できるだけ薄めの味付けを心がけるようにしましょう。
もずくを使った変わり種レシピで、おいしくもずくをとりましょう。
もずく入りジャガイモ餅
【材料】( 2人分)
ジャガイモ(中くらい) 2個
モズク 50g
A
昆布茶(なければ粉末だし) 小さじ1
すり胡麻 小さじ1
粉チーズ 小さじ1
しょうが(みじん切り) 少々
【作り方】
1.ジャガイモは洗って摩りおろしておきます
2.モズクの水気を切って1.のジャガイモに混ぜ、Aの材料を入れて混ぜます
3.熱したフライパンにごま油を入れて、2.を小さめに入れて弱火から中火で両面焼いて完成
もずくの佃煮
【材料】
生モズク 150g
A
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
粉末だしの素 少々 材料を確認する材料
【作り方】
1.生モズクはよく塩を抜いて、水を切り適当な大きさに切ります。
2.小さ目の鍋にAの調味料を入れ、少し煮立ったらモズクを入れます。
3.弱火で煮立てます。焦げないように目を離さないこと。アクが出てくる場合はキレイに取り除きます。
4.20分〜30分煮て水分が少なくなってきたら完成
※味はお好みで調整して下さい