「今日の晩御飯は何にしよう」といったとりとめのないことから、今の仕事をいつまで続けるべきか、といった大きなことまで、様々な悩みを抱えながら毎日を生きています。
今が自分にとって最高で、これ以上のやりがいはない、と信じられる仕事をしている人がどれほど存在するでしょうか。
自分のキャリアについて悩んでいる人は少なくないように思います。
これを読んでいるあなたも含めて仕事をしている多くの人が、「今の仕事が本当に自分がやりたいことなのか? もっとするべきことが他にあるのではないか?」というモヤモヤした気持ちを抱えながら働いているかもしれません。
書いている私自身が、そういった思いを多かれ少なかれずっと抱き留づけててきました。どうせ悩むなら、前向きに悩みたいではありませんか。
ということで今回は、仕事のキャリアについて前向きに悩むためのヒントのようなものを考えてみたいと思います。
仕事ですからその5日も一生懸命になる時間には違いありません。
しかし一週間の5日を仕事にとられてしまうと考えている段階で、すでに「もっと他にすべきことがあるのではないか?」という疑問が心のどこかにあるような気がします。
たとえば仕事以外の時間を何に使っているかを考えていくと、その中にもっと自由に使えたら多くの時間を割くだろう、というものがありませんか。
私の場合は、もっと文章を書くことやサイト制作に時間を使いたいという気持ちがいつもあります。
組織では仕事の対価として給料が支払われますが、自分の好きで書いている文章やホームページには対価はありません。
すなわち毎日仕事をしている一方で「いま会社を辞めてしまったら食べるのに困るのではないか?」という強迫と「もっと自由に文章を書く時間が欲しい」といった葛藤が生まれてきます。
働くことは結構好きだし、たぶんそれなりにうまくやってきたと思うので、今までの仕事は決して向いていない職業だったとは思いません。
このまま会社員として定年まで働くのだろうと考えていました。
ひとつ違っていたのは、人生は自分の予想外の仕掛けをしてくるものだということをわかっていなかったのです。
アマチュアでも好きな事をしていることに変わりはないので書いている時は充実していますから。
ただ最近、死ぬときになって「こうしておけばよかった、ああしておけばよかった」と後悔したくないという思いが増してきているのは事実です。
人生の時間は限られています。
日本人の平均寿命がいくら伸びているからといっても、実際に100歳まで生きることは簡単ではありません。
一方で会社員は基本的に会社の利益を出すために働いていますが、このまま会社員として働き続ける限り、それは会社という他人の人生を生きることになるのではないかと思うのです。
限られた人生の時間ならば、やはり自分がやりたいことのために使いたいと考えてしまうのです。
まだ完全に独立できているわけではありませんし、独立したら会社員の時よりもやるべきことはもっと増えるかもしれません。
それでも自分で考えて自分で実行することで「自分の人生を生きている」という実感を日々感じられるのではないか、と揺れ動いているのです。
他人の目線から、どんなに良い仕事につき、いくら充実しているように見えても、やっている本人が「ありたい自分」なのかどうかはわかりません。
やはり一番大切なのは、自分がどうありたいのかを、しっかりと考えて定義することなのだと思います。
迷うなかで「ところで、本当はどうしたいの?」という問いを自分に対して発しながら、限られた人生の時間を消費していくうえで、本質的に向かうべき方向へ意識を投げ続けることが大切なのだと感じています。
普遍的にどうありたいのかが定まったとき、自分の人生への態度も決まるのでしょう。
もちろん、今の自分が何をやりたいのか、どうありたいのかよく分からないという人もいるかもしれません。
ただやりたいことが分からないという人も、とりあえずやりたくないことははっきりと分かるのではないでしょうか。
そういう人は、とりあえず「やりたくないこと」を避けることから始めてみるのをおすすめします。
「やりたくないことをやらされている」という感覚は、やはり他人の人生を生きていると言い換えることができます。
一度きりの人生の無駄な時間は省きつつ、少しずつ自分がどうありたいのかを考えていくとよいと思います。
現時点から長期的な視点に立って考えたときに「他人の人生を生きることにつながる」と漠然とでも感じるのであれば、それはやらないほうがよいことなのでしょう。
まとめ
今の仕事にモヤモヤしていても、それが意味のないことでは決してありません。
人生の中で感じるもの、体験するものはいつどこで役に立つかわからないからです。
一見意味のない出来事に思えたことが、数年後につながっていることもよくあります。
モヤモヤした気持ちというものは、常に自分が「こうありたい」と思う方向に近づく努力をしつつ、確信を持っていればあまり抱かずにに済むのではないでしょうか。。
自分の人生を生きているかを感じられるかどうか、今の仕事を続けるべきなのかも判断がつくような気がします。
自分の予想外の仕掛けをしてくる人生に対して、いつも前向きに応えられる自分でありたい。
一人でも多くの人が、有意義に人生の時間を使われますように。
スキルのフリマ【ココナラ】無料会員登録はこちら