お七夜では子どもの命名と、家族で祝い膳を囲んでお祝いするならわしがあります。
現代では出産して7日目というと母子がまだ退院したばかりなで、無理に大勢の方を招いてもてなすのは母子の健康上あまり好ましくないと言えます。
日取りも7日目にこだわる必要はなく、落ち着いたころを見計らって夫婦ふたりでお祝いしたりそれぞれの親を招いて内々で祝う程度に行うのが賢明ではないでしょうか。
今回は、親からの初めての贈り物ともいえる子どもの命名について掘り下げようと思います。
それだけに、子どもに対する親の愛情や期待が込められ、親がどんな思いでその名前を選んだのか、そのいわれを子どもに理解してもらえるようなものを考えたいものです。
子どもの名付けは、親や祖父母が考えることが多いようですが、現在でも恩師や尊敬する人に名付け親になってもらうこともあります。
その場合、子どもが生まれてからお願いすると時間もなく慌ただしいので、なるべく出産前にお願いしておくのが賢明です。
命名の方法は、いくつかの候補を挙げてもらってそのなかから親が選ぶ方法や、また、逆に親がいくつかの命名の候補を挙げておいて、名付け親に選んでもらう方法もあります。
どんな方法で命名するにしろ、子どもの親の意向を理解したうえで命名することが、後々に憂いや不満を残さないマナーだと思います。
名付けていただいた方へは、表書きに「命名御礼」と記し、紅白結び切りか蝶結びの水引きを使ってなるべく早い時期にお礼をするのがマナーです。
・縦に置いた奉書紙を、横に二つ折りにします。
・それを縦に三等分にして折り目をつけます。
・三等分にした右側の面に「命名」という文字を縦書きします。
・三等分にした中央の面の右上から縦に小さく父親の名前と続柄を書きます。
・中央の面の真ん中に子どもの名前を縦書きにします。
・中央の面の左側に小さく縦に子どもの生年月日を書きます。
・三等分にした左側の面には、お七夜の日付と両親の名前、名付け親がいるならその方の名前を縦書きにします。
・命名書を三つ折りにしたら、もう一枚の無地の奉書紙で包みます。包み方は左右上下の順に折ります。
・表書きに「命名書」と書き入れれば出来上がりです。
飾り方
完成した正式な命名書は、三方にのせて神棚に飾るのが一般的。
神棚がない場合は床の間に飾ります。
※略式の命名書の書き方と飾り方※
書き方
略式の場合は、市販の命名書や半紙、色紙などを利用します。
書き方は使用する命名紙の種類や地域によって異なることもあるので、ここでは一例を取り上げます。
・命名紙の右から両親の名前と子どもの続柄を書きます。
・中央に大きく「命名」の文字と、子どもの名前を縦に書きます。
・左側に子どもの生年月日を縦に書きます。
飾り方
略式の場合、飾る場所の決まりはありません。
ベビーベッドの近くに飾ったり、額縁などに入れてリビングの目につくところに飾ってもいいでしょう。
命名書は大切な記念の品ですが、核家族が進み、ご両親ともに字が苦手だったり、祖父母は遠方に住んでいることが多い昨今は、お七夜を行わない家庭も増えています。
それでも、赤ちゃんに名前を贈った記念に命名書だけは作りたいと考えているママやパパも少なくないのですが、そんな場合は、命名書の略式のテンプレートをダウンロードしたり、市販の命名書を利用しているようです。
また、手書きの命名書をオーダーできるサービスもあり人気を集めています。
姓名判断の中でも最もポピュラーなのが字画占いで、名前の画数によって運勢を占います。
普段は占いなど信じなくても、あまたある名前の中からたったひとつ選ぶ子どもの名前についての占いは気になる方が多いのではないでしょうか。
ここでは子どもの名前を姓名判断できるおすすめのサイトをまとめてみました。
子どもにの命名だけでなく、改名やペンネームを考えている方にも参考になりますよ。
山本式姓名判断
旧字体による診断をするサイトです。
独自の鑑定体系である「山本式姓名判断」に基づいた鑑定ができる無料姓名判断サイトです。
書籍も多く執筆している鑑定士の山本翁氏が監修しています。
有料ですが子どもの名前の命名をお願いすることも可能です。
→→山本式姓名判断
姓名判断 彩
10万人を越える命名に携わり、対面鑑定は約3年間分は予約が埋まっているという大人気の占星術師・彩聖健人氏による姓名判断サイトです。
→→姓名判断 彩〜無料姓名判断〜
浅野八郎式姓名判断
日本占術協会会長の浅野八郎氏が運営する五格による鑑定を主としたサイトです。
基本的には無料ですが、BIGLOBE 会員は姓名判断の詳細を有料で受けることもできます。
→→浅野八郎式姓名判断
まとめ
名前は親にとって子どもに贈る最初のプレゼントです。
赤ちゃんへの名付けに、姓名判断や字画が気になる人は案外多いといいます。
姓名診断には様々な流派が有り、あまり過剰に固執する必要はありませんが、親心として赤ちゃんの名前を決定するためのひとつの手掛かりにしてみるのもよいのではないでしょうか。
会員登録も、送料も、情報誌も、すべて無料 | ゼクシィBaby