子どもは欲しいけれど、妊娠・出産・育児によって、生活がどんな風に変わってしまうのか経験値がゼロなだけに想像することも簡単ではありません。
先輩ママがどうしているのか調べれば調べるほど、余計に不安が膨らんでしまうという方もいるのではないでしょうか。
今回は、ママになるのが不安なときの解消方法を探っていきたいと思います。
1.出産の痛みに耐えられるか
激しい痛みを伴う陣痛や、赤ちゃんが出てくるときに発生する会陰裂傷の痛みに耐えられるか不安に感じているプレママが多くいるようです。
「バスケットボールを鼻からを出すような痛み」と表現されるように、3キロ前後の赤ちゃんが産道を通って出てくるには、激しい痛みがあります。
特に初産の場合、実際の痛みが想像できず、不安に感じることも多いでしょう。
でも昔の人は「案ずるより産むがやすし」とも言いました。
私も陣痛の痛みが想像できず、とても怖かったです。
しかし実際に陣痛がきてみると、ただ痛いというのではなく赤ちゃんが外に出たい、早くママに会いたい、と一生懸命頑張って産道を出口に向かって進んでくる、ものすごいエネルギーを全身で感じていました。
私の場合4キロ近くにまでおなかで育ってしまったので、さらに出産の痛みは大きかったと思います。
しかし産んだ後ほっとしたのもつかの間、さらに別の激痛が! 痛みの種類は全然違いますが、出産で会陰裂傷した部分を麻酔なしで問答無用で縫合された時はなりふり構わず叫びたくなりました。
2.無事に出産できるか不安的
お腹にいる赤ちゃんの健康状態が不安に感じる人も多いようです。
妊娠高血圧症候群などの病気にかからないか、流産してしまわないかなど、無事に出産できるか心配になることも多いでしょう。
私の場合は、陣痛よりも先に大量破水したため、赤ちゃんがおなかの中で干からびてしまわないかと本気で心配しました。
破水の後一気に陣痛がきて、あっという間に陣痛の周期が短くなり、赤ちゃんが外に出たがっていると実感しました。
産後は差はあるものの誰でもホルモンバランスが不安定になります。
今まで仲良く何の不満もなかった夫に対してもイライラしたり情緒不安定になってしまう「ガルガル期」は、赤ちゃんを守ろうとするために気性が荒くなる産後につきものの症状です。
産まれて数カ月は手探りの子育てということもあり、赤ちゃん第一でありながら家事もこなさなければならず、ちゃんと両立できるか不安という方も多いのではないでしょうか。
確かにおなかにいるときは自分主体で行動していた生活も、出産して身体がふたつに分かれてしまうと赤ちゃん中心の生活に一変します。
1日に何度も授乳をしたり、泣いている赤ちゃんを抱っこであやしたり、夜もおむつ替えや夜泣きの対応に追われたりします。
必然的に寝不足になるので、家事と育児を両立できるのだろうかと不安になるようです。
少し子どもが成長して、仕事を始めるとさらに時間やお金のやりくりが求められます。
子どもを一人前にするためにはお金がかかるので、今の収入でちゃんと生活していけるのか心配という方や負担の少ない週数回のパートでも子供が熱を出すと保育園から電話が来てまともに出勤できないことが多々あるので、生活を続けていけるか不安などなど。
子育てのために仕事を休むことによって収入が減ったり、子ども用品や学費に想像以上にお金がかさんだり経済的な不安に関する声も上がりだします。
子どもの成長に伴って「精神的体力」「身体的体力」に対する不安も肩に重くのしかかってきます。
私も子供が理由もわからずに泣いていると、とりあえず抱きしめながら一緒に泣いたりする事もありました。
出産してから数年は慢性的な寝不足なので、寝られない、休めない、ひとりの時間がとれない、などでストレスはどんどんたまっていき、「精神的体力」「身体的体力」が削られていきます。
他の子どもより言葉を覚えるのが遅いのではないか、落ち着きがない気がする、など気になりだすと悩みはつきません。
では、どうすればよいのか。
この先はママになる不安を解消する方法を3つ紹介します。
1.産後は休養第一!まわりを頼ってしっかり休む
出産直後は母親としての責任感から「赤ちゃんのお世話をしなきゃ」と頑張ってしまいがちですが、最優先すべきなのはしっかり休養をとることです。
実家に帰ることが出来るなら1か月程度は家事はお母様にまかせて、体の回復を第一に考えるようにしましょう。
産後は骨盤が開いて不安定になっており、休まず無理をして動いてしまうと体だけでなく心のバランスも崩れてしまいます。
実家に帰れない方や頼る身内のいない方は家事代行などを前もって探しておいて、産後のサポート体制を決めておくと安心できますね。
2.出産で不安なことは迷わず相談を
出産の痛みがどうしても不安な場合は、和痛分娩や無痛分娩を選択する方法もあります。
産院を決めるときにどういう分娩方法を行っている産院かを調べてみるとよいでしょう。
医師や助産師に相談をすることで、解決する場合もあります。
日に日に大きくなっていくおなかを見るたびに、ママになる実感がわいてくる一方、不安も大きくなっていきます。
不安ばかりになると、どんどんネガティブな思考回路に陥ってしまいます。
そんなときには、赤ちゃんの名前を考えたり、ベビー服を選んだり、おなかの赤ちゃんに絵本を読んであげたり音楽を聴いたりして、楽しくポジティブな思考に変換するようにしすれば不安も薄れていきますよ。
3.焦らずに少しずつママになれば大丈夫!
ママになることは誰でも不安です。
子どもが産まれれば完璧なママになれるわけではありません。
産後の自分自身をいたわり身体を休めながら、少しずつゆっくりママになればよいのです。
心が不安定な時は休んでいいんだよ、というサイン。
「一人で頑張れる人なんていないでしょ」「最初から完璧にできる人なんているのかな」と肩の力をふっと抜いてみてください。
まずは自分自身を大事にすることを忘れないで、助けてもらえる人やモノはどんどん利用しましょう。
まとめ
出産のあとは子育ては常に24時間体制です。
初産ならなおさら初めての事ばかりで心身ともに疲れ果ててしまう方も少なくありません。
イライラして、体調がずっと悪い、何もかも自分でやらないといけない気がする…
そんな時こそ自分に合った解消方法を見つけることが大切。
子どもが寝た後に好きな映画をゆっくり見る、たまには子どもを預けてひとりでボーっと過ごしたり趣味に没頭してみるなど、子育てから離れた時間を作ること。
無限に頑張れる人間はいません。
ありとあらゆる手段で、あなた流の「リフレッシュ時間」を過ごして、がんばれる力を補充しましょう。