世の中にはペットとして飼われているたくさんの種類の動物たちがいます。
しかし飼い主によってはペットをまるで身に着けるアクセサリーのように扱い、飽きたら放棄してまた違うペットを飼えばいい程度にしか考えない人もいます。
本当に動物を愛する人は、ペットがそばにいるだけでポジティブな影響を受け、気持ちが安らぎます。
家族の一員として同じ屋根の下で暮らす覚悟があり分け隔てなく愛情を注ぎます。
うつ病や不安症で精神的に苦しんでいる人たちにとっては、ペットセラピーと呼ばれる癒しの力はとても効果的と言われています。
それは人間同士のコミュニケーションを超えた、動物にしかない方法で私たちに愛情や信頼を与えてくれるからにほかなりません。
私も猫を飼い始めて30年近くになりますが、数えきれないほどの愛情と信頼を受けてきました。
ペットを飼うことは私たちが健康に生きるための助けをしてくれる確信を肌で感じたことをお話したいと思います。



飼い主の問題を感知する能力がある


私がまだ一人暮らしをしていた時、ひどい風邪をひいてしまって何日も寝込むことがありました。
熱にうなされながら横になっていると、普段は特に私など興味がない素振りで部屋の中のお気に入りスペースで眠りこけている先代のトラ猫が、その日はずっと私の隣に横たわり手の甲を舐めて離れようとしなかったのです。
熱に浮かされながらも手の甲を舐め続けてくれる飼い猫の愛情がありがたくてとても安らぎました。
ペットは、ぺット自身が望むとき、問題を持つ飼い主を労り癒そうとする無限の可能性を持っているのではないでしょうか。
動物同士は人間とは異なる言語に頼らないコミュニケーションで愛情表現します。どんな行為であっても、愛や快適さを感じることは間違いないはずです。
私はこのことがあってどんなことがあっても手離さないと再確認したのでした。




化学反応を起こす関係性


私が先代のトラ猫と出会ったのは、一人暮らしの寂しさからペットを飼いたいと思い始めていたころにちょうど見つけた地域情報誌の記事でした。
「子猫あげます」の文字に吸い寄せられた私はすぐに連絡先に電話をかけました。
偶然記事を出した方の家と私の住まいがほんの歩いて数分だったので、途中の公園で待ち合わせして子猫を見せてもらうことになりました。
キャリーバッグの中に数匹の子猫がいましたが、一番最初にキャリーから出てきた子が先代のトラ猫です。
彼は顔を出すや否や「ミィミィ」と言い、ベンチに座っていた私の目をのぞき込むように見つめてきたのです。
他にも数匹子猫がいたのですが、先代以外は1匹も出てきませんでした。
目と目が合った瞬間、私は「探していたのは、この猫なんだ」「私はこの子に見つけてもらったんだ」という気持ちになりました。

アメリカのLive Happyのサイエンス・エディターであるPaula Felpsの研究によると、2015年の調査で、ペットと飼い主の目があった時に感情的なつながりができ、ペットの目を見るだけで、「愛のホルモン」または「抱擁物質」と呼ばれるオキシトシンが放出されるとのこと。
それは、私たちに愛と思いやりを与えてくれて、信頼とリラックス感を助長してくれます。
私たちはペットがいる限り、受ける愛情と仲間づきあいは続くので、一日中気分よく過ごすことができるようになるのです。
私はこの研究結果に大きく頷きました。


ペットを飼うとよりハッピーになる


私たち人間とペットの友情はとてもユニークです。
2011年に「Journal of Personality and Social Psychology」に掲載された一連の実験結果によると、ペットは飼い主に社会的、精神的、肉体的な支援ができると結論づけられました。
さらに他の人々とより強く、より積極的な関係を促してくれる存在であるとのこと。
Allen R. McConnell博士によるPsychology Todayの報告では、私たちの生活の中で、夫婦や親友といった近くて重要な関係には自分自身も含まれます。
つまり、生活の中で重要な人々に関しては、自己概念の中で認識的、あるいは、感情的に自分を映し出し、絡み合っているということです。
健康的な人は、自分の人生の中で近くにいる人と共感して、彼らの視点から自分の感情を本能的に分かちあいます。
ペットも同様の役目を果たしているということなのです。
ペットたちが家族の健康と幸福を促進するために力を発揮する一員となっているのは疑いの余地もありません。


どれほどの愛があっても…

仮に猫の欠点をあげろと言われたら、私はニオイです、と即答することでしょう。
猫は犬と違って体臭がほとんどなく、むしろモフモフのおなかに顔をうずめるとお日さまの匂いがするので大好きなのですが、困ってしまうのは排泄物のニオイです。
身体のくさいニオイを全部出してるのかと思うほど、おしっことうんちの悪臭は不快で我慢できません。
在宅している時は排せつが終わるとすぐ掃除しますが、仕事などで外出している時はそうもいきません。
猫用トイレをうちはリビングに置いているので、時々帰宅してリビングにはいると「んっ?臭うゾ」と気分がものすごく沈みます。
飼い主の自分が感じるのだから、お客様はもっと敏感に感じるだろうと、今までもいろんな手を使って消臭に努めたり芳香剤をセットしたりしてきましたが、やはりなかなか難しい。
アルコール消毒したり、こまめに猫砂の全部替えをしてもやっぱりクサイのは残る。
ペットを飼うものの宿命だから諦めるしかないのかな、と思いつつ家族がくつろぎお客様を迎えるリビングがクサイのはやりきれなかったです。
そんな時に猫友から教えてもらったのが【ノンスペット】 というペット専用の消臭剤。
酸素の力で臭いを消臭・抗菌するので身体にも害がなく安心だし、ペット臭のついたソファーカバーを漬け置きして洗濯すると、洗剤だけで洗っていた時よりニオイがしっかり消えているようです。

付け置きで残った液はトイレ周りの拭き掃除に使ったり、同じアンモニア臭ということで人間のトイレ掃除にも使いますよ。 以前よりは格段に気にならなくなりました。


まとめ

寂しいとき、泣きたいとき、辛いとき、私は間違いなく猫を膝にのせて抱きしめ、背中をなでながら時間を過ごしました。 その行為によって私の心が癒されたことは間違いありません。
ほほを伝う私の涙をじっと見ながら「どうして泣いているの?」と問いかけるようにすり寄って涙を舐めて慰めようとしてくれた仕草は今でも忘れられません。
ペットセラピーをいう言葉がなかった時代からペットたちはずっと変わらず飼い主の心のケアに尽くしてくれていたことを思うと家族の一員として最後まで一緒に暮らすことがせめてもの恩返しなのかもしれないですね。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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